No.124
アッティカ
Attika
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 若干分かりづらい、若干ね、、
日本語化 不要
ボード全景。なんだか寂しい感じもするが2人プレイではこれが舞台になる。左上と右下にちょこん、ちょこんと置いてあるのが神殿。 途中には、丘、山、森、湖の4種類の地形が描かれている。 このボード上に、建物を建てていくのだが。 1プレイヤーは30個ずつ建物タイルを持つ。
で、ボード上に建物を建てていって ①神殿と神殿をつなげる ②30個の建物タイルを置き切る このどちらかで勝ちになる。 こんな風に、神殿と神殿を建物タイルでつなげたら勝ち。
まぁ、実際は他のプレイヤーも建物タイルを置くので こんな直線的につなげられることはまず無いのだが・・ 建物タイルには建設コストが書いてあって 例えばこのTURMの場合、丘2つと山1つが建設コスト。
基本的に建設コスト分の地形カードを払う必要があるのだが 最初に述べたように、ボードにも地形が描かれていて。。
建設する場所と、そこに隣接するマスにある地形を利用することができる。 たとえば、ここにさっきのTURMを建設する場合
建設コストの内、丘と隣接するマスの山を利用することが出来るので 丘の地形カードを1枚支払えばコストの丘、丘、山を満たすことができ建設出来る。
さてゲームプレイ中、建物タイルは4つの山にして伏せておくのだが
この山を1つ使い切るたびに、ゲームボードを追加で置くことができる。
これによって、進路を妨害されても回り込むように神殿を目指すことができるようになる。
これが地形カード、これを建設コストとして支払う。
そして各プレイヤーには、こんなボードが渡される。
建物建設の工程表みたいなもんで、ここに書かれている順番どおりに 隣接するように建てると建設コストが無料になる。 たとえば、STEINBRUCHを既に建設していれば その隣にFESTUNGを建てるとコストがタダになる。
つまり、矢印の順番どおりに建てるとタダになる。 こんな感じかな。STEINBRUCHの隣にFESTUNGを建てる。。
★ゲームの流れ★ 手番では ①建物タイルを2枚めくる か ②建物を3つ建設する のどちらかを選ぶ。 めくった場合は、そのタイルをゲームボードの上に建設するか 建設できない・しない場合は、さっきの工程表の対応する場所に置いておく。 建設する場合は、工程表の上のタイルを3つゲームボードに建設できる。 ※もちろん建設コストは払う どちらを選んだ場合でも、めくる枚数もしくは建設する数を余らせて 余らせた分だけ地形カードを引いて手札に加えることができる。 たとえば、3つ建設するを選んで1つ建設した場合は2枚、地形カードを引ける。 本当はもう少し細かいルールがあるのだが割愛・・ざっくりこんなとこかな。
Casasola Merkle, Marcel-Andre |
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プレイ記
kunさん、ももさん、俺の3人プレイ。初プレイで勝手の分からない約3名。
適当にタイルめくって建てられそうなところに、これまた適当に建てる。 そんな中、唯一黄色の俺は一応、上と左下の神殿接続を目指して配置する。 しかし無計画にグリーン○アのごとく建てていては、あっという間に資源は底を尽きる。
いつの間にやら、kunさんの水色が上と右下の神殿接続しそうになる。
いよいよやべえ、そんなとこに置かれたら一瞬で勝負が決まってしまうかもしれん!
kunさん「でもなぁ、どうせジャマされるよなー」 kunさん「とりあえず、こんな感じで置いてみることにする」
一応、危機は去ったのか?^^; いや、まてよ・・
ボード、こんな風に置いちゃえばいいんじゃないの? 俺「こういうジャマの仕方もアリですよね」 kunさん「あーー」 してやったり^^ 上の神殿に繋ぐのはあきらめて、左下と右下の接続を目指す。
道路は隣接していれば無料で造れるのでガンガン置く。
あのへんはもうほっといても大丈夫だろ(笑
しかし俺の方も、ももさんの嫌がらせが功を奏してほぼ万事休す。
いよいよもって泥仕合の様相を呈してきた。 この辺りからみんな同じことを思った。 「これは神殿接続は無理だ。タイル全部置き切るしかない」 建設計画だけで、着工のメドすら立たない建物たち。
ここに来てかなり痛いミスを犯していることに気付く。
首都をかなり辺鄙なとこに置いてしまっている・・・やべえ 無計画に建てたツケが回ってきた。。 なんとかニンジン(アンフォラ)を獲得して手番を誤魔化すものの 時すでに遅し。
kunさんが建てきって終了。
俺「あー、やっぱ首都の場所間違えたよなぁ。完全に建設計画間違えた」 kunさん「いやでもね、俺ここ建てられないのに建てちゃったんですよ。黙ってたんですけど・・」 なにぃ・・・ あれ? 俺「あ、すいません、ルールちょっと間違ってたみたい」 kunさん「あ、いいですよ今更1つくらい。そうでなくてもいろいろ間違えまくってますから」 俺「最初に自分のボードに4つ建物を並べておくらしい」 kunさん「あ、やっぱりそうですよね。最初どうしたらいいのか分からなかったですもん」
ん~~、ルール読み終えた段階では面白いかどうか微妙だなと思ってたのだが つまらなかったか面白かったかで言えば、間違いなく面白い! このジワジワにじみでてくるような面白さはカサソラらしい感じだなぁ。 いっぺんやってみて分かったことが盛りだくさんなので 「これもう1回やりたいね」という意見で全員一致した。 ただ終盤戦が泥仕合チックになり、かなりヘビーだったので すぐに再プレイとはならなかったけど。 明らかな欠点は視認性の悪さ。 建物の名前も読めないのがけっこうあるし、その建物は本当にその資源で建てられるのか 無料で建てられるパターンなのか、ニンジンはもらえるのか、実に分かりづらい。 初プレイでは特に辛かった。慣れてくれば大分解消されそうではあるが。 これ、建物名を日本語化したとしても見づらい気がするなぁ。。 でもその点を除けば、ほかは良いところばかりだ。 いきなり「これ面白い」と感じるタイプではないので少々ゲーマー向けに分類されるけれど 悩みどころは満載だし、建物をトントントンと建てられたときなどは爽快感もある。 自分は綿密な建設計画を立てながら、相手の建設はジャマしていくのを考えるのは非常に面白い。 タイルの引き運によるところも大きいけれど、決してそれだけではない。 見事。 と言いたいのだが、やっぱり何か決定打に欠ける感は否めない。 でも良作であることは間違いない、文句無く評価Bとしたい。JohnnyBet ツイート