たっくんのボードゲーム日記

No.136
王と枢機卿
Kardinal und König

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約40

ルール難易度
難しくは無いんだけれど、若干クセがあるかな
日本語化
不要


ボード全景 ヨーロッパの国や地域(エリア)が色分けされて描かれています。



ロレーヌ、フランケン、シュヴァーベン


各エリアには道が通っていて、所々に都市が描かれています




これらのエリアや都市に、2種類のコマを置いて得点を稼ぐゲームです


修道院コマを20個 枢機卿コマを8個ずつ持ちます


例えばバイエルン地方には6つの都市が描かれています




修道院コマは、各都市に1つずつ配置します。


で、エリアごとに

もっとも多く修道院を置いたプレイヤーそのエリアに置かれた修道院の総数
2番目に多く修道院を置いたプレイヤー最も多く修道院を置いたプレイヤーの修道院の数
3番目に多く修道院を置いたプレイヤー2番目に多く修道院を置いたプレイヤーの修道院の数
4番目に多く修道院を置いたプレイヤー3番目に多く修道院を置いたプレイヤーの修道院の数
5番目に多く修道院を置いたプレイヤー4番目に多く修道院を置いたプレイヤーの修道院の数
こういう感じで得点がもらえます。 たとえばこんな感じで置かれていたとすると トップは黄色の3個で、得点はそのエリアの修道院コマの総数なので6点 2位は青の2個。得点はトップである黄色のコマの数で3点 3位は赤の1個。得点は2位である青のコマの数で2点 となります。 コマ数が同じ場合は、同じ点数を一律でもらえます。 枢機卿は各エリアに描かれているシンボルの上に置きます 置ける枢機卿コマの数は、そのエリアに置かれているトップのプレイヤーの修道院の数 で決まります。 この場合、修道院数トップは黄色の3なので 置ける枢機卿コマの数も3個まで。 修道院を誰が置いているのかは関係なく、修道院を1つも置いていなくても そのエリアに枢機卿を置くことができます。 ただし、枢機卿で得点できるのはトップのプレイヤーだけ、 しかも隣接する2つのエリアで両方ともトップになっている場合のみ得点できます。 この場合、フランケンとバイエルンは11番で隣接していて 両方のエリアでトップ(タイ)なので得点がもらえます。 2つのエリアの枢機卿の合計ではなく、2つのエリアそれぞれでトップになっている必要があります もらえる得点は 2つのエリアに置かれた枢機卿コマの総数 この場合、フランケン(4個)+バイエルン(3個)=7個 なので7点となります。 ロレーヌとフランケンは9番で隣接していて、黄色のプレイヤーが両方ともトップで得点がもらえます。 得点は2+4=6点 こんな感じで、隣接するエリアには1~15までの番号が振ってあります。 ※数字に特に意味は無く、数字の順番通りに得点を付けていくことで 計算忘れや重複で得点を付けてしまうことを避けることのみを目的に番号が書かれています。 あと修道院は4つ以上連続(一筆書き)で置かれていると、これも得点になります。 得点は連続で並んでいるコマの数 この場合、黄色は5個連続で並んでいるので5点もらえます。 手番では、カードをプレイしてコマを置きます。 カードに書かれているエリアにコマを置けます。(カード1枚でコマ1つ) カードには2つのエリアが書かれていて 黄色のカードなら、ロレーヌか イタリア どちらか1つを選べます。 フランスだけちょっと特殊で、ここだけは単独で書かれています。 手札は3枚ずつ 1回の手番でコマは最大2つまで置けます。 ただし、ちょっとクセのあるルールがあって 1度の手番で置く2つのコマは同じ国に置かなければならない なので、こういう置き方はダメ これなら2つとも同じエリアなので、基本的にはOKなのだが 1つもコマが置かれていないエリアに置くときだけは、1個しか置けない コマを2つ置く場合は 修道院と修道院、修道院と枢機卿、枢機卿と枢機卿 どの組み合わせでもOK あと、同じカード2枚でワイルドカードにできます。 これなら、フランス2枚をワイルドカードにすることで ブルゴーニュ(緑のエリア)にコマを2つ置くことができます。 もちろん、配置ルールには従う必要があります。 コマを置いたら、場にオープンになっている2枚か山札からカードを引いて 手札が3枚になるまで補充します。 ■中間決算 山札が無くなったら(山札の最後の1枚がめくられたら)、プレイを一時中断して得点計算します。 中間決算では、エリアごとの修道院の数による得点のみ計算します。 計算し終わったら、捨て札のカードを良くシャッフルして新しい山札にします。 山札を作ったら後半戦です。 ■最終決算 最終決算では、エリアごとの修道院の数、枢機卿、修道院の連続の3つをすべて計算します。 最も得点を稼いだプレイヤーの勝ちです。
Schacht, Michael
プレイ記




