No.310
カール大帝
Carolus Magnus
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 基本的にはそんなに複雑ではないんだけど、意外と細かいルールがあって分かりづらい部分があるかも
日本語化 不要
色々な形のタイルです。これを「領土」と呼びます。 領土は全部で15個。こんな感じで円形に並べます。 お城コマ。1人1色を選んで10個ずつ持ちます。 ゲームの目的は、10個の自分のお城を領土に建設すること。 最初に10個建てたプレイヤーがゲームに勝利します。 お城を建てるには2つの条件があります 1つは、お城を建てようとしている領土にカール大帝コマがあること もう1つは、この大量のキューブなのだが。。 とりあえず、テーブルの真ん中にドサッと置きます。 ゲームが進行すると、このキューブは領土に置かれていきます そして、プレイヤーは1人1枚ずつ、こういう小ボードを持ちます この小ボードの右側にも、さっきのキューブを並べていきます。 そして、全プレイヤーの中で最も多くのキューブを並べたら その色の「貴族コマ」をボードに置きます。 これで、その色を「支配」したことになります。 ※同数のキューブを持っている場合は、それまで貴族コマを持っていたプレイヤーが そのまま貴族コマを持ちます で、「支配」している色のキューブが、その領土に置かれている全キューブの過半数であること。 これが、お城を建てる条件の2つめ。 つまりこの場合、支配した赤のキューブは領土に置かれている全キューブ(4つ)のうち 3つを占めているので、過半数を支配したことになる。 ※正確には過半数ではなくて、「多数」なのだが2人プレイでは過半数(相手より多く支配している)という理解でまず問題ないと思います。 カール大帝と過半数支配、この2つを満たしたとき領土に1つ お城を建てられる(※1つの領土にお城は1つだけ) さて、では最初から順に。。 まず、各色3個ずつキューブを取って 各領土に1つずつ、適当に置きます。 カール大帝も適当な領土に置く 次に1人ずつ、カラーダイスを振ってキューブを7個ずつ持ちます。 ※王冠の目は好きなキューブを取れる 3つのダイスを2回、最後の1回はダイス1つだけ振ります とりあえず、これでセットアップ完了。 各プレイヤーは1~5までの数字が書かれた丸チップを1セットずつ持ちます スタートプレイヤーから順に1枚ずつ表向けて出していくのだが たとえば、2を出したとする 他のプレイヤーも同様に出すのだが それまでに出された数字と同じチップは出せない このチップの数字には2つの意味があり 1.手番順の決定 2.カール大帝を移動させることのできるタイル数(※後述) まず、出した数字の小さい順に次のアクションを実行するのと 同時に、次のラウンドでチップを出す順番もこれで決定する。 さて、そのアクションというのは 手元の7個のキューブの中から3つを選んで取ります で、これらのキューブを以下の2つに自由に振り分けます。 ①任意の領土へ配置 ②自分のボードの横に並べる そして、カール大帝を時計回りに移動させます このとき移動させられる最大タイル数が、最初に出したチップの数字になる つまり、2のチップを出していれば2マスまで移動させることができる。 ただし最低1タイルは移動させなければならない。 移動先で過半数のキューブを支配していれば お城を建てられる 最後に、カラーダイスを3つ振って出た目の色のキューブを手元に補充して手番終了 まとめると ・前ラウンドで出したチップの数字の小さい順に、チップを表向けて出す ・出したチップの数字の小さい順にアクションを行う ・カラーダイスを3つ振って手元のキューブを7個に戻す これの繰り返しで、誰かが10個お城を建てたら終了。 そのプレイヤーの勝ち。 次のラウンドは残ったチップの中から選びます 5つ全部出したら、5つ全部再び手元に戻します。 ※最後に残したチップが既に場に出ている数字と同じ場合は 先にチップを出した方が小さい数字であるとします ■支配の交代 現在、黒のプレイヤーがこんな感じでお城を建てていたとする。 青キューブ2つで支配していたとする なので青キューブを3個以上並べれば 支配権を奪うことができて カール大帝をその領土に移動させることができれば 相手のお城は手元に戻させて、代わりに自分のお城を建てられる。 このとき、カール大帝が居る領土のお城も1つにつき戦力1として数えます。 つまり先の例で言うと 青キューブは白プレイヤーが支配しているので戦力3 それに対して防御側の黒プレイヤーは支配しているキューブは無いものの、お城が1つあるので戦力1となる。 ※戦力が同数の場合は防御側の勝ち ■領土のエリア化 隣接する領土2つにお城を建てると くっつけることができる こうすることで、戦力となるキューブは合算になるので より強固な帝国にすることができる。 しかし、もし支配権を奪われて乗っ取られた場合 複数のお城をいっぺんに失ってしまうリスクも持ち合わせている。 こうして、どんどんくっついていってエリアが3個以下になったときもゲーム終了します。 この場合は、もっとも多くの城を建てているプレイヤーの勝ち。
