たっくんのボードゲーム日記

No.368
キーフラワー
Keyflower

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約150

ルール難易度 けっこう難しい
日本語化 不要


はっきり言ってこのゲーム、どこから紹介していいのか良く分からないので

とりあえず、コンポーネントを全部撮ってみた。


ボードは無く、7種類の六角形タイルと大量のミープルなどの駒類、そして衝立

あとは黒い布製の袋が付いてます。これで大体全部。


ミープルは赤、黄、青がそれぞれ40個ずつ



ただ、緑だけは20個で少々希少価値があります。


左端に写ってる紫のやつはスタートプレイヤーマーカー

このゲームではミープルはワーカーであり、お金であり、リソースであり・・まあ今のところはあまり気にしなくてOK


これらの駒とタイルは単純にリソース(資源)です。


黄色:金
黒 :鉄
灰色:石
茶色:木

そして工具タイルが3種類
黒 :金床
灰色:つるはし
茶色:ノコギリ


金は他の3種類のリソースのいずれかとして代用することが可能で、ちょっと価値が高くなってます。



六角形タイルはごちゃごちゃいろいろ書いてあるんだけれど・


タイルの左上に描かれているアイコンで4種類の季節に分類します。

ゲームは季節単位で進んでいって、春から始まって冬(第4ラウンド)で終了します。

で、各季節ごとに対応したアイコンが描かれたタイルが登場する、という感じ。


たとえば、これは冬用のタイルなのだが


このタイルを持っていると、3種類の工具タイル1セットにつき10点もらえます。

黄色い丸の数字がもらえる点数を表します。


こちらのタイルは緑のミープル1つにつき2点もらえます。




リソースの色を指定されていない場合もあります。


このタイルなら、色に関わらず八角形のリソース駒5個セットで5点もらえます。



もうこのタイルはもう説明不要ですよね。



さて、これらの冬タイルで得点するためには当然相応のリソースが必要です。



必要なリソースを獲得するためのタイルが春~秋にはたくさん登場します。


このタイルは、持ってるだけで3点もらえますが


手番でミープルをこのタイルの上に置いて発動させる

灰色のリソース(石材)を3つ獲得できます。


1度発動させたタイルを同じラウンドでもう1回発動させることもできますが
そのときは、すでに置かれているミープルと同じ色でしかも1つ以上多い個数を置かなければなりません。


この場合なら黄色2個置けば2回目の発動が可能です。

ところで、これはタイルの裏面で


表面はこうなっています


実は1回の発動で石材3つというのは、タイルを改良した後の効果で
最初は得られるリソースは1個だけ。

裏面に書かれていたのは、「改良後の効果のみ」というわけです。


必要なリソースを支払えば、タイルをひっくり返して改良することができます。




他には、このタイルなら発動させると袋からミープルを1つランダムに獲得できますが、、




改良すると2つ獲得できるようになります。





ゲームの最初に1枚、HOMEタイルを受け取ります。


で、ゲーム中に獲得したタイルは


HOMEタイルから伸ばすようにくっつけていって自分の村を作っていきます。


なんか色々改良したい感じですが


改良にはリソースが必要なので、発動してリソースを生産します。




もう1回発動して、もういっちょ生産


生産した木と石を使って右下のHOMEタイルを改良したいところですが


リソースを使用する場所まで運ばなければなりません




そのために発動させる必要があるのが、この効果のタイル


HOMEタイルに描かれています。

リソースを1個、タイル1つ分運ぶのに1移動ポイント必要です。
なので、リソース2つを隣のタイルに移動させるには2移動ポイントが必要になる。
馬車に書かれている数字が使用可能な移動ポイント

