たっくんのボードゲーム日記

No.50
勝利への道
Verflixxt!

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要





購入したのはコンパクト版の方、バリエーションルールが追加になっていたり
意外とこっちのが評判いいらしい。


ゲーム全景



よーするに、すごろくである。右下のオレンジのところがスタートで
最後の青いのがゴール。

しかし、、そこはドイツゲームたるもの、ただサイコロを転がすだけの運ゲーではない。

まず、コマを1人複数使うという点。
2人プレイなら3つずつ、3人か4人なら2つずつ使う。
手番では、自分のコマどれか1つを動かします。

全員、持ち駒を全てゴールさせたらゲーム終了なのだが
じゃあ勝ち負けはどうやって決めるの?というハナシ


コマを移動させるとき、移動元のタイルに自分のコマだけしかなかった場合は
そのタイルを取って自分の前に表向きにして並べます。
で、そのタイルに点数が書いてある、というわけ。
つまり、勝負は取ったタイルの合計点で決まるのだ。




しかしマイナスのタイルもあって、取らざるを得ない場合もある。。
左下のクローバーのタイルは自分の持っているマイナスのタイルを
プラスに変えることができるという素晴らしいタイル。
たとえば、マイナス8点のタイルなら、プラス8点にできる。


スタート地点付近。



2人プレイの場合はコマは3つずつ。


白い八角形のコマは番人コマ。
このコマが居るタイルは取ることができない。



手番では、自分のコマを動かす代わりに、番人コマを動かすこともできる。
※ただし番人コマが居るタイルに、誰かのプレイヤーコマが1つ以上なければならない

つまり、なるべくプラスのタイルやクローバーのタイルを取れるように
逆に言うと、他のプレイヤーに取られないようにしなければならない。
手駒は複数あるので、どれを動かすか、あるいは番人を動かした方が得なのか
そのへんが悩みどころになる。





Kramer, Wolfgang
Kiesling, Michael
プレイ記




相棒と対戦。マイナスのタイルが固まってるな・・・
ラッキータイルも前半に固まってる。。




序盤、俺(青)の手番。まだタイルは1枚も取られていない。
ここで出たサイコロ目は5、どうすっかな。。



スタート地点直後のラッキータイルはもう俺しか取れないから
ここは1が出るのをゆっくり待ちたい。
3マス目と4マス目のラッキータイルのコマは動かすと
相棒に取られてしまうのでこれも却下。

ということで一番先頭のやつ。
相棒の赤コマもいるので動かしてもマイナスタイルを取らずに済む。
これを動かすことにする。


少しずつタイルが取られ始める。



右下のラッキータイルはにらみ合いの状態が続いてるので
とりあえずここは、ほっておいて左下のプラスタイル軍団を狙いにいく。
ラッキータイル1枚ゲットしてるので大きめのマイナスタイルを1枚くらいは取っておきたい。


首尾よく緑のプラスタイル地帯に到達。



スタート地点付近のラッキータイル小競り合いはまだ続いてます・・


しかし、とうとう俺の方が音をあげてしまう。
もうムリ、進める。。ゴールの近くにもラッキータイルはあるのでこっちを狙うことにしよう。




ほぼ、どのサイコロ目が出てもOKな万全の体制を敷く。



できれば2、4あたりがいいなぁ。ラッキータイル欲すい。。


俺は全部ゴール。あとは相棒がゴールするのを待ち。



■結果

俺29点、相棒31点






んー、-8とー9のタイルがラッキータイルでプラスになってるのがでかい。
負け。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

あー、あれだよあれ、最近やったあれに似てる。

ケルト・オラクル!

コマを進める手段が、カードかサイコロかという違いはあるけど
手持ちのコマ3つのうちどれを進めるかとか、そのへんの感覚が
なんとなく似てる気がする。

ケルトよりもサイコロ運によるところが大きいけど
番人コマも含めてどれを動かすか意外と考えるので
決してただの運ゲーではない。

コンポーネントからゲームの面白味まで
すべてが名前通りコンパクトに纏まっていると思う。

2人で1ゲーム20分くらいかな、もちろんプレイ感は軽い。

タイルの並べ方次第で毎回コースの内容が変化するので
シンプルな割に飽きがきにくいのではないだろうか。
プレイヤー全員で共通の「番人コマ」の存在が
ゲームに良い味付けをしていて絶妙なカラミを演出している。

またタイルが取られるたびにコースの様相が微妙に変化していくのも
なにか新鮮な感じを与え続けていると思う。

慣れてくると、勝ち負けは実質サイコロ次第になってきてしまうのだが
どのコマを動かすか「選べる」のでそういうところを感じにくいのが良い。

ちなみにムシバリエーションという発展ルールが
あるのだが、これがなかなかGood!
ケルト・オラクルでいうところの神託の巫女みたいなもんかな。
まぁ、神託の巫女は得点をもたらしてくれるのに対してムシは
マイナスのタイルを取らされるので、さしずめ神託のお邪魔虫といったところか^^;

しかしこのバリエーション良く出来ている。
コンパクト版にしか無いらしいのだが、何かコマを1つ持ってくれば
適用できるルールなので、是非やってみて欲しいところだ。

シンプルにコンパクトに良く出来ている。


JohnnyBet



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