たっくんのボードゲーム日記

No.49
ボーナンザ
Bohnanza

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 決して難しくはないのだが、若干とっつきにくくややこしい
日本語化 不要


8種類の豆を植えて、育てて、売ってお金を稼ぐカードゲームです。


基本的に使うのはこの8種類の豆カードだけ


豆カードには、枚数と売却価格が書かれています。


このBLUE BEAN(青豆)なら、全部で20枚存在していて

売却価格は

4枚~:1ターラー(お金の単位)
6枚~:2ターラー
8枚~:3ターラー
10枚~:4ターラー

となっています。


なので、6枚セットで売却すれば


2ターラーの利益になります。

一部だけ売ることはできなくて、たとえば7枚持っている場合でも
6枚を2ターラーで売って、1枚は手元に残す というようなことはできません。


植えることができるのは、1人2種類まで

3種類目の豆を植えようとするときは、既に植えてある(オープンにして置いている)豆を
強制的に売却しなければなりません。




豆カードをひっくり返すと、コインが描かれています。


売却した豆カードの枚数に応じて、コインとして手元に残して残りは捨て札にします。



初期手札は5枚 ここで重要なルールがあって



手札の順番を変えてはいけない カードをプレイするときは、必ず右端から カードを補充するときは、必ず左端へ補充します。
なので、手番が来たら右端のカードを1枚プレイ(植える)します。 任意で2枚目の豆カードを植えることもできます。 もちろん植えるなら手札の右端から 残った手札 次の手番で植えなければならないのはBLUE BEAN でもこれは3種類目の豆になってしまうので、これを植えるためには すでに植えている豆を1種類廃棄しなければなりません。 できればBLUE BEANを処分して、その隣のSTINK BEANを植えたいところ。 そんなときは、他のプレイヤーと交渉して豆カードを交換、あるいは引き取ってもらうことができます。 BLUE BEANを植えている(欲しそうな)プレイヤーに交換を持ちかけることができます。 交渉でやりとりする場合だけは、手札のどの位置からでも豆カードを取ることができます。 もしかしたら、こちらの欲しい豆を交換でもらうことができるかもしれません。 ※交渉は必ず手番プレイヤーと行わなければなりません。(手番以外のプレイヤー同士で交換はできない) 交換で獲得した豆カードは、全員(手番以外のプレイヤーも)即座に植えなければなりません。 3種類以上になってしまう場合は、やはり売るか廃棄するかする必要があります。 -------- 交渉をする前に、手番プレイヤーは山札から2枚、豆カードをオープンにします。 手番プレイヤーは、自分の手札に加えてその2枚も交渉のカードにすることができます。 しかし、誰も交渉に応じてくれなかった場合は自分で引き取らなければなりません。 ■手番の流れ 1.手札の右端のカードを植える(自分の前にオープンにして置く)  ※任意で2枚目を植えられる 植えた豆を売りたい、あるいは売らなければならない場合は売却します。 2.山札から2枚オープンにして、交換などの交渉をする  ⇒交渉で得たカードは全員すぐに植える 3.手番プレイヤーは山札から3枚手札に補充する  ※補充するときは1枚ずつ必ず左端へ ■ゲームの終了 山札が無くなったら、捨て札をシャッフルして新しい山札にします。 これを繰り返して、3回目の山札がなくなったら即ゲーム終了。 (最後に畑に植えてある豆を売ることができる) 獲得したターラーが最も多いプレイヤーの勝ち *** 3ターラー払うことで、3つ目の畑を買うことができます 3種類目の豆を植えることができるようになります。
Rosenberg, Uwe

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

んー、まぁまぁかな。

ちょっと独特な雰囲気があるゲーム。
交渉が主体なので、いろいろ会話が飛び交うことになるのだが
最初は、どう交渉していいのか分からずなかなか難しい面もあると感じた。

しかし、競争形式のゲームであるにもかかわらず
あまりキリキリとしたものは無く、ほのぼのゆるゆるとした交渉が楽しめる。
そういう意味ではなんとなく気持ちのいいゲームだ。

しかし裏を返すと勝ち負けは、あまり気にならないところもあり
好みが分かれそうな印象だ。
ガチな勝負がしたい人には、おそらく向かないのではと思う。

※逆に勝ちにいこうとすると、緻密なカウンティングとかが
 必要になってくるはずなので、もしそういう人同士でやるとなると
 雰囲気はガラッと変わってくるかもしれないが。

読み合いとかはほとんどないし、この感じは、あ、あれだ、パンデミック。
プレイヤー全員がなんとなーく協力体制にあるところなんかはちょっと似てる気がする。

しかし、パンデミックのような達成感は無いのが若干痛いところ。。

でもまぁ、胃がキリキリしすぎたらやってみるのもいいのではなかろうか。

腹の探りあい的な要素がほとんど無いので、手札はオープンでもいいかもしれない。
むしろ自分の手札を見せた方が交渉がスムーズにいくかも。
「手札の順番を入れ替えてはいけない」というこのゲーム特有のルールも
そのほうがマッチしてる気がする。
(手札を見せない状態では、こっそり入れ替えたりしてないか他のプレイヤーは確認しづらいので)

あ、それから自分にとって不要なものを「引き取ってもらう」という交渉があるのは
ちょっと珍しいかもしれないなぁ。

あとゲームの内容の割にプレイ時間が若干長いかな。
プレイ感は軽いだけにもう少しサクっとできるといいと思う。


ちょっとしまりのない文章になってしまったが

纏めると

持ちつ持たれつというのを体験できる、ゆるゆるとした交渉ゲーム。
といったところ。


■追記

かなり人気のあるゲームで、大好きだという人も多いんだけれど
個人的にはこれちょっとイマイチ。

交渉ゲームなんだけれど、あまりに利害が一致しすぎて駆け引きの要素が希薄。
だったら素直に協力ゲームにしちゃえば良かったんじゃないかなと思ったり。。

和やかなムードになるので、特に女性に人気があるというのはそのへんに理由があるのかも。

これは好き嫌いの問題なのかもな。

豆を売って得るお金は、豆カードを裏返すとコインの絵柄になっているので
もらえるコイン分のカードだけ裏返して手元に残して、あとは捨て札にするだけでいいとか
そういうところは良く考えられてて、とてもプレイアビリティが良いと思うし。
今さら自分が言うようなことではないかもしれないけれど、完成度そのものは非常に高いと思う。

んー、、Bに変更するかなぁ。。
でも個人的な趣向からはちょっと外れてるので、やっぱCのままにしとく。

2013/04/27


JohnnyBet



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