たっくんのボードゲーム日記

No.10
カタンの開拓者たち
Die Siedler von Catan

プレイ人数:3 - 4
プレイ時間:約120

ルール難易度 やや複雑。初心者には若干敷居が高い
日本語化 一部のカード類を日本語化したほうがベターだが、しなくても遊べる




友人「カタンってゲームが面白いって聞いたんだけど、どんなゲームなの?」

以前、そんな風にカタンのことを聞かれました。
きっと世界中のいたるところでそんな会話がされているのかなと思う今日この頃。

ドイツゲームを象徴するようなゲームなのであるが
ちょっとヒトクセあるので丁寧に紹介してみようと思う。

カタンの開拓者たち(以後、カタンと表記)は6角形のカタン島を開拓して発展させるゲームです。

これが舞台となるカタン島。



島は6角形の地形タイルが組み合わさってできていて
タイルの真ん中には2~12の丸い数字チップが置かれます。


地形タイルは6種類あって



丘、森、山、農地





草原、砂漠

砂漠には数字チップが置かれません。


さて、この奇妙な島をどう開拓するのかというと
各プレイヤーには、3種類のコマが配られる。



道、開拓地、町

これらを建設すると勝利点がもらえるのだが

0点
開拓地1点
2点
で、最初に合計10点に到達した人がゲームに勝利します。 ん?道は0点?? でも道は必要なんです。理由は後ほど。。。 こんな感じで、道は地形タイルのに、開拓地と町は頂点に建設します。 このとき、建設に関するルールがちょっとあって 1.町や開拓地は道に接続するように建てなければならない 2.町や開拓地は、隣同士に建てられない つまりこの場合、隣に開拓地があるので建設できない まずは道を伸ばして、その先に開拓地を建設します。これならOK。 他のプレイヤーの開拓地や町であっても隣同士には建てられないので注意。 また町は一度開拓地を建てて、その開拓地と交換という形で建てます。 まぁ、要は開拓地を町に発展させる必要があるということで いきなり町は建てられないよ、ということ。 さて、これらを建設するには資源カードというのが必要で 資源は、鉄、麦、木、土、羊毛の5種類。 建設コストはこんな感じ。 道をつくるには土と木が1枚ずつ 開拓地は土と木と麦と羊 町は麦2枚と鉄3枚 先に書いたように、町は開拓地を発展(コマを交換)させるという形で建設します。 さて、これらの資源カードを得るにはどうするかであるが。。 手番では最初にサイコロを2つ振ります 3が出たとする。 そうすると3のチップが置かれている地形から資源が産出され そのタイルに開拓地や町を建設しているプレイヤー全員が資源カードをもらえます。 この場合3のチップが置かれているのは農地。 農地からは麦が産出します。 青のプレイヤーの開拓地が2つと白のプレイヤーの開拓地が1つあるので 青のプレイヤーが2枚、白のプレイヤーが1枚、麦の資源カードをもらえます。 ちなみに、町の場合は1つで2枚、カードがもらえるようになる。 他のプレイヤーの手番であっても資源カードをもらえる可能性があるというのがポイント。 各地形タイルと、産出される資源の対応表。まぁ大体想像がつくとは思うのだが。。
農地
草原羊毛
砂漠何も産出しない
さて、サイコロを振って資源カードを手に入れてからがこのゲームの本番 手札がこんな感じだったとする。 麦と木が1枚ずつ、道を作りたいとすると土が足りない。 逆に麦は余っている。 どうするか? 他のプレイヤーと交渉するのである。 「誰か麦と土を交換してくれる人~」というような感じで 交換するカードの枚数は特に1対1のトレードである必要は無く 場合によっては2対1とか3対2でもいい。 交渉の当事者同士で合意できればOKなのである。 首尾よく交渉で土を入手できたら 資源カードを消費して、すぐに建設できる ところで、道が連続5本以上になったら 「ロンゲストロード」という称号がもらえて、これは2勝利点になる。 ただし、この称号は1枚しかないので他のプレイヤーが もっと長い道を作ったら、そのプレイヤーに称号を取られてしまう。 サイコロで7の目が出ると・・・ 盗賊というのが暗躍します。。 盗賊は最初は砂漠にいるのだが 7の目がでたら、この盗賊コマを好きな地形タイルの上に移動させます。 で、そこに開拓地や町を建てているプレイヤーから1枚 資源カードを奪うことが出来る。 また、盗賊が居座っているタイルからは資源が産出しなくなってしまう。 交渉、盗賊以外にも資源カードを入手する手段があり、海外交易というのがある。 同一の資源カード4枚を、好きな資源カード1枚に交換できるというもの。 これは手番中いつでもできるのだが、、 に開拓地や町を建設していると、もっと有利な条件で交易できる。 この港の場合は、同一の資源カード3枚で好きな資源カード1枚に交換できる。 他にも2対1で交換できる港もあって この港の場合は、土2枚を好きな資源1枚に交換できる。 最後に、発展カード。 さまざまな恩恵をもたらしてくれる特殊効果カードなのだが 麦、羊毛、鉄、それぞれ1枚ずつ消費することでゲットできる。 その内容はというと、、1勝利点をもたらしてくれるものや 騎士カードなどがある。 騎士カードを使うと、サイコロで7の目が出たときと同じように 盗賊を移動させる(追い払う)ことができる。 で、資源カードを他のプレイヤーから奪うことが出来る。 この騎士カードを3枚以上使うと ラージェストアーミーという称号がもらえて、これも2勝利点になる。 でもやっぱりこの称号は1つしかなくて、他のプレイヤーが それ以上の騎士カードを使ったら取られてしまう。 10勝利点に到達したら、そのことを宣言してゲームに勝利します。
Teuber, Klaus
プレイ記

