たっくんのボードゲーム日記

No.63
アラカルト 新版
A la carte

プレイ人数:3 - 4
プレイ時間:約40

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要だが、料理タイルの料理名は日本語化したほうがベター。
ただしプレイには支障ない。






料理をするおままごと?ゲームです。
各料理には難易度が設定されていて、難しい料理をたくさん完成させた人の勝ちです。





料理を完成させるためには、次の2つが必要となる。

1.調味料を必要な量だけ入れる
2.ガスレンジを適切な火加減に調節する
  ※中にはまったく加熱しない冷たい料理もある


逆に言うと、調味料を入れすぎたり、加熱しすぎて焦がしてしまうと料理は失敗してしまう。
加熱レベルは0~7まで。


これが料理タイル、完成させたら裏返して料理の絵が描いてある面を上にします。





料理タイルには、レシピが書かれていて




上段:料理名
中段:必要な調味料とその数、勝利点(コックさんの帽子の中の数字)
下段:適正な加熱レベルと、焦げてしまう加熱レベル

となっている。

これが4種類の調味料。白いのが混じっているのは塩(このゲームでは、ただのお邪魔モノ)




さて加熱レベルだが、これはサイコロで決めるのだが普通のサイコロとちょっと違っている。

まず、1~3の目はそれぞれ数字の分だけ加熱レベルを上げる。 1-3の目は1から3まで上げる加熱レベルを選べる。 1の周りにクルッとしてる目は、全員が加熱レベルを1上げる。 カップから湯気が出てる目はコーヒーカップをトレイから取れる(後述) ★ゲームの流れ★ 手番では3アクション行うことができます。 そのアクションとは? 1.サイコロを振って加熱レベルを上げる 2.調味料を加える この2つのうちから合計3回行います。 調味料を加えるときはビンをさかさまにするだけ ※ビンを振ってはいけない ※ビンの底をたたいてはいけない ※たとえ何もでてこなくても1アクション消費する ただしビンをさかさまにする前なら、あらかじめ振っておくのはOK ★コーヒーブレイク★ 手元にコーヒーカップがある場合は、手番中に1回だけ コーヒーブレイクをすることができる。(アクションは消費しない) 使ったコーヒーカップはトレイの下段に置く(捨てる) 他のプレイヤーとガス台ごとフライパンを交換したり 他のプレイヤーのフライパンに勝手に適当な調味料を入れてみたり 加熱レベルを調節したりできる。 ★クレープ★ 料理の中にはクレープという特殊な料理がある。 調味料は一切必要なく、完成させるには フライパンをあおって料理タイルを落とさずに裏返す (料理の絵の面を上にする)ことができたら成功!
1回の手番で2回トライできる。 得点も高いのでここぞというときには狙っていきたいところ。 ★ゲームの終了★ フライパンに料理タイルを置けなくなるか だれかが料理を5つ完成させたら、ゲーム終了。 もっとも得点の多い人の勝ちになります。 失敗した料理は、ゴミ箱行き・・・
Schmiel, Karl-Heinz

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これはねー、、楽しかったから一応B付けるけど、かなり一発ネタゲーだな。
相当にパーティ色が強い。
思考性はほとんどなく、ビンを逆さにして調味料の出方で一喜一憂したり
みんなで笑ったりして楽しむゲームと言えるんじゃないかと。
新版の目玉と言えるクレープもいいアクセントになっている感じ。
練習ではうまくいったんだけど、本番のプレッシャーに弱かったなー(笑

2010年の大賞予想で、これを本命視してたんだけど
やっぱこれが大賞ってのは無いわ、ノミネート止まりで納得。

それにしても料理のデザインがなんかグロテスクじゃないか?これ。
あまり食欲をそそらないぞ^^;
ただ、コンポーネントの質そのものは非常に優秀。
ただし、ガス台の組み立てで火力のダイヤルをとめるプラスチックのピン!
なんでこんなに、はめ辛いんだ??大の大人の男(たっくん)が全身全霊を込めて押した末
やっとはまった。ふつーの女性には、これ組み立てるのムリじゃないかなぁ。
うまくはまったあとも、けっこうダイヤル回すのに力が要るし・・

コーヒーブレイクと火力を上げるサイコロは、ちょっと脇役的な存在。
やっぱり調味料のビンをさかさにしたときの、微妙な緊張感と
結果(多く出過ぎた、全く出なかった、塩が入ったなど)に対する盛りあがりがメインかな。
あと、火力が上がり過ぎて焦がして失敗、というパターンは1度も見られなかった。
偶然だろーか。。

競争性というか競技性は限りなくゼロに近い。
ゲームのシステム的にカラミもほとんど無いけど
他人がやってるのを見てるのも面白いのであまり気にならない。

なんつーか、漫才とかコントを見てる気分に似てた。
あーーってなったり、笑ったりして、あー面白かったっていう感じ。
ネタが毎回同じだから、何回もやってると飽きるのも早いんじゃないかな~と思ったり。


JohnnyBet



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