Colovini, Leo |
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プレイ記
いつも通り、相棒と対戦 最初は様子見で、真ん中の3を出してみる 俺「最初は、領土よりも自分のストックの方にキューブ置いた方が得策らしいよ」 相棒「(ルール聞いて)そうだと思ったよ」 というわけで領土には目もくれず、自分のストックにガツガツ置く 赤とピンクの支配権を獲得 で、城を建てる そんな感じで序盤は建てられるところに交互に城を建てていく 領土をくっつけられるケースもあるのだが 俺「うーん、やめとく」 だいぶ有利な状況になってまいりましたw 5つの支配権のうち、4つ獲得 カール大帝ももうそろそろ3周目で、大体どの領土も城で埋まってきた 相棒「じゃ、これで赤と青の支配権もらうよ~」 俺「うーむ・・」 相棒「で、ここくっつける」 ふと、カール大帝の進路の様子を確認してみる。 やばいな、青の支配権は奪われてるので このままでは簡単に乗っ取られてしまう。 危ないところは、さっさと通り越しつつ、領土をくっつけてなんとか防衛 そして、今度は攻撃に転じる。 相棒から領土を奪って さらにくっつける。 緑とピンクの支配権があるので、ここは安泰かな 狙いをつけたのは、このエリア。赤の支配権を奪って 俺「あ、同点か。1個足りん・・」 相棒「そうそう、そこまでは計算してたよ」 その後、俺が持ってるチップは3と4。相棒は2と3。 そして、緑の支配権は今のところ俺が持っているのだが キューブの数では同点。しかも相棒は緑キューブを1個持ってる。 俺「・・詰み?」 相棒「うん、詰んでるね」 相棒「たっくんが、どっちのチップ出しても私が先手番だから」 俺「だよな、、緑の支配権奪われてジ・エンドか」 右下のところで、逆転できてれば勝ちだったんだけどなー。 相棒「一応最後までやろうよ」 俺「じゃあ、チップ3」 相棒「じゃ私は2で、これで10個全部建てて勝ち!」 プレイ時間:約60分
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
非公開情報が全く無いゲームなので、思考の密度が高くて限りなくアブストラクトな感じなのは プレイ前に想像していた通りだった。 プレイ記では、けっこうサラっと書いてしまったのだけれど実際はかなり色々考えてます。 ゆえにちょっとお互い長考気味。ま、当たり前だけどね。 ただ、やってみて思ったのは意外とダイス運の影響が強いこと。 絶対あの色のキューブが欲しい、と思ってもダイス運が悪いとそれで完全に目算が狂ってしまう。 そのへんが若干ちぐはぐな感じだったのと、あとこれセットアップである程度 領土に最初からお城とか、ストックにキューブとか置いた状態から始まってもいいかも。 序盤はセットアップの続きみたいな感じで、冗長な時間に感じたので。 けど、これはもっと有効な戦略があることに気付いてないだけという可能性もありそうだけど。 それと一見シンプルに見えるけれど、けっこう手番順とか同点だった場合の処理とか 細かいルールもそれなりにあって、とっつきは良くない印象。 でも領土をくっつけて1つのエリアにするとか、その場合キューブは合算になるなど 非常に面白い要素もたくさんあって、ジレンマも盛りだくさん。 それだけゲームとしての深みは十分持ち合わせてるんだと思う。 とても魅力的な部分と、非常に微妙な部分と両方あるような感じで そのへんがシステムとしてのアンバランスさというか、、表現がちょっと難しいんだけど^^; 光るものを持っている作品であることは間違いないと思う。 こういうのが大好きという人は確実に居そう。 個人的にも割とこういうのは好きな部類に入るんだけど、ちょっとビミョーな部分が ビミョー過ぎて、もうちょっとなんとかならないかな?と 評価を付けづらい作品だなー。。一応Bにしとく。JohnnyBet ツイート