たっくんのボードゲーム日記

No.179
バルーンカップ
Ballon Cup

プレイ人数:2
プレイ時間:約40

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




2種類の絵のタイルが4枚。山岳と平地を表しています。



ちなみにリバーシブルになっていて、山岳の裏は平地になっている。


このタイルの上に、タイルに書かれた数字と同じ数のキューブを置きます。



置かれるキューブは袋からランダムに引く。

このキューブを獲得していくのだが、一定数ゲットすると
トロフィーカードがもらえる。



例えば、緑のトロフィーなら緑のキューブを5つ集めるともらえる。

ゲームの目的はトロフィーカードを3枚ゲットすること。
3枚集めたら勝ち。


さて、キューブの集め方であるが。。



気球カードというのをタイルの前に置く。

気球カードには数字が書いてあって、これが高度を表している。

山岳では相手より高く、平地では相手より低く飛ぶことでキューブをゲットできる。


気球カードは相手側に置くことも可能で、平地なら相手を高く飛ばしてしまえばいい。




タイルの前にキューブと同じ数、同じ色の気球カードが
それぞれの側に置かれたらカードの数字を、それぞれ合計してキューブをゲットする。



前述したように、平地なら合計が少ない方、山岳なら合計が大きい方が
タイルに置かれたすべてのキューブをもらえる。


たとえば、1のタイルならキューブは1つなので1枚ずつ気球カードが
置かれたらゲットできる。



この例だと、キューブは黄色なので黄色の気球カードが1枚ずつ置かれたら
この場合、山岳なので数字の大きい方がゲットできる。
※1対8で手前のプレイヤーの勝ち


キューブの獲得が終わったらタイルをひっくり返して
袋から新しくキューブを引いて置きます。



カードは捨て札にします。



この場合は、タイルは2なのでキューブ2つ。



黄色と青なので、気球カードも黄色と青を1枚ずつ置きます。

んで、平地なので数字の合計が小さい方の勝ちになる。

手前のプレイヤーが1+5=6
奥のプレイヤーが13+7=20

なので手前のプレイヤーがキューブを2つとももらえる。

大体こんなところ。





Glenn, Stephen
プレイ記



COQさんと対戦




俺の配牌。手札は8枚です。



緑のキューブが出てないのに、緑の気球カードが多いのは辛いなぁ・・


などと考えている、あまり良く分かっていない俺に対してCOQさんは鬼の一手をプレイする。



COQさん「まぁまぁ、ここは低く飛んでおきましょう(笑」

俺「・・・」


4のタイルでゲットを狙って高く飛ぶのだが、ここもすかさず妨害が入る。



COQさん「まぁまぁ、あせらずにあせらずにww」

俺「・・・・・・・・・・・」



なにが辛いって、場に出ているキューブに緑なんて1個もないのに




手札は緑だらけなこと(泣



しかも赤とか黄色も中途半端な数字ばかりで使いにくいったらありゃしない。


COQさん、難なくキューブゲット。



あ、ようやく緑キューブが1個出てきた。


しかし、そこはそこ。吹き荒れる妨害の嵐。




COQさんの獲得キューブ



もう負け戦なんじゃないの??


しかし俺もやられてばかりではない。

4のタイルは山岳で、現在のところ俺が30でCOQさんが26

黄色の3以下、来い!


キタァ!!



俺「これは俺がゲットですー」

ようやくマトモな勝負になってきた・・か?


出せるカードが無い、、ときはカードをオープンにして4枚カードを山から交換する。




出せない。3連続でなにもできない手番が続く。




黄色のキューブあと1個ゲットでトロフィーが取れる。



ここはなんとしても取っておきたい。


なんとか取った。



COQさん「あ、そうすると黄色のキューブ3個で青と交換できるので」

COQさん「青のトロフィーゲットで私の勝ちです」

げ。。。

※トロフィーが取られたあとは、その色のキューブ3個で好きな色のキューブと交換できる


完敗



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

負けたから言うわけではないけれど、かなり運ゲーだと思う。
でも運ゲーの割には面白い。

なんでだろうな、まだ良く分かってない気がするけれど
直接攻撃ができるからのような気がする。

でも単に直接相手を叩けるから面白いというわけではない。
直接攻撃というのは非常に強力なプレイであるので
いろいろな制約をつけないとゲームバランスを崩して
ダメゲーになってしまう危険性も持っている。

その点、このゲームは直接攻撃ができる代わりに運が強いので
そのへんでバランスが取れているような気がする。

ストレートに干渉できる部分と、どうにも出来ない
両極端なものの合わせ技でプラマイ0になっている感じ。

テーマとしても面白いし、山岳と平地が交互に現れるというのも
強すぎるカードの引き運を緩和することに一役買っていると思う。

ただ、バランスという意味で気になるのは5~8あたりの
中途半端な数字の気球カードの使い道。
これらのカードは自分の側にも相手側にも基本的に置きづらく
ただのジャマカードという印象がある。
まぁ、これらのカードがあることで1や13などの強力なカードの
存在が引き立つのだとは思うが、そのへんはもうちょっとバランスを
考えてジレンマを演出して欲しかった気はする。

ちょっと他にはない不思議な感じのゲーム。
絶版であるのがちょっと残念に思う。


JohnnyBet



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