たっくんのボードゲーム日記

No.17
エルグランデ
El Grande

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約90

ルール難易度
若干複雑で、少々慣れが必要
日本語化
アクションカードの日本語化は必須




スペインが舞台の陣取りゲームです。



スペイン全土が9つのエリアに分けられています。


各エリアには、サイコロの目のようなマークが2~3個ずつ描かれています。



これが、そのエリアから得られる得点を表していて


エリアに派遣した騎士の数で順位をつけて、その順位に応じた点数がもらえます



なのでこの場合、赤が1位で7点、黄が2位で4点、緑が3位で2点という具合。


他のエリアについても同様に得点をつけていきます。



※ただし、プレイ人数によって得点をもらえる順位に制限があります
2人プレイの場合 1位のプレイヤーだけ
3人プレイの場合 1位と2位のプレイヤーだけ
※騎士の数が同じ場合は、1つ下の順位の点数をそれぞれもらいます。 たとえば、2人のプレイヤーが同じ数の騎士を置いている場合は 2人とも2位の点数を得ます。 さて、実は10個目のエリアがあります。 それがこの「タワー」 ここに騎士を置く場合は、タワーの中に投入します 中がどうなっているかは、決算のときまでのお楽しみ ちょっとした記憶力が必要ですw さらに、タワーに入れた騎士に関してはもう1つ特典があります。 タワーを開ける前に、この「秘密ディスク」を使用して それぞれ秘密裏にエリアを1つ指定しておきます。 で、タワーの得点を付けたあと、それぞれディスクで指定したエリアへ 自分の騎士コマをタワーから移動させることができます。 つまりタワー以外のエリアは、これによって順位が逆転する可能性があります。 このあと、残りの9つのエリアも全て得点を付けていきます。 ①秘密ディスクでエリアを決定 ②タワーを開けて得点をつける ③秘密ディスクを公開してタワーから騎士を移動 ④残りの9つのエリアの得点をつける これが決算ラウンドの流れ ゲームは全部で9ラウンドの構成になっていて 3ラウンドごとに決算ラウンドがあります。 3回目の決算が終わったらゲーム終了。 ちなみに、自分の大公コマを置いている領土で1位になると 2点追加のボーナスがもらえます。 さらに「キング」というコマが1つあって キングの置いてあるエリアで1位になると、やはり2点ボーナス追加でもらえます。 なので、大公ボーナスとキングボーナスを同時にもらうと4点となり 上記の場合、緑のプレイヤーは1位の得点(5点)+大公&キングボーナス=9点がもらえます。 こうなるとかなり美味しい。 さて、各ラウンドではアクションカードを5枚の中から1枚選択します。 アクションカードでできることは 1.基本アクション 2.スペシャルアクション 2つあるのだが まずは1.基本アクションから アクションカードの下部には人の顔のアイコンが描かれています。 これが、手元からボード上に置くことのできる騎士の数。 この場合、4つ描かれているので4個置けます。 騎士を置けるエリアは「キングの居るエリアに隣接するエリアまたはタワー」 この場合なら、隣接する5つのエリアに好きな配分で騎士を置けます。 もちろんタワーにも配分できる。 このカードなら5つ置けます。 そして、スペシャルアクションというのが カードにテキストで書かれている内容で このカードなら書いてある通り、キングを別のエリアに移動させることができます。 このカードは、他のプレイヤーの騎士コマを勝手に移動させられるカード。 しかし、基本アクションで置けるのは1つだけ。 決算ラウンド以外で、臨時で得点計算できるカードもあります。 こちらは秘密ディスクを使用するアクションカード。 他のプレイヤーにやらせたくないアクションを拒否できるカード。 基本アクションとスペシャルアクションの実行順は任意で決められます。 これらのアクションカードは1枚につき1人しか実行できないので 実行順が重要になってきます。 それを決めるのが、このパワーカード 1~13までの数字が書かれたカードを1人1セットずつ受け取ります。 各ラウンドの最初に、このパワーカードを1枚選んで順番に出します。 大きな数字を出したプレイヤーから、アクションカードの選択&実行権が回ってきます。 しかし、アクションカードの真ん中には人のアイコンが描かれていて 数字が小さいほど、アイコンの数が多くなっている。 これはストックから手元へ持ってくることのできる騎士の数を表している。 このゲームではストックと手元というのは意味が違っていて ボードに騎士を置くためには、手元に騎士コマがなければならない。 つまり、騎士コマは ストック→手元→ボード という順序を経て初めてボードに置くことができる。 基本アクションで置ける騎士コマも「手元」から出さなければならないので 手元になければ置くことができない。 数字が大きくなるほど、手元に持ってこられる騎士の数は少なくなります。 パワーカードを出す順番は、最初は任意で決めますが 2ラウンド目以降は、前のラウンドで 最後にアクションをプレイしたプレイヤーがスタートプレイヤー になります。 ■セットアップ 最初に領土カード9枚をよくシャッフルして1枚ずつ引きます。 で引いたカードの領土に、大公のコマと騎士コマ2つを置きます。 領土カードはプレイ人数より1枚多く引いて、キングの初期位置を決めます。 初期の手元の騎士コマは7個ずつ スコアトラックにも騎士コマを1つ置きます。 ■ゲームの流れ 1.スタートプレイヤーから順にパワーカードを1枚出す ※他のプレイヤーと同じ数字は出せない ※使ったカードは捨て札にする 2.パワーカードで決定した順番でアクションを実行する 1~2を3ラウンドやったら決算ラウンド 3回目の決算ラウンドが終わったらゲーム終了
Kramer, Wolfgang
Urlich, Richard
プレイ記