移動は基本的に道に沿って行わなければなりません。


ラウンドの最後に、自分の村に置かれたミープルを回収します。



というのは、、


他のプレイヤーの村のタイルにミープルを置いて発動させて効果を得ることもできる。



獲得したリソースは、自分の村のHOMEタイルの上に置きます。


必要であれば、ここからリソースを移動させます。


自分の村のタイルを発動させてリソースを生産した場合は
生産を行ったタイルの上にリソースを置きます。




もちろん、リソースの獲得だけじゃなくてリソースの移動効果も
他のプレイヤーのタイルを発動させて使用することもできます。


ただ、発動するために置いたミープルはラウンド終了時に
そのプレイヤーのものになっちゃうわけですが・・



さて、ではタイルの獲得方法について

各季節(ラウンド)では、プレイ人数に応じた枚数のタイルが競りにかけられます




入札するには、タイルの6辺のうち自分に一番近い辺にミープルを置きます。




対抗入札するには、最初に置かれたミープルと同じ色で
それよりも多い個数を置いて入札しなければならない。




競りの最中のタイルも発動させることができます。


発動のために置かれたミープルはタイルの落札者が獲得します。

ちなみに、このときのミープルの色も1つのタイルに対してすべて同じでなければならない。


競り負けているミープルは他の場所に移動できます。


ただし、移動させるときはそこに置いているミープルを全部まとめて移動しなければならない。
※移動先のタイルで競り勝つために手元からミープルを追加することは可



こんな感じになっていきます。



手番を一度パスしても、再入札したり発動させたりすることができます。

全員が連続してパスしたらラウンド(季節)が終了します。

で、各自獲得したタイルを自分の村に追加する、、という流れ。


***


ラウンド終了時には、ミープル補充のチャンスがあります。


プレイ人数と同じ枚数のボートタイルを使用します。


ボートに描かれている数のミープルと工具タイルを載せておきます。


ラウンドの最後に、ボートを1つ選んでその上に乗っているリソースをもらえるのだが


その獲得順も競りで決めます




このタイルを落札すれば、一番最初にボートを選べます。




このタイルはボートの獲得順は3番目ですが、スタートプレイヤーマーカーを獲得できます。




ラウンドが進むと、ボートタイルに描かれているアイコンに従ってタイルを裏返していきます。


そして、冬ラウンドが終わったときにボートから得られるのはミープルなどのリソースではなく
タイル下部に描かれている冬専用の効果を獲得します。

タイルの獲得順は、他の季節と同じく先の順番タイルの競りによって決めます。

※詳細は割愛


同時に、順番タイルそのものも獲得して村に加えます。


隣接しているタイル1枚につき1勝利点になります。


最初に受け取るミープルは袋からランダムに8個引きます。




ただし、緑のミープルだけは別に分けてテーブルの脇に置いておきます。


緑のミープルは基本的にタイルの効果で獲得するしかなく、貴重な存在になっています。





Bleasdale, Sebastian
Breese, Richard

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ゲームの面白さはともかくとして、インスト泣かせなゲームだと思った。
とにかく説明しづらい。実際やってみると意外とすんなりいくんだけれど
でも、これはゲーム慣れしてない人にはかなり厳しいな。

競りゲームというよりは、ワーカープレイスメント・リソースマネジメントの色合いが強い。
で、競りの要素も少々、マストフォローのトリックテイクライクな味も少々といったところ

オリジナリティは非常に高く、競りとワーカープレイスメントが同時進行するというのは良く考えられてる。
確かに一定レベル以上の面白さがあるし、システムもうまく機能しててよく出来てると思うんだけど
とっつきやすさに関しては最悪レベルと言っても過言じゃないように思う。

一歩踏み込んじゃえばそれほどでもないんだけれど、とにかく最初のハードルが高い感じ。

ルールの把握の難しさに加えて、勘所も分かりづらそうな気がする。。

プレイ時間も初プレイ3人+2回目1人というメンバー4人で2時間半。

まあまあ面白いとは思うんだけど、うーん。。
好みの問題かな、完成度そのものはとても高いものを感じるので。

2013/04/30


JohnnyBet



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