たっくんのボードゲーム日記

No.341
指輪物語 二つの塔カードゲーム
Der Herr der Ringe die Zwei Turme das Kartenspiel

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


旅の仲間たち(黄色いコマ)は色々な場所を旅しながら、ゴール(ミナス・ティリス)を目指します。



3回移動すると、最初の決算場所に着きます。


得点チップは、プレイ人数-1個ずつ置いておきます。

5人プレイなら、写真のように4個ずつ置きます。


コマが決算場所に着いたら、後述の方法で順位を決めて
順位の高い順に、より高いポイントの得点チップを獲得できます。



順位の決め方は・・

決算が発生する場所のカードにはマークが描かれています。


マークの数は基本的に2つ(1個または3個の場所も1箇所ずつある)

マークは全部で4種類あります。
そして、プレイヤーが手札として持つカードにも同じマークが描かれています。 白いカード(ガンダルフ)はワイルドカードで、どのマークとしても使えるのだが・・ カードは4色(青、赤、黄、グレー)と、ワイルドカードの白があって 4(マークの数)× 4(色の数)=16種類 + ワイルドカードという構成になってます。 コマが決算の場所に来たら スタートプレイヤーから順に、任意の枚数のカードを場に公開します。 で、決算カードに描かれているマークのカードを最も多く出しているプレイヤーが その決算場所で1位になり、最も高い得点チップを獲得します。 上記の写真のように公開していたとすると 例えば最終決算(ミナス・ティリス)で、有効なマークはこの3つ この3つのマークを持つカードは12枚(この場合全部) 他のプレイヤーと枚数が同じ場合は 先に出したプレイヤー(よりスタートプレイヤーに近い順番)に優先権があります。 ただし、公開の仕方にいくつか制限があって 同じ色のカードを出す場合はマークも同じでなければならない。 同じ色の違うマークのカードを出したい場合は、それまでに出していたその色のカードを全て捨てなければなりません。 そして、ワイルドカード(白)は、各色ごとに最初の1枚としてしか使えない。 決算で得点チップを受け取ったら、もらった点数に関わらず 各色1枚ずつ、公開しているカードを捨てなければならない。 ただし、その決算で順位決めに関わらなかったマークのカードについては対象外。 そして、その結果白のワイルドカードだけになってしまった場合は ワイルドカードも捨て札にする必要があります。 残った公開カードは、次回以降の決算時にも使用できます。 コマが1つマスを進むたびに、全プレイヤー1回ずつ手番を行います。 そして、決算の場所に着いたら決算。 この場合だと、2回ずつ手番を行ったら決算ラウンドに入ります。 手札は最初6枚ずつからスタートします 手番では、場かまたは山札からカードを1枚取ることができます。 このとき、手札から要らないと思ったカードを捨てると、追加でもう1枚引くことができる。 捨てたカードは捨て札ではなく、新しい場札として公開されます。 山札から場へのカード補充は一切行われません。 コマがミナスティリスに着いたら最終決算。 得点チップの合計がもっとも多いプレイヤーの勝ち。
Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

んーー、とりあえずテーマとシステムはまったく関係ないなこれ(笑
カードのイラストに指輪物語を採用しました程度。

でもゲームとしては、かなり良く出来てるというか完成度高い。
緻密なリソースマネジメントって感じ。

非常に地味な印象で、何1つとして派手な要素とか盛り上がり要素みたいなものは無いんだけど
渋くて若干ビターな大人向けの面白さみたいな魅力がある。

2位以下でもポイントがもらえるので、落差の大きい得点ラウンドを狙って押さえていくのが
勝利に直結すると思うのだが、だからといって他のポイントも完全に捨ててしまうのも痛いし
当然、他のプレイヤーも同じことを考えている。

カードの出し方の制限なんかは
実にくにちーらしいジレンマの演出の仕方だと思う。

面白いんだけど、個人的にはちょっと胃にもたれる重さかなぁ。
もう少しくらい爽快感的な要素が欲しいと思った。

それともう少しテーマ性とのマッチングというか
スッと自然に指輪物語の世界に溶け込んでいけるような何かがあったらいいな。

2013/01/26


JohnnyBet



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