いつも通り、相棒と2人プレイにて

相棒(赤)、すべての領土で得点計算するアクションカードを選択して騎士を配置してきた。


俺も同じこと考えてたのに、いきなりやられた感が漂う・・
ちなみに、俺は青。

2010/06/27 追記
※ちょっとこの写真はルール間違い。大公のところには最初から2つ騎士を置く。
ちきさん ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m


5、7、6点の領土なので合計18点、やばいなぁ




俺もとりあえず騎士を置いてみる。
得点の高い、オレンジのとこと、右上のまだ空き地のところ。
キング(こけし)のいるところの周りにしか置けないのでとりあえずこんなところかな。




アクションカードは、これを選んでみた。


お互い、領土を1つずつ選んで得点をつけるアクションカードだ。
よく考えるとあまりうまい手ではなかったのだが、まあしょうがない。

俺は自分の青2つがいるオレンジのところ、相棒はその上の領土を指定。。


俺のがちょっと点数高い、一応ね。


次のラウンド、9のパワーカードにしてみる。手元に来る騎士は2個だけ。


一番強いのが13だから、割と強めのカードだ。
これならたぶん、俺のが先に動ける。


で、選んだアクションカードがこれ


ストックから2個持って来られる。
さっきのパワーカードで2個手元に来てるので合計4つになる。
で、その4つをボードに配置することができる。


手元に来た俺の騎士4人。


タワーとかにちょこちょこ入れてみる。


最初の得点計算ラウンド。


真ん中のオレンジのところが点数高いので取りたいところなのだが、、


また相棒も同じこと考えているような気がするので


タワーの騎士は、自分の大公がいるところにする。
ここは取っておきたい。


が、あれ?タワー負けてる・・・




しかもタワーの騎士、俺と同じところ指定してるよ


これ、かなり痛い。大公のところで勝てず、
騎士が置かれてる領土5つのうち3つ取られた。

この時点ですでに大差、かなり負け戦くさい。


気を取り直して、キングを移動することにする。
騎士も5つ配置できるのでなんとか形勢逆転したいところ。




真ん中の例のオレンジの領土で4対3にして優勢な状態にしてキングをここに移動。




左下の領土は、初期状態では得点が低いのだが
得点ボードを入れ替えて高得点にしてみる。
これで勝てれば大分、差を詰められるかな。




残った俺のパワーカードたち。





と思ったら、1対2にされた上でキングを移動させられてしまう。
またしても失敗か?




さあ、得点計算ラウンド。前回と同じく、自分の大公のいるところにする。




今度こそ、勝つぞ。



あれ??またタワーで負けてる・・・・・・・



相棒は、タワーからまたしても、例の真ん中のオレンジ領土へ大量に移動。
1、2、3、・・・8個も置かれたよ。。。


とりあえず、自分の大公のところは勝てたようだが。


第8ラウンド。得点、周回遅れにされそうな気配だ。




最終形。最後の得点計算で、相棒は大公+キングで領土1つで9点もゲット。


このボードだけ見てるとけっこう良い勝負してるように見えるんだけどなぁ。
結局70ポイント以上の大差で負けました。



評価・・・

まず、このゲームは2~5人どの人数でもあまり面白さに差が出ないところが良いところだと思う。
さすがにまったく同じプレイ感では無いのだが、2人プレイなら2人プレイなりの面白さがあって
非常に面白い。

一見すると少々複雑なルールで、アクションカードには文章がたくさん書いてあったりして
とっつきにくそうな印象を受けるのだが、アクションカードの実行順を
パワーカードによる競りで決めているシステムだと認識できれば
実はそれほど難しいことをやっているわけでない。

基本的なシステムは意外なほどにシンプルに出来ている。

ただ、アクションカードの内容は丹念に読む必要があるので各ラウンドの最初に
みんなでカードを覗き込むことになるのが、ちょっとアレな感じはするのだがw

それと、運要素はあまり無いため実力差が出やすいゲームという側面もある。

重量級のゲームに分類されると思うのだが、決して重過ぎることは無く
けど満足感はたっぷりあって素晴らしい。

まあ決して簡単ではないのだが、カタンが楽しめるなら、問題なくプレイできると思う。


アクションカードとパワーカードによる緻密な戦略性と
タワーの騎士のちょっとした記憶力、そして秘密ディスクによる盛り上がりもあって
実にいろいろな要素を楽しむことができる傑作。

ちょっとボードゲームに慣れてきたら、是非プレイしてみて欲しい。




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