イズナさん、ツエツキさん、Sさん、俺の4人プレイ


地形タイルも数字チップもテキトーに配置してみたら、こんな極端に偏ったマップになった・・


土、木、麦あたりはザクザク出てきそうな反面、鉄と羊が・・・あまりに厳しい


一番手はツエツキさん


まあ、そこ置きますよね


さて、赤の俺は・・こんなところを選んでみた


鉄と麦を押さえて早い段階で都市化を狙いつつ、大量の土を左下の2:1の貿易で交易しようと

数字がちょっと悪いのが気になるけれど


黄色のイズナさんも、順当なところを押さえてきた



初期配置完了後の様子


やべっ、早くも青のツエツキさんと土の2:1の港争いになってしまった



しかし、こちらは道の材料が比較的豊富に揃ってる


先を越すことができるか・・



俺「道つくります!!」


ツエツキさん「やっぱりそうきますよね」


できれば貴重な2つ目の鉄の産地も押さえたい


ツエツキさん「木を出しますんで、レンガ(土)くれる人いませんかー?」

むう、こっちは土はたっぷりあるが・・

木と交換できれば道が作れるか


俺「はい、いいですよ」



しかし・・


ツエツキさん「じゃあ、これで海外交易でレンガ4つを鉄にします」


マジ?


なんと早くも都市が登場


しかもあそこは・・木、土、麦大豊作なんだよな


この時点で誰一人、羊を手にした人なし

荒れ果てた牧草地


そして、その牧草地に向かって突き進むSさん(白)とイズナさん(黄色)

まあ、もうここに向かうしかなかったという話もあるんだけれど^^;


ついに開拓された羊ワールド!


3面全部、牧草地。若干荒れてはいるが・・

これを境に少しずつ羊が流通し始める


しかし、胡椒より貴重な羊。そう簡単には分けてもらえない


羊があれば開拓地が作れるんだけど・・


今のところこんな状況


早く、土2:1の港に開拓地作りたいんだけど


よし、海外交易で木4つを羊にできるぞ



ツエツキさん「盗賊でーす」




ぐはっ、、木 盗まれた・・


その後、都市がどんどん建っていく中


都市はおろか新しい開拓地すら作れない、赤たっくん

ネックはもちろん羊!

鉄も一応押さえているのだが、数字が3なのでなかなかゲットできない


ほとんど物乞いのような状態で、Sさんから羊を分けてもらう


とにかくこれでようやく開拓地が作れるぞ


建てる場所はもちろんここ


この開拓地の今後の活躍に俺の運命がかかっている


直後、イズナさんの黄色い交易路が3:1の港に到達して同時にロンゲストロードも獲得


Sさん(白)「その港欲しかったんですよねぇ~・・」


全ての資源が1枚ずつ揃ったのだが・・


海辺の何にも無い辺境の地に開拓地作ってもしょうがないしな。


がっぽがっぽ資源を生み出しつづけるツエツキさんの都市群


ツエツキさん「もう1個、都市にします」




少々遅かった感が漂うが、なんとか俺も資源が揃った


どれを都市化するか

やはりここかな


これで4が出れば、麦3つゲット


しかし、もっとすごいことになっているツエツキさん(青)の麦畑




当然、盗賊に狙われるのだが。。もう他のところでも十分資源が賄えてるんだよな




ツエツキさん「レンガ3つと、木3つで道3本つくります」


ロンゲストロード奪取でこれで9点。

もう誰にも止められない


2巡後

ツエツキさん「都市にします」


もはや成す術なし、ツエツキさんの完勝でした



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

良くも悪くも評判通りという感じ。

まぁ、本来のプレイ人数である3人~でやっていないのだが。。

とりあえず、面白い。ダイスを振るときはワクワクするし

どこに道を伸ばそうか考えるのはなかなか楽しい。

しかし資源が手元になければ交渉をはじめ、何もすることがなく

ただ、ぼうぜんとダイスを振ってるだけになってしまうのがなんとも。



初期配置を考えているときが、一番アタマを使っている気がする。

一度軌道に乗ってしまえば加速度的にゴールへ向かっていくので

もう少し終盤戦を楽しめたらいいかなぁと思う。



ま、なんにせよ3人以上でやってからもう1回評価したい。


2010/05/03 追記
3人プレイやってみました。
めちゃ面白かった!評価Aに上げるかどうか検討中・・・

交渉の持つ意味合いも全然違ってくるし、
道や家の建設で場所取り争いも熾烈で緊迫感があった。

2人プレイでもそこそこ、ほのぼのした雰囲気で楽しめるけど
やっぱり3人~プレイの楽しさとは比較にならない!

