たっくんのボードゲーム日記

No.31
ロストシティ
Lost Cities

プレイ人数:2
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




2007年大賞受賞作のケルトは、このゲームを改良して作られた。
ケルトが2~4人までプレイできるのに対して、このロストシティは2人対戦形式となっている。
が、やはりというか、当然というか基本的なルールはかなり似通っている。


一応、遺跡探検がテーマになっているがそんな雰囲気は微塵も感じないw

それにしてもカードがデカイ。。


ボードの下に色ごとにカードの列を作っていく。対戦相手は反対側に作る。


中央はカード捨て場。カードを補充するときここから引くこともできる。

ケルトでは大きい数字、小さい数字どちらからでも始めることができたが
ロストシティでは昇順(小→大)のみとなっている。
そして、列に並べたカードの数字の合計がそのまま得点となる。
なので、9とか10あたりは重要。

これが基本。

ただし、ケルトでもそうであったように、最初はマイナスから始まる。
ルールブックには「探検コスト」とか書かれてたが・・
これがマイナス20点。もちろん、1枚も出さなければコストはかからないので0点だ。
なので、20点に届くメドが立たない色はカード列を作り始めるべきではない。。


たとえばこの緑の列なら、4+5+6+8-20=3点




■ゲームの流れ

手札は8枚、手番ではカードをプレイしてカード列を作るか
いらないカードを捨てるかどちらかを選択する。




で、カード捨て場か、カード山から1枚補充する。
この辺はケルトと同じだ。

カード列は当然、たとえば3-5-8と出した色の列には
もう6や7は出せない。
この辺も同じ。


ケルトに無いのが右上の、握手してる絵のカード(賭けカード)。
これは探検を始める最初に出すことで得点を2倍、3倍にできるカード。
数字カードを出してしまったら、もう賭けカードは出せない。
そして当然のことながらマイナスの場合も2倍、3倍になってしまう。


例えばこの赤の列、最初に賭けカードが2枚プレイされているので得点3倍。


数字カードは、3+5+6+9+10-20=13
これの3倍なので、13×3=39点となる。

仮に、賭けカード2枚と、3、5しか出されていなかったとすると
3+5-20=-12×3=-36点となってしまう。


あと、賭けカードも含めて8枚以上出せた列はボーナス20点。

山のカードが無くなった瞬間ゲーム終了、点数の多い方が勝ち。





Knizia, Reiner
プレイ記



相棒&息子と対戦。




俺の最初の手札、まとまりが無いなぁ。




見切り発車になるけど、黄色を出していくか。


数巡後・・・

青の賭けカードが溜まってきた。
数字は9だけだから出すのはもうちょっと溜まるまで保留かな。



緑は捨ててしまおう


その後・・・


やばい、俺の捨てた緑、拾われてる!



賭けカード3枚だ、強烈!


俺の方は、とりあえず黄色と白を進める。
マイナスにはならない程度には進めておきたい。



青は、相棒に捨ててもらって、後後拾うために出すのはまだガマン。


よし、そろそろ頃合かな。青いくぞ!




青、一気に放出!



山札が足りなくなってきたので、時間稼ぎのため
カード捨て場から適当なカードを拾う。。

相棒「ん?(今ひろったカード、必要ないよね?)、あ、そういうことか」

狙いがばれたようだ^^;


しかし、一歩届かず。青10が出せなかった~・・




結果は、ダブルスコアのぼろ負けでした。。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

なかなか面白い!ケルトをプレイしたのが先だったので、
どうしても自分の頭の中では、2人用のケルトというイメージが先行してしまうのだが。。

でも思ったよりはケルトとはまた違ったプレイ感だった。

まず、ケルトよりさらに軽い。あっという間に終わる。
中盤以降はカード山の残り枚数が、けっこう気になった。
枚数が少なめな印象で、でもそれが良い緊張感を与えている感じ。

ケルトと違って、カードは昇順にしか出せない上に
カードの数字がそのまま得点になるので、7、8、9あたりが
3枚くらい手にあれば、5くらいから始めても全然問題ない。

あとはやっぱり賭けカード。
より高得点を狙うには少しガマンして1~2枚くらい出したいところ。
かと言ってカードを捨ててばかりだと、相手へのナイスアシストに
なってしまうばかりか、あっという間に山札がなくなってしまい
カードをプレイするタイミングを逸してしまう。

0点ギリギリ(探検コスト含めて)か、若干マイナスで妥協する列と
高得点を狙う列をあらかじめ絞った方がいい感じだ。


でもやっぱり、デザイン等も含めてケルトの方が好みかな。
ロストシティも良いんだけど、システム的にケルトの方が洗練されている感じがする。
ボードやカードのデザインもケルトの方が1枚上。
ロストシティはいろんな意味で若干、荒削りな感じかな。
まぁ、そうじゃなかったら改良したとは言えないんだろうけどw

あと余談だが、カードがでかい。欧米人向けの仕様だからかな?


JohnnyBet



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