たっくんのボードゲーム日記

No.584
愚かな牛
Blöde Kuh

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシの4種類のカードです。



よくシャッフルして9枚ずつ手札として持ちます。



手番が来たらカードを出して、誰かの手札が無くなったら1ラウンド終了です。


出したカードによって次の効果があります。

ヒツジ:特に効果無し
ブタ:左隣のプレイヤーは、山札か捨て札(その時プレイされたブタカードは除く)の一番上のカードを取って手札に加える。
ウマ:全員手札から1枚選んで、伏せて左隣のプレイヤーに渡す。(出したプレイヤーの手札が無くなった場合は行わない)
ウシ:山札から1枚引いて手札に加える。


ラウンド終了時、手札の枚数が一番多いプレイヤーはマイナス4点のカードを受け取ります。
2番目に多いプレイヤーはマイナス2点です。


一番多いプレイヤーが複数の場合は、それらのプレイヤー全員マイナス2点です。
※この時は2番目に多いプレイヤーはマイナス点を受け取りません。


カードを出す時、基本は1枚ですが、同じカードなら2枚出すこともできます。
2枚出した時は前述の特殊効果は全部無効で、後述の別の効果が発動します。



場には、手札と同じく、ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシのカードがオープンにして並べられています。


※手札と違って数字(マイナス点)が書かれています。

ブタ2枚出したなら、ブタのカードを取ります。



で、このマイナス点カードは左隣のプレイヤーに渡します。


ラウンド終了時に、このカードを持っているとマイナス点になってしまうので

同じようにブタ2枚出すと



さらに左隣のプレイヤーに押し付けることができます。



で、1周回って自分のところに舞い戻ってきたり・・


※2枚出したプレイヤーが、マイナスカードを持っているプレイヤーとは違う場合もマイナスカードが時計回りに移動します。


他の動物も、同じように2枚出せばマイナス点カードの押し付け合いが始まります。


動物によってマイナス点が違いますが。。

マイナス点カードは、こんな感じの内訳になってます。
黒丸の数は、使用するラウンドを表します。(1ラウンド目なら、黒丸1個のカード)


ということで、使用するマイナス動物カードはヒツジ、ブタ、ウマ、ウシ、それぞれにつき1枚ずつだけです。
※ラウンドごとに使わなかったマイナスカードは箱に戻します。

手番でやれることまとめ

1. カードを1枚出して、カードごとの効果に従う
2. 同じカードを2枚出して、マイナスカードを押し付ける
3. 手番パスする(パスしたら、山札か捨て札の一番上から1枚引く)


3ラウンドの合計マイナス点が一番少ないプレイヤーの勝ち。





Florian Racky
プレイ記

4人プレイ


んー、どうするかな

とりあえず、ウマ出して



3枚あるウシを1枚処分しとくか。


ウシは1枚で出すと、山から1枚引くことになって最後の1枚になった時アガれないし。

代わりにブタが回ってきた。



ウマのマイナスカードが右隣のフォルテさんのところにある。



が、まずは自分とこにあるウシを左隣のタケイさんに押し付けるw



ウマも回ってきたら即、横流しする準備は整ってる。



おっとブタが回り始めた。



こんな感じだったのが



あっという間に回ってきた



ウマも来たけど、とりあえずブタを処分。



タケイさん残り1枚、でもこの状態じゃアガれない・・・



これで



あがり



2回戦目はあまり写真撮ってなかったので割愛



3回戦目、マイナスが大きいのでみんな積極的に押し付け合う展開



ウマが押し付けられてきた



当然速攻押し付け返す



ブタも要らんーー


しかし


押し付ける前にフォルテさんがアガって残ってしまった・・




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

面白い!良くできてますね。

手札はたった4種類のカード9枚だけなのに、結構悩ましい。
単純に手札を減らせば良いというわけでもなく、手札0にできたとしても手元にマイナスカードが一杯あったらアガるにアガれない。
なので大きなマイナスカードは、できればみんなの手札枚数が少なくなり始めたタイミングで押し付けたい。
でも、自分のところにマイナスカードが溜まってしまうのもそれはそれでリスクが高い。

左隣のプレイヤーがアガりそうなら、ブタカードで1枚引かせるのも有効。
左隣以外のプレイヤーをアガらせたくない場合は、ウマを出して、ウシカードをそのプレイヤーに回してもらうのを期待してみるのも良いかも。

あとは、自分のところに回ってきそうなマイナスカードに対応した手札を準備(パスして1枚引く)しておくとか。
ただし、誰かがアガったとき手札が多いとそれはそれでマイナス点を喰らってしまう。

そのあたりの判断が悩ましくも面白い。非常に良いジレンマが効いてる。

その一方で、マイナス点カードの押し付け合いは見た目に分かりやすく、盛り上がり易い部分がある。

ある程度の戦略性がありながら、ひたすら静かに進行する緻密なゲームというだけではなく、みんなで楽しくワイワイできるのが良いかな。

なんとなく、ペッパーインフェルノ の間にあるような感じのゲーム。
マイナスカードを押し付けのは、ペッパー っぽいけど、あれよりも分かりやすい分 インフェルノ に似てるような気もする。
インフェルノ ほど一撃のマイナスが強烈というわけではないので、マイルドな雰囲気だけど笑いが出やすいゲーム性というのはある程度共通するところがあると思う。

おそらくプレイ人数は多いほうが良さそう。
とりあえず4人プレイなら十分面白いと思う。
※未プレイだけど3人はイマイチなんじゃないかという気がする。

改善できそうなところとしては、1枚で出した時の効果をアイコンとかで描いてあると良いかな。
すぐ慣れるんだけど、こういうみんなで気軽に盛り上がれる感じのゲームは特に分かりやすくなるよう工夫があると嬉しい。

他にあまり目立つ欠点は見当たらず、良いゲームだと思う。

2019/07/05






JohnnyBet



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