たっくんのボードゲーム日記

No.145
はやぶさ君の冒険
Adventure of Hayabusa

プレイ人数:1 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要(日本語版)




探査機「はやぶさ」を、小惑星イトカワまで送り込み
無事地球に帰還させる協力ゲームである。


まず、はやぶさはイトカワを目指して旅立ちます。



この行程カードをめくっていくと、イトカワまでの距離がどんどん短くなり


そのうちイトカワに到着する



イトカワでサンプルを採取したら


地球に帰還する




大気圏突入に成功したら勝利(つまり失敗したら負け)




はやぶさは4基のイオンエンジンというのを積んでいて

それに対応するABCDのイオンエンジンカードというのがある。




このイオンエンジンカードを手札として4枚持ち・・


せーの!で一斉に1枚ずつ出します。




で、アルファベットが、かぶらなかったカードのみ
場に残すことができる。



こうして一定枚数(基本ゲームは8枚)のイオンエンジンカードが場に溜ったら
さっきの行程カードを1枚めくって、はやぶさを進めることができる。

※ゆえに、それぞれなんのイオンエンジンカードをもっているか
 事前に情報交換をしてはいけない。


しかし、イオンエンジンカードの山の中には様々な問題を引き起こす
「トラブルカード」というのも混じっている。



4基のイオンエンジンが1つ故障してしまったり、致命的な問題を引き起こしたり。


これに対抗するように、アクションカードという
トラブルへの対策カードもある。



次々と降りかかってくる問題を、これで解決していく。



ちなみに、アクションカードには難易度というのがあって



サイコロを振って、設定された難易度よりも大きい目を出さないと
アクションを実行することはできない。







評価・・・

※評価の基準についてはこちら

う~~~ん・・どうなんだろうこれは。
他の良作ドイツゲームと比較してしまうと1枚も2枚も格が落ちる感じ。

このゲームのコアなところって、イオンエンジンカードのバッティングを
いかに避けるかにあると思うんだけど、協力ゲームであるのに
お互いの手の内を秘密にしなきゃいけないっていうのがどうしても釈然としないなぁ。
まあ、このシステムだと、そうしないとゲームとして成り立たないんだけど。

それとね、苦しいばかりの状況が続くので、やっててはっきり言ってツライ。
なんか、水を張った洗面器に顔を突っ込んで必死に耐えてる気分。

アクションが成功するかどうかも単なるサイコロ運まかせでは面白味がない。
一言で言うと、悩ましさとかジレンマがない。
やってることが非常に単調で作業チック。

JAXAと提携してて、カードに書いてある豆知識は面白いんだけど
ここではあくまでゲームとしてどうなのか?という点について考えたいので
ウンチクの良し悪しはカットして考えたい。

単にそういう知識が知りたいというのであれば、ほかにいくらでも手段があるし。

どうも力の入れどころを間違えたんじゃないか?という印象。

どうでもいいとまでは言わないけれど、やっぱりゲームなんだから
ゲームとしての面白さや完成度をまずはしっかりさせて欲しい。

広告の紙みたいなボードといい、コンポーネントの質もちょっと×。
挿絵だけはなかなか良い雰囲気なんじゃないかと思うけれど。


国産の協力ゲーとして期待していたんだけど、ちょっと残念に思う。
これはどうやったらゲームとして楽しめるのか、誰か教えてくれ^^;


JohnnyBet



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