たっくんのボードゲーム日記

No.274
ウィザード・カードゲーム
Wizard Card Game

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度
普通、特に難しい点は無い
日本語化
不要




トリックテイクという形式のカードゲームです


こういう感じのカードが52枚入ってます。



なんだ、ただのトランプではないか?と思ってしまうのだが

それはさておき、、


順番に手札の中から1枚選んで場に出します。



このとき、最初にカードを出す人(スタートプレイヤー)を「リード」と言います


で、一番強いカードを出した人が、場に出されたカードを総取りします。


これを「トリックを取る」と言います。

トリックを1回取ると10点もらえます

ん?それじゃ、強いカードをたくさん配られた人が圧倒的に有利なんじゃ?
と思ってしまうのだが


最初に配られたカードを見て、この手札で何回トリックを取れるか予想をします。



トリックを取れると思った数だけ、場からチップを取ります


んー、この手札なら4回くらい取れるかな?とか



見事予想が的中したら、追加で20点もらえます。

ただし、予想が外れてしまった場合は

予想した回数との差分×マイナス10点

つまり、6回と予想したのだが、実際にトリックを取れたのは2回だったとしたら

(6-2)×(-10)= -40点となる


カードの強さは、2に近づくほど弱く




キングやエースは強い



ちなみに、カードの種類(スペードとかハートとか)のことを「スート」と言います


しかし、通常のトランプには入っていないカードが8枚あって


2より弱い「ジェスター」




そしてエースより強い最強の「ウィザード」



通常のトランプ52枚+ジェスター4枚+ウィザード4枚=60枚

というカード構成になっています。



たとえば、リードのプレイヤーがダイヤの8を出してきた場合



リードが出したカードと同じスートを持っている場合は
そのスートのカードを出さなければならない。

要するに、ダイヤが最初に出されたときに、ダイヤを持っているなら
ダイヤしか出せないよ、ということ。

これを「マストフォロー」と言います。

手札がこんな感じだったとすると


リードが出したのはダイヤ8なので、ダイヤ4を持っているので


この場合は選択の余地がありません




しかし


リードの出したカードをフォローできない場合は



好きなカードを出していい





ただし、トリックを取れるのは基本的に
リードのカードをフォローできた中でもっとも強い数字のカード


こんな場合なら


数字上、最も強いのはクラブのエースだがフォローできていないので
リードが出したダイヤの中で一番大きいキングを出したプレイヤーが
トリックを取ります。


しかし、「切り札」というのがあって、最初に
山札の一番上のカードをオープンにしておきます。


ここで出てきたカードのスートは、リードが出したカードのスートより優先されます。

つまり、上記の場合なら切り札はクラブなので
クラブのなかで最も強いエースを出したプレイヤーがトリックを取ります。

ただし、「マストフォロー」なので切り札と同じスートを出したくても
リードの出したカードのスートを持っている場合は出せません。


しかし、ジェスターとウィザードだけはいつでも自由に出せる


この2種類のカードについてだけは、マストフォローの制約から除外されます


強さについて纏めると


ウィザードは常に最強で、その次に強いのが切り札のスート
そしてその次がリードの出したスート

常に最弱はジェスター



切り札でめくったカードがウィザードやジェスターだった場合は


今回は切り札のスートがありません


全員ウィザードを出した場合は、リードが勝ちます。


つまりリードでウィザードを出せば100%トリックを取ります。


全員ジェスターだった場合も、リードがトリックを取ります。

しかしリードがジェスターの場合は、ジェスター以外のカードを出せば
そっちの方が強いわけで、この場合はリードのスートは
リードの次のプレイヤーのスートによって決まります。


これを数ラウンドやって得点をつけて、最も合計点の多いプレイヤーの勝ち

一応、1ラウンド目は手札1枚ずつ、2ラウンド目は手札2枚ずつ・・・
という感じで1ラウンドごとに1枚ずつ手札が増えていって、
全60枚配り切ったラウンドまでやることになっています。





Fisher, Ken

評価・・・

コンポーネントの内容だけを見てしまうと、ただのトランプに毛の生えた程度なのだが
これは正統派のトリックテイキングゲームだと思う。

なので紹介でも端折らずに書いてみたのだが。

あんまり痺れるような要素は無くて、かなり緻密な戦略的ゲーム。
定期的に世界大会も開かれているくらいなので、奥は深いと思う。

いわゆるブラフと計算と読み、このへんの要素がいい具合にミックスされてる。

通常のトランプに2種類のカードを、合わせて8枚足しただけで
これだけの完成度になっているというのはなかなかにすごい。
言うまでもなく、この8枚のカードが無かったとしたら
プレイ感は相当に違っていたことと思う。

ゲームの内容で直球勝負にしたかったから敢えてトランプのカードデザインを
採用したのかな?とも思うのだが、個人的には全く違うイラストにして欲しかったかな。

まあ、ストイックな感じがヒシヒシと伝わってくるゲームなので
敢えて無駄なテーマ性とかイラストデザインに凝ったりしない方が
ゲーム性とマッチしてるのかも。

でもぴっぐ10みたいな感じだったらなー・・・

少なくとも、スートや数字がちょっと読みづらいのは改善の余地があると思う。
特に9とQとか、ダイヤとハートとかの区別がちょっとしづらい。

余計なクセのある要素が一切無いので、最初にやるトリックテイクとしては
今のところこれが一番いいかもしれないなー。


2012/03/27


JohnnyBet



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