たっくんのボードゲーム日記

No.351
キャット&チョコレート
Cat & Chocolate

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要・日本語版です


幽霊屋敷の中で起きる様々な危機を手持ちのアイテムを駆使して切り抜けるカードゲームです。

どんな事件が起きるのかというと、こんな感じ。


血の洪水が押し寄せてくるだとか、悪魔が誘惑してくるだとか

これらの恐ろしい危機を、こういうアイテムで切り抜けなくてはならない。

猫、チョコレート、口紅


もちろんアイテムカードは他にもたくさんあるけれど大体こんな調子。

これで一体どうすんの??という感じだが(笑

この一見なんの役にも立ちそうに無いアイテムを使って(無理矢理こじつけて)
どうやって危機を脱するのかプレゼンをします。

で、他のプレイヤーはそれで危機を乗り越えられたかどうかプレゼンを聞いて判定します。

特に明確な基準があるわけではなく
とにかくみんなを納得させる話ができればOKというアバウトなシステムになっています。

半数以上のプレイヤーのOKがもらえたら勝利点として危機カードを受け取ります。


アイテムカードは手札として3枚ずつ持ちます




手番では危機カードの山から1枚めくります


で、書かれている危機を手持ちのアイテムを使用していかにして切り抜けるか考えるのだが

危機カードの背には1~3の数字が書かれていて
そのときの山札の一番上に書かれた数字と同じ枚数のアイテムを使用しなければならない。


この場合なら、3枚(手札全部)です。




危機を切り抜けられたと、認められたら危機カードを受け取ります。




危機カードの山札の真ん中あたりに「END」カードを入れておきます。


このカードがめくられたら即ゲーム終了です。


ところで、このゲームはチーム戦です。

こういうカードを最初に秘密裏に1枚ずつ受け取ります。


勝敗はチームごとの合計点で決めます。



プレイ人数が奇数の場合は・・

3人プレイ ⇒ 1人チームのプレイヤーの獲得点数を2倍にします

5人プレイ ⇒ 3人チームの点数は、チーム内で獲得点数が最も低いプレイヤーと最も多いプレイヤーだけを合計します





Ryo, Kawakami
プレイ記

YGさん、イズナさん、たっくんの3人プレイ

「大量の血が波となって押し寄せる」



アイテム:シーツ



YGさん「シーツを膨らませて浮き輪みたいにして逃れます」

シーツって浮くんですかね?^^;

「お風呂とかで空気入れて膨らませたりするじゃないですか」

あー、なるほど・・

「ブクブクブクと」

んー、ダメかな?^^;




「最高の女性が誘惑してくる、だが明らかに彼女は悪魔だ」



アイテム:黒猫



イズナさん「お前の悪魔使いの黒猫を人質に取っているぞ!」

イズナさん「コイツの命が惜しければあっちいけ!!」

笑


YGさん「いきますか」

アウト!


「ホームシックに襲われた。何をする気も起きない」



アイテム:チョコレート、鳥かご



たっくん「チョコレート食べて、甘いもの食べて良い気分になって」

たっくん「鳥のさえずりを聴いて」

たっくん「あー、癒される~みたいなw」

YGさん&イズナさん「まあいいんじゃないですか?」

たっくん「ありがとうございます!」



「ソファやテーブルが突進してくる」



イズナさん「あー、ポルターガイストですか?」

イズナさん「攻撃してきますよ、攻撃」

イズナさん「ただ飛んでくるだけじゃなくて」


アイテム:ガム、ペンダント



YGさん「ダメだな、どうにもなんない」

YGさん「とりあえず、ガムを食べて気分を落ち着かせてから」

YGさん「ペンダントを投げて、ポルターガイストの気をそらして逃げます」

YGさん「だめ、無理なんですよ^^;」


まあ、アウトですね^^;;


イズナさん「なかなかそのアイテムじゃ難しいですね」



「無数の虫が襲いかかってくる」



アイテム:懐中電灯、ロープ



たっくん「あれですよ、ナウシカの世界」

イズナさん「わかりました」

イズナさん「まず懐中電灯で照らして虫をおびき寄せて」

なるほど!

イズナさん「ロープを振り回すとヒュンヒュン鳴る!」

虫笛ですか?^^;

ロープって鳴るんですかね?

たっくん「いや、これ笛付いてないですw」

イズナさん「ヒュンヒュン♪」

んーーー

YGさん:NG
たっくん:OK

懐中電灯は効果ありそうなんで、まあいいかなと


たっくん「ロープはまあ役に立ってないですね」



「シャンデリアが落ちてくる」



アイテム:チェーンソー



たっくん「チェーンソーを頭の上に立てるw」

たっくん「ヴィーン!って感じで、シャンデリアを真っ二つにします」

く、くるしい^^;



