たっくんのボードゲーム日記

No.85
チーズのお城
Burg Appenzell

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




4匹のネズミを使ってチーズを集めるゲームです。



これが集めるチーズタイル、どれも美味しそう・・・



最初に4種類集めた人の勝ち。


ゲーム全景、チーズを集める舞台はお城です。



ネズミは、それぞれお城の4隅にある塔からスタートします。


チーズの集め方は、こんな風に同じチーズ2つの上に自分のネズミを
移動させるとそのチーズがもらえる。



ところが穴が開いているマスもあり、ネズミが下に落とされてしまうこともある。



しかし、わざわざ穴の開いているマスに移動しようとするプレイヤーは
いるはずが無いわけで、、それじゃどういう仕掛けでネズミが落とされてしまうのかというと、、
お城の上蓋を開けるとこんな風になっている。



こんな風に、お城の床タイルには
①何も描いて無いタイル
②チーズの絵が描いてあるタイル
③穴の開いているタイル

この3種類があって、手番ではこの床タイルを横から押し込むことができる。
※写真で赤く囲った部分から床タイルを押し込むことができる。

そうするとチーズや穴の位置が変わって、ネズミが落とされてしまうことがある

というわけだ。


このゲームはアクションポイント制で、1手番4ポイントとなっている。

1ポイントで出来ることは
1.4隅の塔に自分のネズミを乗せる(空いていれば)
2.お城の屋根を開ける

ネズミが居ないところは屋根が置いてあって、床が見えなくなっている。
任意の屋根を開けるのに1ポイント消費する。





当然、床が見えているところでないとネズミは移動できないので
基本的に屋根を開ける⇒ネズミを移動させるということになる(これで2ポイント)。

手番が終わったら、ネズミが居ない場所は再び屋根を乗せる。
つまり、どこにどのチーズがあったか、穴はどこだったか覚えておく必要がある。。

3.ネズミを1マス移動させる
4.前述の、お城の床タイルを横から押し込む(1手番に1回だけ)
 これで自分のネズミの下に目的のチーズを移動させたり、他のプレイヤーのネズミを
 穴に落としてしまったりすることができる。





Weber, Bernhard
Schliemann, Jens-Peter
プレイ記



フォルテさん、たっくん(小)、メゾフォルテさんと4人プレイ



俺のネズミは。


とりあえず、手近なところに2つあったこのゴルゴンゾーラチーズをゲット。



チーズ好きなんだけど、これけっこう強烈な味なんだよな。。青かびチーズ。


右奥の方にいっぱいチーズがあるなぁ、、行きたいんだけど遠い。。




右奥の塔が空いたところを狙って一気にネズミを2匹投入。




チーズゲット!、この手番で一気に2つ獲得に成功。あと1種類だ。。




と思ったら、1手早くフォルテさんが4種類ゲットして勝利。
うーん悔しい^^;



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ネズミはかわいいし、チーズも美味しそうで雰囲気は抜群だ。
あと、タイルを押し込んでずらすというギミックが良くできている。
そういうもろもろの点で、コンポーネントは◎

プレイ感は、かなり軽い。個人的にはちょっと軽すぎかな。
ネズミが居ないところは屋根を置かれてしまうので
かなり記憶力が必要かなと思ってたのだが、実際はあまり必要ない。
テキトーな記憶で十分。さすがにすぐ忘れちゃうようだと困るけど^^;

なんだけど、、ゲームの内容に目を向けるとちょっと奥が浅すぎるかなぁ。
面白味のポイントとしては、チーズを獲った、他人のネズミを落とした
といったところと、先ほどのテキトーな記憶力を楽しむといったところなのだが
うーむ・・・と言ったところ。どれもちょっと中途半端な印象だ。

記憶力ゲームと位置づけるなら、もうちょっとシビアなものである必要があるし
4匹のネズミの位置取りに重きを置くなら、もうちょっと別のルールを考える必要があると思う。

子供向けのゲームとして見れば、そこそこ簡単で気軽に楽しめるし
なによりギミックが良くできている。その点は高く評価したいのだが、、

いかんせん、プレイ感が軽すぎて標準的なプレイ時間であるにも関わらず
中だるみみたいなものを感じてしまった。

手軽なファミリーゲームとしては良く出来ていると思うのだが
やっぱり個人的には、もう少しシビアな要素が欲しい。

仕掛けを含めたコンポーネントは良く出来てるだけに惜しい。。


JohnnyBet



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