たっくんのボードゲーム日記

No.253
チケットトゥライド拡張 アジア
Ticket to Ride Asia

ルールブック和訳
プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約60

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




チケットトゥライドの新しいマップ、アジアです。

コンテストの最優秀作品と、ムーンデザインのマップが両方収録されていて
(舞台は両方ともアジア)ボードがリバーシブルになってます。

箱を開けたところ




これが非常に気になっていた木製カードスタンド



横から見るとこんな感じ




とりあえず、コンテストの最優秀作品の方から
タイトルは「伝説のアジア」




日本の神戸が入ってます



ルール的には、ノルディック版で初登場した、色つきのフェリー路線があるのと


×印の付いた新しいマスがあります。




ここに列車コマを置くときは




×印の数だけ、列車コマを手元のストックから捨てなければならない



しかし、こうして捨てた列車コマは1つにつき2点もらえます。


そして、今回の10点ボーナスは


1つのネットワーク(分岐していてもOK)で接続した
都市の数が最も多いプレイヤーが獲得します。


では、ボードを裏返してムーンデザインの方
タイトルは「チームアジア」




このへんの路線は、メルクリン版と似たような匂いが・・




こちらも見慣れないデザインのマスがあって、トンネル路線に数字が付いてます





これは何なのかというと、ヨーロッパ版やスイス版、ノルディック版のトンネルは
山札からめくる列車カードは常に3枚だったのだが

もうお分かりですね

今回は列車コマを置くトンネル路線によってめくる枚数が4~6枚まで変化します。


そして、カードスタンドが付属する理由。。
今回は2人1組のチーム戦なのだが(※なのでプレイ人数は4人or6人限定)


1チームで2つのカードスタンドを使います。

1つは、目的地カード用。もう1つは列車カード用となっていて

ここに置いたカードは、チームで共有します。
得点マーカーも共有。

列車コマは同じ色のコマを27個ずつ完全に分けて持ちます。

そして、通常通り各プレイヤーも列車カードや目的地カードを持つのだが
手札の内容はチームメイトにも明かしてはならない

※もちろん、手札の内容を想像させるような話でなければ会話することはOK



列車カードを引いたときは、1枚は自分の手札へ、もう1枚はカードホルダーへ置きます。

あと、手番でできる選択肢が1つ増えて、自分の手札の目的地カードを2枚まで
カードホルダーに置いてチームメイトと情報を共有することが出来ます。


おおよそこんなところかな

あと、3重の複線がいくつかあるのだが




4人プレイの場合のみ、このうち2路線を潰すことができる



その他の複線については、4人プレイ時は単線扱い。
ただし、CANTON - HONG KONG間のみ例外的に常に複線が使用できます。





Alan R. Moon
Francois, Valentyne
プレイ記



フォルテさん&JOSSさん(チームダンディ)と
たっくん(小)&たっくん(チームたっくん)の対戦



一発目の公開目的地カード カブれ~~(念波)


ならず・・まあしょうがないか


たっくん(小)「目的地カード公開する」



なるほど、それも1つの手なのだが1手番使ってしまうのは
ちょっともったいない気もする。

なので、自分の手番だけで十分なんとかなりそうなチケットは公開せず
チームメイトの力を借りたいときだけ、公開するようにしようと決めていた。

とりあえず公開カードを見てみると、右上(ハルビン)から南を経由して
西のデリーを目指す感じの方針でいいかな。


となれば、この方針に沿って置きやすそうなところをどんどん置いてしまおう。


たくさんの都市を経由させておけば、後々追加の目的地カードを引いたときも
楽になるだろうという計算。

チームダンディ
チームたっくん
しかし早速のダンディチームからの邪魔プレイ。くそ。 しょうがない、迂回するしかない。 "あそこ"の敷設は、たっくん(小)に任せることにしよう。 黄色の列車カードを共有のホルダーに置いて、、後は頼んだ。察してくれ^^; 東方面は北京経由でハルビンを目指しつつ、公開していない目的地カード達成のために 寄り道する。公開してないのは、もちろん自分でなんとかしないとだな。 敵チームは・・列車カードを大量に溜め込んでいる 俺「あれは、絶対効率悪いはずだよw」 一方、こちらはホルダーに2~3枚。 俺の手札にいたってはゼロ。 フォルテさん「うまいことやってますねぇー」 ふふふ JOSSさんが、ぽつんと列車を置く フォルテさん「それは考えが読めない^^;。。。」 俺「敵は混乱しているぞw」 たっくん(小)「ww」 一方こちらは、阿吽の呼吸で香港への接続を目指す 俺「よし、一気に行くよ~」 広東から香港へは例外的に複線が使える区間なので、もう邪魔されることは無い 俺「オーケイ♪」 息はピッタリ。2人で青の列車カードを掻き集める 目的はあそこを、、 つなげる!よっしゃぁ 手持ちの目的地カードは大体つながったので 追加の目的地チケットを引くことにする 俺「目的地カード4枚引きます」 たっくん(小)「その目的地カード(俺の手札)を公開して欲しい~・・」 フォルテさん「追加のカード引くってことは、もう達成してるんだよ」 俺「まあ、とにかく安心しろw」 たっくん(小)の肩を軽く叩く しかし、ここで俺は致命的なミスを犯してしまう 追加で引いて公開したこのカード。 俺は、あと1マス埋めるだけで達成できる。ラッキーとか思っていたのだが たっくん(小)「え~~~・・」 え、なにその反応? HONG KONG(香港)はもうつながってるし、RAWALPINDIまではあと1マスでしょ? あ、、しまったぁ!勘違いした。 たっくん(小)「これ、もう無理じゃない?」 うおお、、スマン、ほんとにスマン。。 ■最終結果 あの勘違いのせいで、チケット2枚もマイナスを喰らってしまった。 ついでに、ボード上のほうの7マス路線(18点)&最長路線も取られてしまい。。 たっくん(小)「あの夢(7マス路線)狙ってたんだけどさーー」 スマン、それもまったく気付かなかった。 せめてあの勘違いが無ければなー、かなり接戦だったんだけどな。 なにやってんだよ、俺。。。 惨敗

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

やっぱりチームプレイっていうのは、個人戦では決して味わえない面白さがあるね。
言葉に出さずとも、意図が通じあったときの面白さというか喜び
チームとしての一体感というのはまた格別のものがある。

とても面白い。

プレイアビリティというか、プレイのしやすさ、ゲームテンポなんかは
どうかなと思っていたのだが、特に気になった点は無い。
若干、カード立てが倒れやすかったことくらいかな。


イマイチかなと思ったのは、新しい要素の1つである数字付きのトンネル路線
これ、敢えて高いリスクを冒す必要性が薄いような感じがした。

あと、3重路線必要かなぁ?
MAXの6人プレイの場合でも、全チームが列車コマを置けてしまうのは
ちょっと緩すぎる気がする。
広東-香港の特例も無い方がシビアになって良いんじゃないかな?

4人プレイのプレイ感としては、アメリカマップの2人プレイに良く似てて
結局どこかで大体迂回できてしまうため、
ちょっとこれはあまりに緩すぎじゃないかなぁ・・

ボーナスも最多目的地、最長路線どっちかでいいような気もするし。

ちょっとマップ自体の完成度はイマイチな感じ。

でも、それを差し引いて考えても、このチームプレイのプレイ感は
今までに無い感じで、新鮮味があって面白いと思う。

4人か6人プレイ限定というのがネックではあるのだが・・

2012/01/15


JohnnyBet



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