「醜い人が自らを傷つけようとしている、止めなければ」



アイテム:コート



たっくん「あー、これは人の危機を救うパターンですね」

YG「刃物が使えない状態にします、コートで包んでw」

イズナさん「素手でいくと危ないから?」

ま、一応OKかな(笑



「階段で足を滑らせた、このままでは滑り落ちてしまう」



たっくん「まだ落ちてないですねw」

YGさん「このときロープがあればww」

アイテム:カサ



イズナさん「カサで階段の手すりをひっかけて、、ガシャッと」

イズナさん「よかった、転ばずに済んだw」

たっくん「カサってすっぽ抜けないですか?」

イズナさん「いやいや」


たっくん「カサ使うんだったらどっちかというと、つっかえ棒にしたほうが良くないっすか?」

イズナさん「最初、開いてエアブレーキにしようかと思ったんですけど」

イズナさん「現実味が無いんでやめました(笑」


「轟音のような笑い声が聞こえてくる、頭が割れるように痛い」



アイテム:ジーンズ



たっくん「難しいな・・・」

たっくん「ジーンズで頭をぐるぐる巻きにして耳を塞ぐ」

イズナさん「手で塞げばいいんじゃないですか?ww」

たっくん「これ、地厚のジーンズで遮音効果高いんですよ」

OKもらえました♪



「ボイラーが火を吹き、あたりが炎に包まれる」



アイテム:カバン、謎の小瓶



イズナさん「カバンの中から小瓶を取り出して炎にかけて消す!」

たっくん「量足りなくないですか?w」

イズナさん「いやいや、魔法の小瓶ですからww」

たっくん「これ、中身が消火剤だったとしても足りないと思うんですけど」





「壁の猟銃が暴発する、弾はまっすぐ君に向ってくる!」



アイテム:コイン、万年筆



たっくん「なんの使いようもない万年筆を・・」

YGさん「遺書を書くとか?w」

^^;

イズナさん「そういうストーリーじゃないよwww」

イズナさん「すっごいすばやいスピードで書かないとw」

たっくん「wそのまえに」

たっくん「これ、すっごいでかいコインなんですよ」


イズナさん「いや、それコインじゃない^^;盾ですよ、盾」

たっくん「いやそんなでかくないですw これが胸ポケットに入ってて」

たっくん「弾が運良く、胸ポケットのコインに当たるんですよ」

イズナさん「西部劇みたいに?w」

たっくん「で、万年筆で後日談を書く」

イズナさん「とりあえず、この場では使わないんですねw」

イズナさん「そっかw」


・・これはアウトの判定


******



「毒グモに咬まれた、早く治療しなければ!」

アイテム:注射器、ピストル



たっくん「これは完璧です」

たっくん「注射器で解毒剤を入れて」

YGさん「お!いいですねぇ」

イズナさん「なんかもうこれで完了しちゃったような^^;」

たっくん「で、とどめでピストルでクモを撃ち殺します」

これは文句なくOKもらえました



「握ったナイフは呪われていた、君の右手が君を突き刺す」



アイテム:本、ダイナマイト、タキシード



YGさん「んーー」

YGさん「とりあえず左手で本を持って防いで」

YGさん「右手は諦めてダイナマイトで爆破」

たっくん&イズナさん「その段階でもうダメな気がする^^;」

YGさん「で、タキシードで止血します」


イズナさん「んーーー」

イズナさん「たぶん二番目の段階で死ぬよそれw」

もちろんアウト



「シャワーから熱湯が降りそそぐ、このままでは大やけどだ!」


イズナさん「これは難しいな・・」

アイテム:札束、バール、ナイフ



イズナさん「熱湯をまず防いで」

YGさん「何で防ぐんですか?」

イズナさん「札束を東MAXみたいにバーーーって撒いて防いでw」

イズナさん「そのあとバールでシャワーを叩いて壊します」

YGさん「なんかそれ余計、吹き出してきそうですね」

イズナさん「でナイフでキュキュっと元栓を閉めます」

なんか順番が逆なような・・


アウト!


YGさん「なんか全然合ってない感じでしたねw」



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーむ、どう評したらいいんだろう^^;

確かにやってみるとすごく楽しいんだけど、、

純粋なゲームシステムとしては、ちょっと

プレイヤーに丸投げし過ぎ かな?

これじゃゲームが提供しているものは、会話(プレゼン)のネタに過ぎなくて

「あとはご自由にどうぞ」

と言われているような気がしてしまった。

もうちょっとシステムでいろいろプレイヤーを守って欲しかったな。

特にOKかダメかについて、まるっきりプレイヤー任せにしちゃうんじゃなくて
システムとして少しは何か判断基準を提供して欲しかった。

あと、親指を立てるジェスチャーは国によってはNGだったりすることもあるはず。
そうでなくても、他のプレイヤーがどうなのかちょっと雰囲気を窺いながら
阿吽の呼吸でOKかどうか決めてしまっているケースもありそうなので
せめてインカの黄金みたいなコンポーネントを用意するくらいの配慮が欲しいな。

なんだろうな、危機カードにテキストを敢えて書かないで
描かれている絵を見て、それがどんな危機なのか想像させるところから
プレイヤーにいろいろ考えさせてみても面白かったんじゃないかな。

その上でOKかどうかは機械的に判定するシステムを
提供できていたら素晴らしかったと思うんだけど。

出発点の自由度は高く、でもルールで縛ることでゲームとして
うまく収束させていくような方向性が良かったんじゃないかという気がする。

まったく逆になっちゃってるんだよね、最初の縛りはキツイんだけど(特にアイテム3枚とかだと)
そのあとは、発散させっぱなしになってしまって。。

頭の使い方としてゲームというよりは、ブレーンストーミングと言った方が近いのかもしれない。

もちろん、それはとても有益なことだとは思うよ。

ただ、ゲームとしてはねぇ・・・^^;

もう少しディクシットあたりのシステムを参考にできないかなぁ?
あれって自由に発想させたものをジレンマを効かせた上で、得点という目に見える形のものに
とても見事にスムーズに変換できてると思うんだよな。

最後にもう1つ、一応チーム戦の形態になってはいるけれど、これは明らかに形骸化しちゃってるかな。

というのもゲーム中は誰が味方なのか知る手段がまったくないので
まったくどうでもいい要素になってしまってると思うので。


2013/02/24


■追記

あとから気付いたのだけれど、ボックスアートとかカードのデザインが良く出来てますね。
危機カードは、なんとなくバイオ○ザードっぽい雰囲気があるような・・

ただ、どうせならカードのバックのデザインも同じような感じで統一して欲しかったかな。

2013/02/25


JohnnyBet



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