たっくんのボードゲーム日記

No.464
海底探検
Deep sea Adventure

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約40

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要


潜水艦から伸びるタイルの一本道



これらのタイルの裏には数字が書いてあって、これが勝利点。


潜水艦から遠いところに配置されているタイルほど高得点です。


三角形 - 四角形 - 五角形 - 六角形となっていてだんだん色も濃くなってます。

六角形のタイルは最低でも12点あります

潜水艦には酸素の残量を示すチャートが書かれていて、これは全員で共有します。


酸素が無くなったらラウンド終了で、その前にできるだけたくさんのお宝タイルを持って潜水艦まで無事帰還しなければなりません。

コマはサイコロ2つ振って進めますが、各サイコロは1〜3までの目しかありません。



手番が来たら、上記のサイコロ2つ振って出た目の数だけ自分のコマを進めます。



止まったところのタイルを取るかどうか選択できます。



取ることにした場合は、丸いブランクタイルを代わりに置きます。



獲得したタイルは自分の前に置いておきますが、潜水艦に戻るまで中身を見ることはできません。



自分の番が来たときに、持っているお宝タイルの枚数分、酸素の残量が減ります。


つまり、たくさんのお宝を持っているプレイヤーが複数人居たりするとあっという間に酸素が減っていきます。

酸素が無くなったらラウンド終了で、その時点で潜水艦に戻れなかったプレイヤーの前に置かれているお宝タイルは没収。

さらに、コマを進めることのできるマス数も減ります。


これも枚数と同じだけ差し引かなければならず、出目の合計が6でもお宝タイルを3枚持っていれば
6ー3=3マスしか進めません。

つまりお宝タイルを6枚持っていると、もはや一歩も動けないことになります。

潜水艦に戻る場合は、サイコロを振る前にそのことを宣言してコマの向きを反転させます。


コマの向きを変えるのは、ラウンド中1回だけしかできません。

で、お宝を取り過ぎたなと思ったときにブランクタイルの上で止まることができたら



手持ちのお宝タイルを1枚、ブランクタイルと交換することができます。


※ブランクタイルは、場のストックに戻します。


潜水艦に持って帰ることが出来たタイルは確定となり、次のラウンド以降で失うことはもうありません。


3ラウンドでお宝タイルの合計が最も多いプレイヤーの勝ち





プレイ記


4人プレイ


okiさんフォルテさんイズナさんたっくん









みんな三角のタイルなど眼中になく、深いところを目指して突き進む。


タイルが取られないので酸素が全く減らず、なんか淡々と楽勝ムードで潜っていく。


あ、1枚取られたけど


減る酸素も1 まだまだ全然いけるでしょーー














しかし、キケンの兆しをいち早く察したのはokiさん



俺も戻る












しかも抱えたお宝がかなりの足かせとなり、思うように戻れない。



1巡前にはまだ大丈夫そうにも思えた酸素


もう無理っぽい空気が流れる

1ラウンド目、結局生還できたのはokiさんのみ


「これ、酸素減り始めたらあっという間ですね・・」


第2ラウンド







酸素がちょっとでも減り始めたら、警戒しとかないと


タイルが取られ始めると、1巡する間にめっちゃ減る。

ここは2枚が限界だな。



今回最初に引き返し始めたのはフォルテさん






俺も引き返す



三角タイル1枚くらい取れるかな?







行く人来る人・・


進むことを選択したら、なんかデカい目がでてしまうイズナさんw





今回は無事生還!






okiさんも生還 酸素は残りわずか


イズナさんの生還は絶望的かー・・




きわどいところでフォルテさんも生還



お宝の中身を確認、10点か



3ラウンド目、深いところが近い!










今回もイズナさんは深いところまで行ってるなー







しかし、酸素が危険な雰囲気になり



全員生還できそう



でもね


イズナさん「俺、何しにあんなところまで潜ったんだ?」

「良いんじゃないですか?海底を探検してきたんですよw」








評価・・・

※評価の基準についてはこちら

なんか独特の緊張感がありますね、酸素ボンベ全員で共有とか設定がシュールで面白いw
タイルが取られないうちは全然酸素減らないのに、ちょっとでも取られ出すとあっという間に減っていく
そういう状況の劇的な変化が刺激的というか。

ドイツでリメイクが作られるとしたら、たぶん未開の地への探検で、酸素は食料とかに置き換わるようななんとなく気がする。
もちろんどっちがいいとかではなくて、単純に日本人らしい発想のテーマな気がしただけで。

普通のサイコロ1つというのじゃなくて、1〜3の目の特殊ダイスを2つというのも良いですね。
確率的に3や4あたりが出やすくなってバラツキが小さくなるので、サイコロ運による有利不利というのが緩和出来てて良いと思う。

ワルモノ2とかもこうすれば良かったんじゃないかと思った。


ただ、戻るか進むかはインカの黄金みたいに一斉オープンでも面白いのかも。
それで、戻る人数、進む人数に応じて進めるマス数が決まるとか、あるいはあらかじめ移動するマス数を宣言した上でそういう感じにしてみるとか。
そういうのは検討された上で今の形に纏まったのかもだけど。

タイルを取るかどうかとかもそうなんだけど、もうちょい「読み」の要素が欲しいかな。。。


あと、タイルの点数配分がちょっと整然と並び過ぎなように思ったんだけどどうなんだろ?
タイルの点数を伏せてておかなくても良いような気もするし。

とはいえ、酸素が共有されているというアレは良く機能しててアイデアとしての面白さというだけでなく
実際にプレイしたときの楽しさにきちんとつながっていると思う。

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良く出来てると思うし遊んでみても楽しいゲームなのは間違い無いと思うんだけど、なにか物足りない感じがするのも確か。
それがなんなのかハッキリ分からなくてモヤモヤしてる、っていうのが今のところの正直な感想なんだけど。。



2015/03/21


JohnnyBet



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