No.413
ウントチュース
Und Tschüss
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プレイ人数:4 - 6人
プレイ時間:約30分
プレイ時間:約30分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
カードゲームです 1〜15のプラスカードと −5および−10 すべてのカードを良く混ぜて、手札として配ります。 ※枚数はプレイ人数ごとに違います 山札からプレイ人数−1枚のカードをめくってテーブルの真ん中にオープンにします。 なのでたとえば4人プレイなら3枚です。 これらのカードは得点カードとして扱います。 それで、手札から全員1枚選んで伏せて出します そして一斉にオープン 一番、小さい数字を出したプレイヤーがテーブルの中央から最も小さい数字のカードを得点カードとして受け取ります。 獲得した得点カードは、プレイヤーカラーのカードの下に入れておきます。 それ以外のプレイヤーは、さらに手札から1枚選んで同じように出します。 出したカードの合計数が一番少ないプレイヤーが同様に、テーブル中央に残っているカードの中から1番小さい数字のカードを得点として受け取ります。 そんな感じで、得点カードを受け取ったプレイヤーはどんどん抜けていって 残り2人だけになったら、最後は合計が多い方が勝利して一番大きな得点カードをもらえます 2位は何ももらえません・・・ こんな感じで何回か繰り返して、合計得点の多いプレイヤーの勝ち 手札は得点には何の関係もありません。
Wallace, Martin |
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評価・・・
※評価の基準についてはこちら
日本語版でリメイクされてから大分時間が経っていて、今更という感じがしなくもないのだけれどとりあえず。 本作を元にボードゲーム化したビュッフェのたたかいというのがあるのだけれど、まあこっちのが良いですね。 というのも、ビュッフェのたたかいでしか感じられない面白味とかメリットが極めて薄いから。 強いて言えば、コンポーネントがいくらか豪華になってるくらいかな。 しかし、それが逆にプレイアビリティに影を落としてしまっていた感があり 基本システムが同じである本作においてもそれは変わらない。 でもね、その分コンポーネントが極限まで洗練されているので、断然こっちの方が遊びやすい。 キレを感じることができるくらい。 特に得点カードと手札を共有してるという点が素晴らしいと思う。 数値(点数)の幅が大きいので、絶対にトップを狙いにいかなければならない状況とか 絶対に最下位は避けなければならない状況とかが生まれやすく、緊張感があって良い感じ。 可愛らしいデザインも含めてゆるゆると楽しむならビュッフェのたたかいでも良いのかも知れないけど 個人的にはこういう緊張感とかジレンマ、キレがあった方が好みだなぁ。 マイナスの概念と、2桁の足し算が少しネックになりそうだけれど、そこがクリアできるなら 他に分かりにくい部分は皆無だし、だれでも楽しめる良作だと思う。※今更敢えて言うまでもないかもしれないけど 難点としては、取れそうな戦略の幅がちょっと狭そうなところかな。 ちょっとカード運に左右されるところが大きいので、プレイしたカードを同時公開するスタイルでは 読みとか心理戦の面白さは真価を発揮しづらいところでもあるし。 *** やっぱり遊びやすさとコンポーネントの洗練具合、そしてキレがこのゲームの大事なところを支えてる気がする。 その上で、「2位になっちゃダメ」というオリジナルのシステムがうまく機能してるんだと思う。 というのも、トップじゃなくて「2位を決める」というのは、けっこうメンドクサイ作業行程になりがちだからかなと。 その少々面倒な面白味を前面に持ってくるなら、他の部分で高い洗練度が欲しいんですよね。 2014/06/23JohnnyBet ツイート