たっくんのボードゲーム日記

No.295
ベガス
Vegas

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要


サイコロを振って、カジノでたくさんのお金を儲けるゲームです

ラスベガスに実在するカジノが6個


ちなみに実際のカジノはホテルの中にあって、とにかくメチャクチャ広くて
街全体がテーマパークみたいな都市です。


ゲームの話に戻りましょう、各カジノには1~6のサイコロの目がついています




これらのカジノボードをテーブルの中央に並べます





プレイヤーは1人1色を選んでサイコロを8個ずつ持ちます




それからお金。$10000~$90000まであります。


ちなみに、ペラペラの紙ではなくカードになっています。


お金カードをシャッフルしてカジノボードに割り当てていきます




各カジノには最低$50000以上のお金カードを割り当てます



足りない場合は


合計$50000以上になるまで足していきます




6つのカジノ全てにお金を割り当てます



カジノによりたくさんのサイコロを置いたプレイヤーが額面の高いお金カードをゲットできます。


たとえば、6の目のカジノに$60000と$30000が割り当てられたとすると




手番では手持ちのサイコロを全部振ります


それで、同じ出目のサイコロを1セット選びます。


たとえばこの場合6の目なら、2個あるのでこれをまとめて




対応するダイス目のカジノに置きます。




他のプレイヤーももちろん同じようにダイスをカジノに置いていきます


この場合なら、青3、白2、赤1なので


$60000は青プレイヤーが、$30000は白プレイヤーが獲得します




しかしサイコロの数が他のプレイヤーと同数の場合は、賞金獲得の権利を失います。
たとえば、青1、白2、赤2の場合は


赤と白のプレイヤーは同数なので無効となり


青のプレイヤーが$60000を獲得して


$30000は捨て札になってしまいます


手番では手元に残っているサイコロを全部振り
同じ出目のセットを選んで、対応するカジノに置くというのを順番に
全員のサイコロがなくなるまで行います。



全員、手持ちのサイコロを全てカジノに置いたら1ラウンド終了。
置かれたサイコロの数にしたがってお金カードを配分します。

※誰にも獲得されなかったカードは捨て札になります


新たなラウンドでは、最初と同じように1つのカジノに最低$50000以上の
お金カードを割り当てます。

4ラウンドでもっとも稼いだプレイヤーの勝ち


■少人数バリアント

プレイ人数が少ない場合は、ノンプレイヤーのサイコロを1色選んで
均等に分けて持つバリアントルールがあります。

※ノンプレイヤーのサイコロは白が推奨されています


2人プレイの場合は、自分のダイス以外に白ダイスを4つずつ持ちます



手番では、これらの追加ダイスも一緒にして振ります。

出目を選ぶ際には、ダイスの色に関係なく全て選ばなければならない。


たとえば、6の目を選んだとすると


6の目は、青2つ、白2つ。
これらをすべてダイス目6のカジノに置かなければならない。


もちろん、白のダイスは自分のものではなく第3のプレイヤーのものとみなします。





Dorn, Rüdiger
プレイ記

相棒と対戦


サイコロは俺が青で、相棒が赤 そしてバリアントで入れた中立のダイスが白


カジノの状況は・・うむ3の目のとこが美味しい




第1ラウンドの1投目


うーむ・・


出方をうかがうべく、ここはサイコロ1個で様子見




相棒も




1個。なんとも地味な開幕




次、俺の番。まだ軽々には動けないな




5を選択




相棒「うーん・・」




相棒「じゃ、4追加で2個」


む、そこの賞金は$80,000

ここらへんから少しずつゲームが動きだした


その直後の俺の1投


俺の選択は


白の4


白ダイスは最後まで残しておくとけっこうリスキーなので
嫌がらせの布石も兼ねて、ここは白ダイスを選択しておく


相棒の手番


相棒「あー、なんか固まっちゃったかな」


相棒「6でいいか」


そろそろ白ダイス減らしていかないとやばいんじゃないの~w

さらにその後

俺の手番


おっとこれは・・

相棒「あー・・どこに置きたいか分かるよこれは」




ターゲットロックオンw




相棒「そうなるよね」

このままいけばあの8万は俺のものな上に、相棒は何にもナシw



お、1が出た。1のカジノはまだサイコロ1個も置かれてない。




もちろん置く


2のカジノは、2対2か


相棒の1投


うわ・・

俺「俺の1を邪魔するか、2を取りに行くかやね」


結局、邪魔されたのだが、代わりに2のカジノはゲットに成功!