弟、妹と3人プレイ、とりあえず最初の手札。



まぁ最初からあまり考えてもしょうがない。


修道院を2つ建てる、青が俺ね。弟が赤で、妹が黄色。



ちょっとルール間違いがあって、国ごとに最初に駒を置くときは1つしか置けない
このときは、最初から2つ置いてしまっていたのだがこれは間違い


何を考えていたのか知らんが、初っ端からやたら長考する2人

結局同じように、それぞれ修道院を建てる



なぁにを考えていたんだか・・・^^;


妹のフランス侵出をブロックしつつ。。




俺のBayern地方に、ちょこんと修道院を1つ置く弟。



2位で、小銭を稼ごうってつもりだな。。


俺も同じ手でいくか。最終決算のときの修道院の連続ポイントも気になるが
いっぱい修道院が置かれてる国に、自分の修道院を
1個送り込んで2位ってのはなかなかおいしいものがある。




先手を打つように、早々と枢機卿を置きだす弟。



枢機卿置くのは、中間決算のあとでいいかと思ってたのだがまずかったか?


あっさり中間決算を迎える。



弟が枢機卿を置いた以外は、あまり目立った動きもなく。。


それを反映するかのように、得点は団子状態。




さあ、後半戦。今度は枢機卿だ!




自分で置いた修道院を足がかりにしてバイエルン地方に枢機卿を置いて
とりあえずトップの座を確立する。



そしてイタリアとの同盟で稼ぎたいところだったのだが
一足早く妹に枢機卿を置かれてしまう。。


完全に目算が狂った俺は、細々とイギリスの開拓を始める。




フランスも弟の妨害を食らって修道院の連続ポイントを逃す(T_T



みごとにバラバラ・・・


うーん、どうするよ俺。。



フランスとスペインに修道院を伸ばそうと思って取っていたカードが
無駄になってしまった。ん~~~


やばいなぁ・・




それに対して、弟(赤)の枢機卿は見事なまでに隣接する国同士でトップの座に君臨。



くそ~~

なんとか一角を崩したいのだが、フランケン地方はこれ以上枢機卿が置けん!

黄色の妹に修道院を置いてもらう必要があるのだが・・

俺「フランケン地方に修道院置いてみない?」

弟「そういうアドバイスはナシで~」

ちっ^^:


もうどうにもならないので、フランスに枢機卿を置いてみるものの時すでに遅し



俺に次の手番は回って来なかった・・・


枢機卿も修道院もバラバラにされまくった俺がドベ。
妹(黄色)は意外と修道院の連続ポイントとかが効いてたみたい。




言うまでも無く弟(赤)の勝ち


プレイ記2



フォルテさん、メゾフォルテさん、たっくん(小)、JOSSさん、俺の5人プレイ




緑の俺は北ドイツ付近を中心に攻めるのだが
紫のフォルテさんに要所を押さえられてしまい・・・




黄色のJOSSさんは辺境の地イングランドに修道院を置く。



それを見ていたフォルテさんも、すかさず修道院と早くも枢機卿を送り込む。

俺「どうせなら、JOSSさんの4つ連続、防いだ方がいいんじゃないですか?」

フォルテさん「あ、それもそうですね」

このごっつあん2位ってのが美味しいんだよな・・

手番の順番が、俺→JOSSさん→フォルテさんだったので
今回は席順の巡りが悪かったってところか。


なんとか、4つ連続で修道院建てられたぞ。



しかし、かなり苦しい。。


かなりの混戦模様



なかなか修道院の連続が作れない。


とりあえず、中間決算で頭1つリードを奪う。



さあ、後半戦。本格的に枢機卿だ。


フォルテさん(紫)の修道院は連続5つまで拡張。



これはちょっと止めとかないと・・

俺の枢機卿は、他の地方を睨んで割と中央付近の
Lothringen地方(黄色の地域)に2つとりあえず配置


基本的に修道院も枢機卿も相乗り状態にならないと美味しくないので



カードを温存して、他のプレイヤーが枢機卿を置いてくれるのを待つことにする。

フランスとイングランドは、黄色のJOSSさんと紫のフォルテさんの争い



もうあそこは手が出せん。


JOSSさんがFranken地方(赤の地域)に1つ枢機卿を置いてくれた!



すかさず、温存していたカードで枢機卿を俺も送り込んで
これで5点確保したぞ!


最終結果。



JOSSさんの黄色の枢機卿が見事にイングランドと
フランスで同盟成立。これで7点、でかいなぁ。。

しかし、フォルテさんの追撃を一歩かわして俺の勝利!


