No.463
マングロービア
Mangrovia
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プレイ人数:2 - 5人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
ボード全景。 家とお皿(プレイ人数によって持つ数が変わります) 1人、1色を選びます。 ボード上には神様が描かれていて、その脇に勝利点が書かれています。 より神様に近いマスにたくさんの家を建てて、その影響力で点数を得ます。 大きい数字が1位のプレイヤーが獲得する点数で、小さい数字が2位です。 マスに描かれている太陽のマークの意味は、家を建てたときにもらえる勝利点です。 順位の付け方は1列ごとに置かれている家の数。 家の数が同じ場合は、より神様に近い場所に家を建てているプレイヤーの順位が上になります。 なので上記なら、一番上の列には1個ずつ家が建てられていますが、神様に一番近い赤が1位で水色が2位です。1マスには家を1つしか建てられません。選んだアクションと手持ちのリソースによっては2つの家を同じマスに建てることも可能です 横だけでなく縦列でも同じように影響力を競います。 赤とオレンジが2個ずつでタイですが、赤の方が神様に近いので赤が1位、オレンジが2位です。 あと、3×3のエリアで囲われたところでも、家を建てていると追加で勝利点がもらえます。 右上のエリアでは、エリアに建てられた家の総数×自分の家の数が点数になります。 左下のエリアでは、建てた家の個数で順位を付けて点数を貰うのですが ここに家を1個建てるだけで即座に点数がもらえます。 しかも、あとから建てるほど貰える点数が増えます。 しかし先に建てておいた方が、最終的に建てた個数の順位では上回りやすくなるので・・ まあ、ちょっと割愛しますw 家を建てるには、コストを払わなければなりません。 払い方はマスによって2種類あります。 オレンジの数字の場合はカードで アミュレットの絵が描かれているマスではアミュレットタイルで払います。 なのですが、、どちらの場合でもピッタリの額を払わなければならない。 建設コストがオレンジの数字7のマスに建てたくても、手元にあるのが8のカードだけだったら建てられません。 数字カードで払うか、アミュレットで払うかどちらにしても それ以外に、家を建てるマスと同じ地形カードも払う必要があります。 さらに、その建てる場所の地形に極楽鳥が居る必要があります。 この小さな島には2羽の極楽鳥が居て、4つの地形を移動します。 この状況だと、このラウンドでは水と森の地形にしか家を建てられません。 整理すると家を建てるには 1. 数字カードかアミュレットをピッタリ払わなければならない 2. 建てる地形と同じ地形カードが1枚必要 3. 建てようとしている場所の地形と、同じ地形のところに極楽鳥が居ること けっこう厳しいです さて、手番が来たら家を建てたり、カードを引いたり、アミュレットを取ったりするわけですが 何をどの順でできるのかは、ボード右下に描かれているコレで決まります。 6つの島の両側にアクションが2つずつ、全部で12個あります。 やりたいアクションの島に自分のお皿を置くと、その両側のアクションができるという具合。 全員がお皿を置いたら、茶色い船が1から順に回っていって、船が来たらアクションができます。 船が1周したら1ラウンド終了です。 アクションの内容としては、こんな感じ。 カードを引くのは2種類あって 場にオープンにされているところから引く(白いカードのアイコン) 山札から引く(グレーのカードのアイコン) となっています。 12番のアクションは、極楽鳥を好きなマスに移動できるのと、次のラウンドのスタートプレイヤーになることができます。 (お皿を置く順序がこれで決まる) スラッシュが入ってるのは、どっちか片方だけ選べるというもの アミュレットを取るアクションは、そのときの自分のアミュレットレベルに応じて貰い方が変わります。 最初は、価値1のアミュレットを1枚もらえるだけなのだが、レベル5ともなると 袋から5枚のアミュレットを引いて1枚袋に戻す、つまり1回で4枚のアミュレットが貰えます。 ちなみに、このアミュレットは使わずにゲーム終了まで手元に残して置くと、書かれている数字分がそのまま勝利点になります。 アミュレットレベルを上げるには、丸いマスに家を建てる必要があります。 丸いマスに家を1つ建てると、アミュレットレベルが1上がります。 誰か1人が手持ちの家を全部建てたら、そのときのラウンドでゲーム終了です。 もちろん、合計点が一番多いプレイヤーの勝ち。
