たっくんのボードゲーム日記

No.254
ビッグファイブ
Big Five

プレイ人数:1 - 4
プレイ時間:約10

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




クゥワークルほとんどそのままのカードゲームです


1つの動物につき5色あります




動物も5種類





これらのカードを使って、まあクゥワークルのように
同じ動物もしくは同じ背景色のカードでグループを作って並べていくのだが



クゥワークルと違うのは

・得点をつけない
 カードは1枚を場にオープンにして残りは配り切って各自の山札を作ります
 最初に山札と手札を使いきったプレイヤーの勝ち

・手札は5枚

・各列で、4枚目のカードを置いた場合は1枚
 5枚目のカードを置いた場合は2枚、手札もしくは山札からカードを捨てることができる
 ※4枚目と5枚目を同時にプレイした場合は3枚捨てることができます

たとえば、先の例で紫のゴリラを置いたとすると
これはこの列で5枚目なので、自分の山から2枚捨てることができる



そして、もう1つクゥワークルと違うのは
・その手番でプレイしたカードだけで新しいグループを作るのはNG
 新しいグループには、必ず場に出ているカード1枚以上が含まれていなければならない




でもクゥワークルを知らなくても簡単!





Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

もうどこからどう見ても、クゥワークルをぱくったとしか思えない^^;
クニツィアが作ったクゥワークルということで、"くにーくる"とか言われてるみたいだけど。

でもね

ベースはクゥワークルで間違いないと思うんだけど、そこかしこで改良が加えられてて
それが実にいい感じ。

まず最も優れていると思われるのが、得点計算が不要という点。
クゥワークルは、大箱のゲームのくせに得点ボードなどが付属せず
プレイアビリティが良くない部分があった。

各自、自分のデッキのカードを最初に使い切った人が勝利というのは
面倒な得点計算やコンポーネントを省く素晴らしいアイデアだと思う。

カードを場にいっぱい並べることになるので、カードが小さめのサイズで作られているのも
地味に良く考えられてて好感度が高い。

爽快感もあるし、なかなかいいんじゃない?これ。

ちょっとだけ惜しいのは、その手番で置いたカードに隣接する場所にはカードを
置けないというルールがあるため、ちょっと長考したりすると
その手番で置いたカードかどうか分からなくなりやすそうな点。

チップか何かを5枚、別で用意して(手札の枚数が5枚なので)カードを置いたら
チップをその上に載せるようにしてはどうだろうか?

手番が終わったらチップを取り除いて、次の手番の人へ。

ちょっとこれは、クゥワークルの評価変更しなきゃかな。
やっぱこのくらいの思考性なら、このくらいのプレイ感じゃないとバランスが悪い気がする。

■追記

ルール間違ってたみたい、1回の手番では"複数のグループ"に対してカードは置けないらしい。
だから、今置いたカードがどれだか分かりにくい云々というのは杞憂だったみたい。
そのへんもクゥワークルと同じなんだな、違うのはボーナスが捨て札にできるという点だけか。


2012/01/16


JohnnyBet



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