2人だと、どうしてもサシ勝負というのが前面に出てしまい
対戦相手の動向だけを見ていれば良かったのが
多人数になると、1人だけを見ているわけにもいかない。
なんというか、プレイが立体的になった感じ。
これは大多数の多人数プレイ対応ゲームに言えることだと思うけれど。

これがやっぱりボードゲームの醍醐味なんだなと再認識させられました。


ただ、やっぱり初心者には若干ルールが多くて敷居が高いかな。
ルールを理解してもらってプレイに慣れるまでに少々時間がかかりました。

ウチで買ったのはメイフェア版のやつだけど
絵柄とかのデザインも決して美しい部類とは言えない。。。
個人的にはそのあたりがやっぱり気に入らないと言えば気に入らない・・


2010/05/10 追記
色々検討した結果、やはりこれだけ面白いゲームにAを付けないのは
無いだろうという結論に達しました。3人~プレイ時。
なのだが2人でやってもそれなりに楽しい、というのが個人的な意見。
ほのぼのとした感じが嫌いでないなら楽しめると思う。



■4人プレイ追記

このゲーム、基本セットだけなら個人的には3人プレイの方が好きかな。
4人も全然悪くないんだけど、ちょっとマップが狭い感じがしてもう少し余裕を持って開拓したいな。
交渉プレイなんかも3人居れば、4人プレイとそれほどの差は感じないし。

4人のときはマップが大きくなる拡張入れたほうがいいかも。
やっぱ海かな。

2013/01/25


JohnnyBet



番外編



最近コンポーネントの出来などについて物議を醸しているジーピー版カタン。

ちょっとこれについて見てみようと思う。


とりあえず3つ並べてみた。


左上がメイフェア版(第4版)、右上がジーピー版、中央下がコスモス版(第2版)


箱の表紙を開けたところ、ゲームの紹介が書かれています。



ゲーム本体は箱の横からスライドして出します。



盗賊、サイコロ、都市コマなど












■総評
巷ではいろいろ言われているようであるが、結論から言ってこの値段でこの内容なら
全然OKだと思う。というか基本的にコスモス版と同じ内容だ。

コマなんかは肉眼で確認する限りまったく同じだし、サイコロも同じ質感。
というか同じもの(笑

逆に言うと、オリジナリティというか創意工夫が見られないという点で残念ではあるが。。


カードが薄いとの評判だったのだが、たしかに比べれば紙の質がちょっと違うものの
手にしたときの感触にそんなに大きな差は無い。
まあ、コスモスのカード自体、もともとそんなに良くはないのだが・・・

少なくともゲームのプレイにはまったく支障はない。
もちろん、発展カードは日本語化されているので
むしろ日本人にとってはこっちの方が優れていることだろう。

まぁ、ドイツ語のままでもほとんど問題ないんだけどね。

タイルも絵柄のデザインは同じ。若干、紙の質感が違うくらい。
ジーピー版は光沢のある印刷で、このへんは好き好きだと思う。
どちらかが明らかに劣っている印象は無い。

一番、気になったのはコンポーネントより
まずつくりが非常にヤワ。内箱の出し入れですぐに歪んでしまっている感じだ。
そして、横にスライドして出し入れしなければならない点。
いわずもがな、出し入れしにくい。この辺はあきらかに×。

逆にコスモス版より優れている点は、発展カードやルールブックが日本語化されていること。
あたりまえだが。。しかしこれ以外には見当たらない。

しかし、欠点を挙げても箱のつくり以外にはこれといって見当たらないので
最初に書いたとおり、この値段設定なら合格点じゃなかろうか。



ちなみに、メイフェア版との比較であるが。
価格、カードトレイが付属していることあたりはジーピー版、コスモス版に分がある。
あと、海タイルのつくりもメイフェア版はちょっと劣るかな。
ツメの部分のつくりがメイフェア版は少々雑。

しかし、カードの質はメイフェア版の勝ち。
細かい部分だが、発展カードと資源カードで背のデザインが分けられているのも好印象。
(コスモス、ジーピー版は全部同じデザイン)

あとは木製コマにこだわるかどうかかな。
そのへんも好き好き。

プラスチックとはいえ、コスモス、ジーピー版のも良く出来てるので。


ジーピー版やコスモス版は安いので、この際メイフェア版と両方買って
両方から好きなコンポーネントを選びだすというのでもいいかもしれない。


でも、これからカタンをちょっとやってみようかなという人には
ジーピー版だけで十分満足できると思う。箱以外は。


レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記