たっくんのボードゲーム日記

No.58
メイクンブレイク
Make 'n' Break

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要





積み木ゲームです。
制限時間内に、指示された積み方をより数多くこなすことを目指します。

これが積み木、大きすぎず小さすぎずちょうどいい感じ。




お題カード。難易度の高いものは得点が高くなっています。




たとえばこんな感じ。




タイマーがついていて、これで制限時間を計ります。
最初にサイコロ(目は1~3)を振って時間を決めます。 大きい目ほど時間が長くなって有利。 ちなみに電池不要。 ★ゲームの流れ★ 手番になったらまずサイコロを振って制限時間を決めます。 で、お題カードを1枚めくってタイマースタート! お題がきちんとできたかどうかは周りの人が判定します。 完成させたら次のお題カードをめくっていきます。 制限時間が来たら、完成できたお題カードの得点の合計をもらいます。 ★ゲームの終了★ 1人4回手番を行ったら終了します。 もっとも得点の多い人の勝ち。
Lawson, Jack
Lawson, Andrew

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

見かけはソロプレイなんだけど、本質的にはソロプレイでは無いなこれは。

なかなか面白い。

手番が順番に回ってきて、積み木をプレイするだけなので
その積み木をする部分にのみ着目してしまうと、ソロプレイに見えてしまう。
しかし、ゲームを成立させている要素を全体的に見ると、ちょっと違うのではないかと思う。

ようするに手番以外のプレイヤーも、ただ指をくわえて見ているだけではなく
ちゃんと重要な役割があるので、全員でゲームをプレイしていると言えそうだからだ。

その役割とは?(と、もったいつけるほどの内容でもないけど^^;)



審判。



他のプレイヤーは、つまり積み木をプレイしているプレイヤーが
きちんとお題を完成できたかどうか判定をしているのだ。
これは非常に重要なポイントだと思う。

審判がダメと言えば、積み木をやりなおさなければならないのだから
決して単なる傍観者ではない。
ここがこのゲームにおける「カラミ」になっていて、ゲームとしての
一体感を生み出しているのだろう。

だからゲームを通して暇に感じる瞬間というのは無い。

プレイしている間はもちろんのこと、他の人のプレイを見ている時間も
ちゃんとできているかどうか自然と真剣になって見るようになる。

この部分が、このゲームの楽しさの本質と言えそうだ。


それと積み木に関してだが

コンポーネントはもちろん木製で言うことなし。
大きさも手になじむ、程よい感じでGood!

ただねー、お題カードはもうちょっとバラエティに富んだものにして欲しかったなぁ。
基本的にスピード勝負なカードばかりで、テクニックの高さが無いと
完成できないみたいなものがほとんどない。
なんというか、完成できたら自然と周りから「おおー!」って声があがるような。
お題がちょっとどれも簡単過ぎな気がする。

現状では1~3ポイントまでのお題カードしかないけど
たとえば1回の手番で1枚完成できるかできないかくらいのもあっていいように思う。
10ポイント前後くらいのカードとか。

たぶんその方がゲームに起伏ができて、盛り上がるんじゃないかなぁ。

もしそこが満たされてたら、Aをつけるかどうか考えてもいいかと思うところなので。。

ちょっとそこだけ残念。


JohnnyBet



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