たっくんのボードゲーム日記

No.244
ドミニオン拡張 収穫祭
Dominion Cornucopia

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 できれば日本語版が望ましいが、外国語版でも対照表などがあれば遊べる






ドミニオンシリーズ・・第何弾だっけ?ww

もういい加減どこまで続くのか分からないのだが、この収穫祭は
ちょっとひとひねりありそうなので紹介してみようかと思う。


今までのドミニオンの戦略というと、ある程度カードの種類を絞って
購入してデッキを構築するというのがまず基本であったのだが

この収穫祭では、こんな感じのカードが入っている



幅広くたくさんの種類のカードを持っていることが
アドバンテージとなるような効果を持つカードがいくつか存在しているのである。


この「豊穣の角笛」なんかもそんな感じのカード



そのターンで使用したカードの種類数分の財宝が得られる。



こちらの「移動動物園」は、手札に重複したカードがなければ有利に働く。



要するに、やっぱりたくさんの種類のカードを持っていると効果的。


それ以外の目新しいところだと、この「褒賞」というカード



他のカードと違って、褒賞カードは5枚しかなく
しかもその5枚の内容が全て違う。


内容もなかなかにユニークなのだが、獲得方法もちょっと他とは違っていて


この「馬上槍試合」のアクションでのみゲットすることができる。




呪いを押し付けられる魔女娘



なんか毎回、魔女っぽいのがいますよね。

その他のカードも、なかなかユニークな効果を持つものが多い印象。





Vaccarino, Donald
プレイ記



相棒と対戦

ルールブックに載っていた下記のカードセットを使ってみることに

賞金稼ぎ
収穫、豊穣の角笛、狩猟団、移動動物園、馬上槍試合
地下貯蔵庫、祝祭、民兵、金貸し、鍛冶屋
今回の拡張の目玉っぽいものが網羅されている感じだったので。 すごろくやさんから販売されている、ドミニオン・ステージを使用してみました。 カード立ては、チケライアジアに入っていたものを使用 場(カード市場)は、こんな感じだ。ふーむ。 初手、使えるお金は3。何を買うか・・ とりあえず、地下貯蔵庫 民兵、と購入してみる ゲーム中はただの不要な勝利点カードをガンガン入れ替えることのできる地下貯蔵庫と 民兵は、攻撃用というよりは、お金+2に注目して購入。 その後、さっそくその民兵が手札に入ってきた 俺「じゃ、民兵。カード3枚にして」 相棒「ぶーーー」 なんか、ぶーぶー言ってるけど、まあほっておいて とりあえず、このターンで使えるお金は4になった 金貸しを1枚購入することにする。 銅貨を1枚廃棄する(手札の循環から完全に外す)ことで3金を得られるカードだ コイツを有効活用して、銀貨を飛ばして一気に金貨ゲットを考えていた。 しかも、効率の悪い銅貨を抜いていくことでデッキを圧縮していくこともできる。 まあ、とりあえず民兵(笑 相棒「えーー・・」 ぶーたれる相棒の図ww 地下貯蔵庫が来た。当然、勝利点カードを捨てる。 アクション行使権も維持できるので非常に使い勝手がいい 連続アクションで鍛冶屋を使って、さらに3枚引く よっしゃあ、6金揃ったぞ! もちろん金貨ゲットですよ。 さんざん民兵でいじめた仕返しと言わんばかりに、相棒も民兵を使ってきた しかし、手札3枚になっても銅貨(1金)を金貸しで廃棄すれば このターンも5金が使える この辺で、新カード「狩猟団」を買ってみる 1アクションを維持しつつ、デッキからカードをめくりまくれるカードなので 循環が良くなるかなと思って取ってみた。 地下貯蔵庫と鍛冶屋コンボで、ついにそろった資金8 もちろん勝利点6を購入。 勝利点6をゲットできたので、すかさず「馬上槍試合」を購入 勝利点6と一緒にプレイできれば、「褒賞」という美味しいカードがゲットできる しかしまあ、どちらもまだデッキの中に1枚ずつなので、なかなか揃うことはなく とりあえず、またしても新カードの「移動動物園」をゲットしてみることにする +1アクションと、プレイしたとき手札に同じカードが無ければ +カード3枚という内容だ。 相棒の民兵による嫌がらせに耐えつつ よし来た、移動動物園! カードかぶり無しだから+3枚カード これ、かなり強力だな。もうちょっと早めに買っておけば良かったかな。 あまり、使いどころがイメージできなかったので ここまで1枚も買っていなかった「収穫」 手札をバラエティ豊かにすることが、今回のテーマであるので とりあえず買ってみる。 デッキから4枚めくって、カードの種類数分のお金が得られるのだが ことここに至って、あまりこの効果は有効ではなかったかも。 デッキの枚数が増えてきたので、地下貯蔵庫は買い足しておく(コイツ重要ww) それにしても馬上槍試合と勝利点6が揃わないな。。 数巡後、、ついに来た! やっと「褒賞」を取れる。どれにしようかな・・ これにしてみよう、プレイするだけで「屋敷(勝利点1)」をゲットしつつ 相手には「呪い(勝利点-1)」を押し付けられるw しかも民兵の効果(相手の手札を3枚にさせる)という、嫌がらせの極みみたいなカード(笑 俺「ハイ、呪い持ってってーw」 相棒「いや~~」 もうこうなると、一方的な展開に 圧勝でした。

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、基本はもちろんドミニオンなので一定以上の面白さはあるんだけど。

ちょっとオリジナリティ的に弱いかな。
目新しい面白さに欠けるというか。

少なくとも海辺のときほどのインパクトは無かった。

あまり使われないカードが日の目を見るように、というような意図が
見え隠れするんだけど、やっぱりそういうのって、システムが前面に立って
後押しするようなもんでもないと思う。

一見なんの役にも立たないように見えるカードに、新しい使い道というか
発見をするのは、プレイヤー自身なのではないかと思う。

そして、そういうところにこそドミニオンの面白さってあるんじゃないかなと。

ゲームやシステムが提供するものはあくまで基本的に「シンプルな素材」だけでいい。

それをどう生かすかは、プレイヤー次第。

本当の面白さって、そういうもののような気がする。

少なくともドミニオンの場合は、ねぇ。。

そういう意味では、デザイナーが想像もしなかったような戦略が
ボロボロ出てくるような方が望ましいというか、面白いと思う。

色んなカードをバランス良く取るという「戦略」を、デザイナーがあらかじめ
用意してしまったというのは、ちょっとうまくなかったんじゃないかなと。

まあ、でも面白くなくは無い。けど、基本セットをやりこんだプレイヤーに
アピールできるもの、と考えると、うーん、ちょっとパンチが足りないかなぁ。

2011/11/30


JohnnyBet



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