たっくんのボードゲーム日記

No.421
トンガボンガ
Tonga Bonga

プレイ人数:3 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


船のレースゲームです。5つの島の湾(チェックポイント)のうち4つを回ってスタート地点に帰ってきたらレース終了です。


が、勝者はトップでゴールしたプレイヤーではなくもっともお金を稼いだプレイヤーです

チェックポイントに到着すると25金の賞金がもらえます。


チェックポイントに着いたら、自分の色のキューブを置きますが
このとき、先に到着しているプレイヤーが居る場合は、それらのプレイヤーに5金ずつ支払わなければなりません。


船は斜めに移動させることはできません



船はサイコロ3つの出た目の分だけ進めますが


1〜5と「船酔いの目」という構成になっていて


「船酔いの目」は使用することができません。


ただし・・

自分が振ったサイコロの目は他のプレイヤーが使用します


どういうことかというと、ラウンドの最初に自分の色の丸印2カ所にお金を置きます。


金額は自由ですが、最低でも1金ずつ置かなければならない。

全員がお金を置いたら、今度はサイコロを振ります。
振ったサイコロを他のプレイヤーのお金の上に置きます。


全員が振り終わったら、サイコロの持ち主は、その下に置かれたお金をもらえます。


このとき、船酔いの目はどこにも置くことができません



後から振ったプレイヤーが置くときは、同じかより大きい目の場合は右にどかすことができます。



賞金の置かれているところから外れてしまったサイコロからは何ももらえません。。




そして、自分の色の船のところに置いてもらったサイコロの目の合計だけ船を動かすことができます。



つまり、たくさん進みたければ賞金をたくさん出して、大きい目のサイコロを置いてもらう必要があります。



しかし・・・けっこう理不尽な状況が起こります。



ちょっとしか出してないけど、ものすごく進めることもあったり



たくさん出しても進めないこともあるし






自業自得だったり









だれかがゴールしたらゲーム終了




ちなみに、コイントークン


プラスチック製ですが、なかなかいい雰囲気です





Dorra, Stefan

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

非常に面白いシステムだと思う。

基本的にはたくさん賞金を出すことで、大きい目を割り当ててもらえる可能性が高くなるのだが
けっこうサイコロ運によるところが大きくて、腹立たしいくらい理不尽なことが起こります。

あと、賞金を置く2つのマスのうち、左側のマスに高い賞金を出すのが定石なのだが
2番目のマスにもそれなりに置くことで、安心感を与えることで置いてもらいやすくするとか面白い。
それは分かった上で、敢えて両方同額で揃えてみたり、逆に右のマスにたくさん置いてみるとかね。

ただ、、結局のところサイコロ運によるところが大き過ぎるかな。。

パーティゲームとしては、そういう理不尽さを楽しめばいいみたいな雰囲気はあるけれど
緻密にいろいろ考えるのが好みの人にはちょっと合わないかも。

理不尽さこそがこのゲームの醍醐味、と見ることもできるのでどっちが良いとは言いづらいんだけどね。

独創的なアイデアという点では申し分無いし、決して破綻してるわけじゃないので(むしろ良く出来てる)
この遊びやすさと合わせて考えれば、なかなか良い作品だと思う。

ときどきはこういうのも遊んでみたい感じ。

2014/07/21


JohnnyBet



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