たっくんのボードゲーム日記

No.89
バルバロッサ
Barbarossa

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要





ゲーム全景、各プレイヤーは粘土細工を2つずつ作って(4人プレイ時)それが何なのか当てるゲーム。
真ん中に並んでるのがその粘土細工。



粘土細工は分かり易過ぎても、分かりにく過ぎても得点にならないので(それどころかマイナス点)
「言われればそんな風に見えなくもないなぁ」程度に作るのがコツ。


これが粘土。触った感じは、あまりベタベタしないしそれほど油っぽくない。
硬さは割と硬めで、触感はけっこう好きな感じ。
なんだろう、うっすらした油膜みたいなのが手に付く程度かな。



ワックス粘土とかってこんな感じなのかな?

そんなにベタベタはしないんだけど、やっぱり触ったあとは手を洗いたくなる。
でも水洗いでも大丈夫かなーって感じもする。

粘土は乾燥に弱いらしいので、付属のビニール袋になるべく空気を抜くようにして保管します。





さて、肝心のゲーム内容の話に戻りましょう。
各自粘土細工を作ったら、ボードの真ん中に置きます。



全員が置いたらゲームスタート。
一番最初に粘土細工を置いた人から始めます。

サイコロを振って、粘土細工の周りのマスをクルクル時計回りに回ります。


これはドラゴンのマス。止まったら自分以外の全員がプラス1点。



あまり止まりたくないところ。



ここは宝石を1つもらえるマス。



サイコロを振る代わりに宝石を1つ消費することで1マス進むことが出来る。
3マス進みたいなら3つ使う、という感じ。


得点・宝石チャートボード。これが初期状態。



石が渦巻きみたいになってるのが得点チャートで、渦巻きの中心がゴール。
マイナスの得点もあるのでチャートの途中からスタートします。

上段のは宝石チャート、最初はみんな12個ずつ持っています。




さて、残りの2つがゲームの肝になるマス。

まず「小人」ここでは粘土細工を1つ指定して答えの名前の1文字を教えてもらえます。



例えば、「一番最初の文字は?」とか。
回答は紙に書いて、質問した人に渡して他の人には分からないようにします。


クエスチョンのマスでは、粘土細工を1つ指定して質問をします。



「これは食べられるものですか?」とか「これは生き物ですか?」等

その粘土細工を作った人は次の4つの内から質問に対して回答します。

・「そうです」
・「そうかもしれない」
・「正しい答えは無い」
・「違います」

回答者に「違います」と言われない限り質問を続けることが出来ます。

もし「違います」と言われたら、さらに質問を続けるか
それが何なのか当てるかを選択します。

質問を続けた場合、「違います」と言われたら手番終了。
ちなみに質問を途中でやめて、当てにいくこともできる。

当てにいくことにした場合は、答えを紙に書いて作った人に渡します。
作った人は紙を見て正解かどうかをみんなに言います。(※答えがなんなのかは言わないようにする)

間違いだった場合はそのまま手番終了。


しかし、正解だった場合は、、

こんな風に、矢を粘土細工に刺します。



1つの粘土細工には2本までしか矢は刺せません。

で、矢を刺した人(正解した人)は得点がもらえます。
1本目5点
2本目3点
さらに、その粘土細工を作った人にも得点が入ります。 ボード上の全ての粘土細工に刺さっている矢を数えて 何番目に刺されたかで得点が入ったりマイナスになったりします。
1~2本目-2点
3本目-1点
4本目0点
5~6本目1点
7~8本目2点
9本目1点
10本目0点
11本目-1点
12~13本目-2点
まあ要するに、あんまり早く当てられたり、逆になかなか当ててもらえなかったりすると マイナス点を喰らってしまう。 ★ゲームの終了★ だれかが得点チャートの中心に到達するか、13本目の矢が刺さったらゲーム終了になる。 あ、あと呪いのチップというのがあって各自3つずつ持ちます。 んでこのチップを1つ消費することで他のプレイヤーの手番中に割り込んで 粘土細工の正体当てをすることができる。 ただし、他の人が回答中のとき以外。上手に使いたい。
Teuber, Klaus
プレイ記



KURITOTTO, 蝶々さんと3人プレイ


まずはKURITOTTOの作品・・・



うわ、分かり易すぎ!ろうそくに、太陽の塔でしょコレ。
ヒントとか質問ナシで分かるよ^^;


緑のが俺。



左からビッグベン、凱旋門、タイタニック号・・・^^;


そして蝶々さんの作品



うーむこっちはさっぱり分からん。

俺「蝶々さん、これ(写真一番右のやつ)最初の1文字教えて」

渡されたメモ⇒「ほ」

ほ???ほで始まる、こんな形のものってなんだ??


