たっくんのボードゲーム日記

No.282
カジノパイレーツ
Casino Pirate

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




7割以上、「ブラックジャック」とほとんど同じカードゲームです。




使うカードは、こんな感じ。





もちろん数字が書いてあります。






ただし、ブラックジャックでは「21」を目指しますが
この作品では「7.5」が最強の手役となる。

ちょっとマークが小さいのだが、上下に★が描かれたカードが0.5




なのでこんな風に揃えば、ブラックジャック!となる



この石のカードの数字はゼロ。


何の意味があるカードなのだろうかと思ってしまうのだが。。

ちゃんと意味があります。


■ゲームの流れ

まずディーラーが1枚ずつ伏せて配ります。。

カードが配られたら、そのカードを見て1~2枚の財宝をベット(掛け金)します。
※正式なルールではベットは2枚までですが
 大人同士で遊ぶ場合は上限無しにした方が良いようです。

ブラックジャックと同じく、1人ずつ追加のカードをもらうかどうかを決めるのだが


追加のカードを引くことにした場合、そのカードを
オープンでもらうか、伏せてもらうかを決めることができる

オープンでもらう場合は、通常のブラックジャックと同じ。
伏せてもらうことにした場合は、代わりに今手元に伏せてあるカードをオープンにします。


もちろんバースト(8以上)になってしまったら負けで掛け金をディーラーに没収されてしまうのだが


実際にはバーストしていても、バーストしていることが明らかでなければ続行できる

子が全員、追加カードをパスするか前述のバーストになったら
ディーラーも1枚ずつカードをオープンにしながら引いていきます。

で、任意のタイミングで任意の子を1人指定して勝負することができる。


ディーラーが勝てば、その子の掛け金を獲得できる
子が勝った場合は、掛け金を倍返ししてもらえる。(7.5で勝った場合は3倍返し)

数字が同じ場合はディーラーの勝ち。



しかしディーラーがバーストしてしまった場合は、まだ勝負をしていない子は
全員無条件で勝ちになる。子が実はバーストだったとしても。


こんなところかな。






評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ちょっとやっただけだけど、なかなか面白いかもと思った。

基本的にはブラックジャックなんだけど、いろいろ面白い改良が加えられてる。

やっぱり一番の違いは、追加で引くカードをオープンでもらうか
伏せてもらうか選べるという点。

これがディーラーとの心理戦の幅を広げていると思う。

たとえば、手札が6、0(石)の2枚でで伏せてあるカードが石だった場合
通常のブラックジャックのルールならここから追加カードを引くというのは
けっこうリスキーな選択肢になる。

しかしカードを伏せてもらうことにすれば、たとえば4を引いてしまったとしても
オープンのカードは6と0。バーストしていないことを装うことで、勝ち目が出てくる。

※通常同じ条件ならディーラーの勝ちなのだが、両方バーストだった場合のことは
 ルールブックに明記されていません。
 しかしオープンカードだけでバーストが明らかな場合意外は、勝てる可能性がある方が
 理に適っていると考えられます。


あと、7.5を作るためには絶対に★(0.5)のカードが必要であるという点。
このことをちょっと考えると、例えばオープンカードの合計が5の場合は
絶対に7.5ということは無い。

それなら、ディーラーは7を作れればその子に対しては絶対に勝てることになる。

伏せカードと0.5のカードの存在が、ブラフと読みにちょっとした深みをだしていて面白い。

コンポーネントも良く出来てるし、なかなか良く出来てると思う。


2012/04/26


JohnnyBet



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