たっくんのボードゲーム日記

No.203
ヤギの愛
Nur die Ziege zählt

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要





簡単なトリックテイクゲームです。



各カードには1~50までの数字と
1~5匹の羊マークが書かれています。


このカードなら数字は16で羊は2匹。



まぁ、見りゃ分かるか^^;


手札は8枚。



なので計8回トリックが取られたら1ラウンド終了となります。


スタートプレイヤーから順に1枚ずつカードを表に向けて出していきます。

4人プレイで、こんな感じでカードが出された場合。



まず、1番大きい数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
(この場合48のカードを出したプレイヤー)

そして、トリックを取ったプレイヤーは出されたカードの

羊の合計+1番数字の小さいカードの数字のポイントを獲得します。

この場合、羊は全部で6匹。そして一番小さい数字は12なので

6+12 =18ポイントとなる。



得点ボードのコマを獲得したポイントだけ進めるのだが。



このポイント=勝利点ではない。



8枚の手札が配られたら、最初にビッドタイルを使って
自分は何ポイント獲得するかを予想します。




たとえば、こう置いたら31~40ポイント。



んで、ビッドタイルに描かれているハートの数が勝利点になる。

つまり、獲得したポイントが見事31~40だったら
4勝利点(ハート4つなので)もらえる。


こう置いたら、31~50で2勝利点。



予想ポイントの幅が大きいと、もらえる勝利点も少なくなる。



ただし、ハート5つの辺はポイントトラックの一番上か一番下にのみ置ける。





61ポイント以上獲得する、あるいはトリックを1度も取らなければ
5勝利点となる。


まあ、そんな感じで各自ビッドタイルを置いてからゲームスタートします。




予想が当たれば得点がもらえる。外れれば1点ももらえません。



プレイ人数と同じだけラウンドをやって最も勝利点を稼いだ人の勝ち。





Burkhardt, Günter

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ヤギ戦争とどっちが面白いかなとずっと悩んでいたのだが、、
これが非常に悩ましい。すごいジレンマだ(笑

ゲームとしてはかなり別物と言っていいと思うので
そもそも比べること自体が理に適ってない気はするが。

若干ではあるが、ゲームの完成度としてはヤギ戦争の方が上かな。

理由は、カードの羊マーク。

これがヤギの愛の方はあまりシステム的に効果的に効いていない気がする。


結局のところ、重要なのは誰がトリックを取るかということと
一番小さい数字がいくつなのかということだからだ。
羊マークは補助的な意味合いしか感じられなかった。

しかし、総合的な面白さとして見ればこれはなかなか甲乙つけがたい。

どちらも面白いし、なにより絵柄が凝っててかわいいのが好きだ。

まぁ、ビッドタイルにはハートがいっぱい描いてあるので
ビッドするときタイルをくっつけるとラブラブな感じがして
ちょっと笑いを誘ったりするのだが(笑


しかし、ビッドを的中させるのはなかなか難しく
特にハート4つ(2列)で当てるのはかなり至難の業。
8枚の手札の情報からある程度の推測はできるようになっているものの
紛れも多く、読み切れない。

でも難しいから面白いのである。

しかしまあ、敢えて個人的な好みから言えばヤギ戦争の方が好きかな。


JohnnyBet



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