やっぱりさっぱり分からん^^;


まあとりあえず、KURITOTTOの太陽の塔はサクッと当てて



俺「KURITOTTO、-2点ね」

KURITOTTO「え、マジで?なんで分かったの?」

いやいや、分かり易すぎるだろ。。


蝶々さんのこれ、なんだろ・・?



スキー板かなぁ

俺「これ、スポーツで使う?」

蝶々さん「使わない」

じゃあ違うな・・

・・・2~3巡後

最初の1文字を教えてもらったら「べ」と来た

あー、分かったベッドだ!

蝶々さん「正解!」

プス←矢を刺した


それにしても、いっこーに俺のに矢が刺さらん・・



難しすぎたかな?



KURITOTTOがコレについて質問する



KURITOTTO「食べ物ですか?」

蝶々さん「ハイそうです」

KURITOTTO「お弁当に入ってる?」

俺「あー、分かった割り込みまーす!」


答えは



うめぼし



蝶々さん「正解でーす」



結局、最後まで右端のつぶれた物体の正体は分からず・・



俺「蝶々さん、コレなに?」

蝶々さん「ほしあんず^^;」

そりゃワカンネ。。


KURITOTTO「じゃ、たっくんのこれは?」

俺「タイタニック号^^;」

KURITOTTO「わかんねーよ、そんなの・・」



相棒を入れて、4人で2回戦目




相棒は青。
これまた分かりやすいなぁ、最初の1文字目何?

相棒「ぎ」・・

もう100%ぎょうざでしょ。

もういっこの方はたぶん、くじらだな。


ちなみに、俺のは新幹線と、はごいた。

相棒は最初から薄々はごいたと思ってたらしい。

相棒「でもねえ、あんな凱旋門とかビッグベンとか作る人でしょ~・・・」

と、疑念を持ったらしい。



蝶々さんの四角いのがなんなのか、さっぱり検討もつかない

KURITOTTO「家の中にある?」

蝶々さん「ないよ」

KURITOTTO「人が動かせるもの?」

蝶々さん「動かせない」

・・・その後

俺「これって大事なもの?」

蝶々さん「うーん、そうかもしれない」

金庫かな?

蝶々さん「ちがいまーす」

うーむ。。


結局、蝶々さんのは、マンションに浮き輪

KURITOTTOのはヘリコプターに扇風機でした。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

おまけのAかな、想像以上に面白い。
もっと当てにくいかなと思ったんだけど、頭文字とか教えてもらえば
けっこうすんなり分かったり、でもそうでないものもちゃんとあって
どっちかに偏ってるというのは感じなくて非常にバランスが良いんじゃないかと思った。

粘土をこねるプレイヤーのセンスや技量によるところが大きいと思うんだけど
ここは分かり易すぎても、分かりにくすぎてもマイナス点というシステムの恩恵
と思っておきたい。

なんにしても面白い、ゲーム終了後の感想戦なんかでも盛り上がったり
これはもう、何かを作ってそれがなんなのか当て合いをすること自体が
非常に面白いんだろうな。
システムの恩恵と言っておきながら、言葉が若干矛盾するけど。

おまけ、とした理由はどうにもすごろくっぽい部分が余計だということ。
作品の正体当てに専念したい感じだ。
特にドラゴンのマスなんかでポイントがどんどん上がってしまったりすると
ちょっと興醒めな部分もある。

あと、これはしょうがないことだけれど、粘土は多少べたつくので
こねた後は手を洗わなきゃならないということ。
プレイアビリティという点で若干ではあるが気になる。

しかし、すごろくの部分を省いてしまうとゲームシステムが提供していると
考えられる部分がすごく小さくなってしまって、1つのゲーム作品としてどうなのか?
ということなのかもしれない。

まぁでも粘土がキライでなければ、まずプレイしてみて損のないゲームだと思う。
昔の大賞受賞作なんだなぁ、と感じさせてくれる1作だ。


JohnnyBet



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