第1ラウンド終了時の様子


なんと言っても、4のカジノ!
ダイス1個だけで$80,000ゲットできたのが大きい


3枚もゲットできた




第2ラウンドは、賞金が総じてショボイなーーー


6のカジノだけは、$90,000が置かれてて注目の的なのだがw


第2ラウンドのスタートプレイヤーは相棒




6が3個出たので、早速置いてきた




俺は5のカジノに。しかししょぼいなー、6以外は




とりあえず、白いのを1個置いてみる。




相棒はこの出目から



5を選択


まずい、このままでは・・


とうっ!



まあ、2かな




その後、5をさらに追加してここは安泰になったけど


隣の6のカジノも安泰になってしまっているのが気になる


徐々に邪魔も入ってくる




結局こうなった。このラウンドは若干押され気味かな。


でも、今回はどのカジノもショボイので


第3ラウンド


おおお、今回は美味しいぞ


しかし、こういうときこそ慎重さが必要だ


とりあえず1個置いて様子をみる


両者一歩も譲らない戦いになってきました




さて、何を選択するか




ここはまだガマンだな。白ダイスを地味に消化しておく。




相棒「んー」




相棒「4」


超激戦区

なんで?ほかにも美味しいカジノいっぱいあんのに^^;


それなら、俺は他のカジノに1個ずつ置く作戦・・というか当たり前というか。。




ま、当然邪魔が来るわけだが



俺「どのカジノも潰しあっちゃってるね」

残るは俺の青ダイス1つのみ


俺「よっしゃー」


これで$90,000ゲット!


第3ラウンドの結果


これだけ、派手なカジノが乱立した割にはお互い潰しあってしまい
結局獲得できたのは、1枚ずつ。

でもその1枚が9マンなのでw


最終ラウンドも高額レートのカジノが立ち並ぶ




当然人気は、このへんに集中




こちらは相変わらずの潰し合い




■結果



相棒



相棒「1ラウンドでついちゃった差がきつかった」

そうね、そのあとは大体どっこいどっこいだったね



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、良く纏まった良いダイスゲームだとは思うんだけど
今ひとつ爽快感が無いかな。。

ダイスで良い目が出たときの気持ちの良さというか、「来た!」みたいな
感じがちょっと物足りない。

一言で言うと、良くも悪くもプレイ感が緩いのよ。
ヘックメックとかキャントストップ冷たい料理みたいな痺れがない。
ゲーム全体を通してのメリハリがあまりなくて、面白いドラマとかも生まれづらい感じ。

ギャンブルというテーマとは裏腹に、あまりに行儀良く収まり過ぎ。

目立った欠点の無い「良い子」ではあるんだけれど、なんでも当たり障り無く
ソツなくこなしてしまうがゆえに面白くないというか。

いや、面白くなくは無いないんだけど、決定的に足りない。

こういうダイスゲームなら、もう少し気持ちが昂ぶるような要素が欲しいなぁ。

ま、コンポーネントは良く出来てるし、大量のダイスをジャラジャラ振る楽しさはあるよ。
あとヘックメックやキャントストップより優れている点としては、1回の手番でダイスロールは1回だけなので
ゲームのテンポとしては、こちらの方がいいかもしれない。

たぶん人数が増えてもヘックメックみたいな、持て余し感は無いと思う。

というか本来、多人数向けパーティゲームなんだろな。このゲームの場合2人プレイの方が特殊というか。
でも、少人数でも出来るだけ同じように楽しめるように考えられてるのは良いと思う。

もうちょっと期待してたんだけど、ちとここら辺が限界かな?

やっぱこのメーカーは重量ゲームの方が似合う気がする。


JohnnyBet



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