プレイ記3

3人プレイ 俺は赤




序盤、やっぱあのフランスの十字路になってるところは押さえたいんだよな




まだ序盤も序盤だけど枢機卿の席が1つ空いてるので、ここはいっちょ置いておく




緑のYさんが、バイエルンを開拓してくれそう




でもその前に、フランスはでかいので絡めるものなら絡んでおきたい


修道院の連続も意識しつつ・・


ドイツはちょっと様子見


まあ、緑のカード引けなかったから置きづらかっただけなんだけど


と思ってたら、2枚連続で山札から引いてきたので


置く


そして赤いカードを2枚、場からゲットしておいて




次の手番で、すかさず置く


よし、これで4つ連続


フランスはYさんの独壇場




中間決算前に俺も一応フランスに修道院と枢機卿を1つずつ足しておく


今にして思うと、後半戦でYさんに修道院と枢機卿をさらに1つずつ上積みされちゃう危険があったんだな。。
(そうなると枢機卿は、フランスでの単独トップをYさんに許してしまうことになる)


ま、とにかく俺とYさんがトップタイで後半戦に突入




後半戦はもちろんバシバシ枢機卿が出てくる


つーか、青のBさんに修道院の連続を止められてしまったのが微妙に痛い


手札には緑2枚




置く




2つ目の枢機卿の席は、青のBさんに取られてしまったのだが


3つ目の席を作って、置く!

よし、これで枢機卿7点確保

しかし、右の方は俺の割り込む余地が無いな。。




そろそろカードが残り少なくなってきたので、オレンジのカードを仕入れておいて




辺境の地、イングランドにぽつんと1つ修道院を置く


理由は枢機卿を1個置きたいから



終了時の様子 なんとかYさんを振り切って勝てました


もうちょっと枢機卿置きたかったな

ちなみにこの日は3戦やったのだが、これは2戦目


3戦目はBさんのぶっちぎり勝利でした。(写真撮ってなかった)



評価・・・

これは評価A付けざるを得ないかなあ、よく出来てる面白い!

やっぱりシャハトの最高傑作はコレと言い切っていいかもしれない。
若干ルールと得点計算がとっつきにくく、少々ゲーマー向けという感じもするのだが
実際やってみればそれほど難しいことは無い。
特に、このシャハトらしい切れ味の鋭さは素晴らしい。

カードをプレイしてコマを置くだけというシンプルさ。
カード枚数は思っているよりもかなり少なく感じるかな。
やりたいことをやりきれないまま、あっという間に決算を迎えてしまう。

なので、負けるとつい「もう1回」となる。
プレイ感は重くないし、かなり中毒性がありそうな感じだ。

3人プレイがベストと言われているゲームなのだが
どういうところが理由になっているのかはちょっとピンと来なかった。
2人~5人まで、まんべんなく楽しめるんじゃないかと思うんだけどなー。

懸念点は子供・初心者にはちょっとどうかなぁというところだけ。
ある程度ゲームに慣れた人同士なら間違いなく楽しめることと思う。

まぁ、その辺が考慮されてゲーム大賞ノミネート止まりだったのかもしれないけど。

地道に得点を積み重ねる修道院と、一気に高得点を狙える枢機卿。
一見ちょっととっつきの悪いルールの数々が、計算されつくされた結果であることは
実際やってみるとすごく良く分かる。

Englandの辺境地ぶりなど、マップ構成も起伏に富んでいてGood。

ボードやカードのデザインも良くできてて雰囲気もばっちり。
発売からこれだけの年月が経った今でも高い人気があるというのも頷ける内容だ。

面白いなぁ~。箱のデザインもなんか味があってイイ。
再販を強く希望します。


■追記

5人プレイをやってみて、なぜ3人プレイがベストと言われているのか分かった気がする。
要するに、マップのデザイン的に人数が増えるとキツキツ過ぎて
修道院の連続とか枢機卿のルールがあまり有効に機能しづらいんだと思う。

チケットトゥライドなんかで、複線を使えるのは4人以上のときのみとしたように
枢機卿や修道院の配置について、大人数のときはもう少し緩くするようなルールだったら
良かったんじゃないだろうか?

たとえば、4人以上のときは一部の都市には修道院を2つ置いても良いことにするとか。

要するに、これはチケライで言えば5人プレイなのに複線ルール無しでプレイしてるような
もんなんだと思う。

基本的にカツカツルールの方が好みではあるのだが、ちょっとこれはキツ過ぎ。
もう少し緩くしないとやりたいことがやれない。

結果、修道院の配置だけに得点源が集中してバランスを欠いてるのだろうと。

ベースのシステムは、素晴らしいものがあるのにそれを効果的に発揮できるプレイ人数が
限定されているというのはちょっと残念だなー。。

チャイナで改良されてるので、そのあたりは本作より評価したいところ。

2012/8/16


■追記2

けっこう細かいルールがあるにはあるんだけれど
やることはシンプルでプレイ感も軽め、プレイ時間も割と短めなので気軽に繰り返し遊べます。

いつも大体、もうちょっとコマを置きたい!ってところで決算になってしまう。
あともうちょっとだけ、、その感覚がとても心地良いんだろうな。

傑作中の傑作と言っても過言じゃない、素晴らしいゲームだと思う。
なにか新しいボードゲーム作りたいなぁと思って妄想していると
考えたルールは大体いつも最後に、この王と枢機卿になってしまっている。

3人ベストって言われてる本作だけれど、でもそういえば4人プレイってやったことないな。
どうなんだろ? 悪くはないという話もちらほら聞くけれど。

2012/12/27


JohnnyBet



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