たっくんのボードゲーム日記

No.111
アバンドンシップ
Abandon Ship

プレイ人数:3 - 7
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




ボード全景。7匹のネズミが船の甲板を目指して登っていきます。



写真で言うと、左から右に向かって登っていく。


ゴールにはX,5,3,2と書かれていて



1位のネズミは0点、2位が5点、3位が3点、4位が2点
5位以下は0点となっている。


各プレイヤーはこの丸いディスクを1人1枚、秘密裏に持つ。



ディスクには3色の色が示されていて、これで自分の担当するネズミを決める。
要は、この3色のネズミの合計点がそのプレイヤーの得点になるということ。

例えば、青、緑、赤のディスクをもらったとして。

青のネズミが2着(5点)、緑が4着(2点)、赤が5着(0点)だったとすると
このプレイヤーは7点となる。


ではネズミをどうやって進めるのかというと、サイコロである。



このサイコロを全部いっぺんに振って、サイコロを1つ選ぶ。
基本的には選んだサイコロの色と同じ色のネズミを出た目の数だけ進めることができる。


こんな風に出たとして、青の5を選べば青のネズミを5マス進められる。



白のサイコロはオールマイティで、どのネズミを進めてもOK。
また、○で囲まれた数字もサイコロの色に関係なくオールマイティ。

で、選んだサイコロは除外して次のプレイヤーに渡します。
つまりだんだん振れるサイコロが少なくなっていくというわけ。


んで、残り1個になったら




こういうチップを1枚引く。(もちろん裏向きで)




で引かれたチップに書かれている数だけ、、




船が沈む。



ネズミが1匹溺れた時点で沈むのは止まります。

溺れたネズミはもちろんリタイヤ。


コースの途中にはチーズ(得点チップ)なんかも落ちているので
これを拾いながら自分の担当のネズミを甲板目指して進めていきます。

ただ、1位だと0点なのであまり飛ばしすぎてもいけない・・

そんなゲーム。





Knizia, Reiner
プレイ記



フォルテさん、メゾフォルテさん、たっくん(小)、相棒と俺の5人プレイ。

俺のディスクは、、黒と緑と黄色。




お、いきなり黄色が飛び出したぞ。。




相棒の手番、、





オレンジを5進めてきた。相棒はオレンジか?


赤がさらに飛び出す。




すべてのネズミがそれぞれ進んだところで



船沈む。ゴボゴボゴボ・・・

まぁ、まだまだ溺れるネズミは出ない。


しかし、次あたりそろそろ危ないぞ。紫と、俺の黄色!!




海の藻屑と消えたのは・・



(T_T


チーズは、たっくん(小)が2個かっさらっていってしまう。
俺と相棒はチーズ獲得できず・・・


終盤戦、最初に飛び出した赤がそのまま1位でゴール。



くそー、オレンジが2位かぁ。。




結果は、、チーズ1つも取れなかったものの
自分のネズミが1匹も溺れずに済んだ相棒でした。

3位以下がどうなったかは、、写真撮ってなくて忘れた。。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん決して悪くは無い。
悪くは無いんだけど、、、でもちょっとバランスが悪いかなぁ。

うーん、、特に多人数になると自分だけではどうにも出来ない部分が大きすぎて
ちょっとイマイチだったのかもしれない。
トップ独走しているネズミを引きずりおろすことのできる目もあったりするので
自分の色がばれるとかばれないとか言う前に、あからさまなプレイ自体やりづらい。
3色あるし、他人とかぶっている色もあるし、ある程度はバレても痛くない。

「隠す」のであればアンダーカバーのように、序盤でバレたら致命的という
くらいでないとちょっと緊張感に欠けるかな。。

かなりプレイ感はゆるく、なんとなくぼやぁっとしたプレイ感。
自分にできることと言ったら、自分のネズミを溺れさせないように
することと、チーズを取れないか確認するくらい。

あからさまに、1匹のネズミを狙って独走させたり溺れさせたりしようと思っても
他のプレイヤーも同じネズミを動かす機会があるので難しい面があるかな。

選挙みたいなもんかなぁ。
自分の1票は確かに無駄にはなってないんだけど、全体からみれば
吹けば飛んでいってしまうような。。
自分の意思決定がゲームに及ぼす影響が小さいというのがかなり微妙に感じる。

逆に言うとみんなでワイワイやるにはいいのかもしれない。
シビアな要素はほとんどないのでお気楽にプレイできる。

ファミリー・パーティゲーム向きだと思う。


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記