Eilif Svensson |
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プレイ記
5人プレイ とりあえず、最初は家を建てるための準備というか基礎固めをしようと思い カードを3枚引きつつ、極楽鳥を移動させーの、スタートプレイヤーゲットを選択してみる。 地形カードは砂漠に草原か ま、当然極楽鳥は砂漠と草原に移動 で、次のラウンドは家をたくさん建てたいと。 アミュレットレベルは一度上げておけば、ずっと高いままなんだよな ということは出来るだけ早く上げておきたい レベル2まで来たぞ でもそれはみんな同じで、アミュレットレベルを上げられる丸い建設スペースから埋まっていく なんか追いつかれてきたし レベル1だと1枚引くだけ、2だと2枚引いて1枚戻す でもレベル3なら3枚引いて1枚戻すから、2枚手元に残るんだよね。 貰えるのが1枚か2枚かというのはかなり大きいはず で、速攻レベル3に上げる アミュレットレベルでは頭1つ抜けたものの、それ以外のところは手薄になるわけで お、 「よっしゃあ!」 「・・・」 「間違えました」 「うーん、イマイチw」 しかし、よーくボードを見てみると「ピッタリ払わなければならない」というルールがあるので、6のアミュレットって意外と使い道が限られてることに気付く。 うーん、なんかこのまま得点として持ってた方がいいのかも。 別の組み合わせでアミュレット7が揃った 狙うはもちろん・・ 置かれターーーーーー 手痛い、あまりにも痛過ぎる タッチの差だったんだけど 持て余すアミュレット、家も残り2つだしどう使おうか usalapbitさんも残り2つか みんな残り2つだな まだ希望はあるか 一番上と一番左、両方でトップになれれば。。。まだ可能性はある。 ダメだったんですけどね。粉砕されました。 最終結果。 usalapbitさんの勝利!
評価・・・
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これは!って思わせてくれるような要素はさしあたってあまり見当たらない。
強いて言えば、アクションの選択方法とその順番を決める船が1周回るあれだけど、そこまで独創的とも思わなかった。
勝利点の獲得方法もフツーな感じだし、ありきたりなプレイ感なのかなって思ってたんだけど
いや確かにその直感が全く間違ってたわけじゃなかったんだけど、これが実際やってみると想像以上に面白い。
で、その楽しさ面白さがどこから来てるのかなと考えると、制限の加え方とバランス調整の見事さにあると思う。
ぴったり払わなければならないだとか、極楽鳥の居る地形しか建てられないだとか
特に後者の制限は、手札にリソースが揃った状態であっても状況によって建設不可となってしまうので気が抜けない。
アミュレットレベルを上げられるチャンスも限られてるし、やりたいことだらけ。
で、大体いつもあーーー、極楽鳥が・・・ってなる。
作者はノルウェーの方ということで、やっぱり往年のドイツゲームとはちょっと違ったテイストという感じがする。
新しいアプローチの面白さって感じ。
個人的にはもうちょい、ボードに描かれているアイコンや数字の数を減らしてもらえると尚嬉しいんだけど。
5人でも十分面白かったんだけど、お皿を置くところが少し窮屈かな。
ラスト手番だとほとんど置く場所を選べないのが若干気になった。
3人プレイなら、お皿を1人2つずつ置けるので、やりたいことだらけな感じだったことを合わせて考えると
ベストは3人なのかもなーってのはちょっと思った。やってないけど。。
まあ、4番手のプレイヤーはまだ選択の余地があったので、4人プレイでも良いのかも。
1人8個しかない家を誰か1人が建て切ったらゲーム終了なので、5人プレイでもそれほど時間はかからない。
プレイ時間だけなら1時間ちょっとくらいだったかな。
ボードを見ると若干ごちゃっと感があるけど、テンポは悪く無いし比較的遊びやすい部類だと思う。
2015/03/15
JohnnyBet
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