たっくんのボードゲーム日記

No.75
アンギャルド
En Garde

プレイ人数:2
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




ゲーム全景。見たまんま、フェンシングです。



1~23までのマスが一列に並んだボードと
1~5までの数字が書かれたカード(各5枚で計25枚)を使う。

コマ(ソードマン)は写真のように両端に置き、カードはシャッフルして5枚ずつ配る。

で、交互に1枚ずつカードをプレイして、プレイしたカードの数字分だけ
ソードマンを前進、あるいは後退させることができる。(もちろん、ボードの外には出られない)

カードをプレイしたら手札は常に5枚になるように補充する。


そのうちカードを数枚プレイするうちに、ソードマン同士が接近するのだが。。

ここで、相手のソードマンの居る位置にちょうど移動できるだけのカードをプレイすることで
移動の代わりに「攻撃」を仕掛けることができる。



この場合だと、3マス離れているので3のカードをプレイすると攻撃できる。


防御側は、攻撃側から出されたカードと同じ数字のカードをプレイすることで
攻撃を防ぐことができる。



ちなみに攻撃側は、同じ数字のカードを複数枚プレイして攻撃することもできる。
この場合、防御側は同じ数字のカードを同じ枚数出せないと防御できない。

攻撃が成功したら1ポイント。

ソードマンを両端に戻し、全てのカードをシャッフルしなおして改めて5枚配りなおして
次のラウンドに進みます。

5ポイント先取した方の勝ち。簡単!


★移動攻撃(発展ルール)★

通常通りカードをプレイして、前進移動した後
さらにもうカードをプレイして攻撃を仕掛けることができます。
※このときも複数枚プレイして攻撃できる
※後退したときは、攻撃できません




この場合だと、5マス分離れているので
まず3のカードで移動、そして2のカードで攻撃。

通常の攻撃の場合、防御側は同じ数字のカードをプレイするしか回避手段は無かったが
移動攻撃に対しては、単に適当なカードをプレイして後退することで防御することができる。

しかし後退によって回避した場合、手番はまた攻撃側に回ってきてしまい
連続攻撃を仕掛けられてしまう可能性が高くなる。
※同じカードをプレイして、その場で攻撃を回避した場合は手番は防御側に回ってくる


もう1つ、後退に次ぐ後退で端に追い詰められて
移動することができなくなってしまうと負け(1ポイント取られる)になってしまう。



プレイされたカードを良くカウンティングして覚えておいて
確実に攻撃がヒットするタイミングと距離をうかがう。そんなゲームである。

カードがなくなった場合は、より追い詰めている方の勝ちになるので
そういうのを狙う戦略もあるかな~。





Knizia, Reiner
プレイ記



相棒と対戦。



第一ラウンドは俺がポイントゲットして先行。




第2ラウンド、相手との距離は3マス。。




俺の手札。3のカードは2枚持っているので仮に攻撃されてもまず大丈夫。




と思ったら、相棒3枚で攻撃してきた!
ん~3枚も持ってたのかーー。ちくしょう、1ポイント献上してしまった。




息子も参戦。。負けんぞ。




1から5まで1枚ずつ。



ま、こういうときは大きい数字から出して追い込む作戦で。。


3が溜まってきた。これで攻撃できれば相棒は防御不能(同じカードは全部で5枚しかないので)




間合いをうかがう、、防御可能な距離を保ちつつ3マスの間合いを狙っていくのだが。。



結局、俺のワナにはまって相棒、3マスの間合いに飛び込んできた^^
んで、俺の3枚攻撃が決まってポイントゲット。

4ポイント対4ポイントで迎えた最終戦



1が5枚来た・・、あとで分かったことなのだがこのとき
相棒は3が5枚だったらしい。

1でじりじり間合いをつめたところで、緊張感が切れたのか
相棒、無防備のまま1マスの間合いに入ってしまう。

当然、俺の攻撃が決まって俺の勝利。

5対4、辛勝かな。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ん~、まあまあかな。
カードのカウンティングが必要なゲームなので、もうちょっと
記憶力によるところが大きいのかなと思ってたのだが、そうでもなかった。
割と適当な記憶でも楽しめる。プレイ感は見た目どおりかなり軽め。

ところでこれはトラベル版なのだが、コンポーネントが抜群に良い。
ボード(マット)は言うことなしだし、コマは金属製だ。
難点は、コマが持ってる剣が若干危なっかしいところかな^^;
マジで刺さる・・・金属製だし。。

シンプルな駆け引きが楽しめる好ゲームなのだが
ちょっともうひと工夫欲しい。
プレイの内容の割に5ラウンド先取というのは少々間延びした感じがする。

もう一歩、奥の深い何かが欲しいところ。んー、惜しい。


JohnnyBet



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