たっくんのボードゲーム日記

No.290
クモの毒とカエルの鼻水
Spinnengift und Krötenschleim

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




ボード全景


ポイント、ポイントが道でつながれたデザインのシンプルなボードです。


ゲームの目的は、これをたくさん集めること


チップもモンスターも1つ1点です


このゲームで特徴的なコンポーネントの、魔女の釜


下に写っている黄色いのはフタです


この釜の中に、モンスターを1つ逆さまにセットします




こんな感じ




セットしたらフタを乗せます


フタには貯金箱みたいな穴が開いてます


ここに黄色いチップを入れていきます



どんどん入れていくと




どこかで容量オーバーになってモンスターが下に落ちてきます


落ちてきたらモンスターコマ(勝利点1)がもらえます


ちなみに、モンスターコマを裏返してみると
3種類の深さになっていて、先の容量に影響します。


一番左のモンスターはチップ2枚で落ちてくることもある


さて、勝利点チップは山にしてボードの4隅に積んでおきます


モンスターは全部で7個あるのだが、そのうちの1つを釜にセットして
残りはボードの脇に置いておく。

黄色いチップはボード上の紫のポイントの上に1枚ずつ置きます


黄色のチップには1~4個の丸い穴か、★型の穴が開いています




このチップは、そのマスに着いたら取れるのだが条件があって


チップに開いている穴の数だけ、下記のタイルをめくります


★のチップの場合は5つめくります



これらのタイルは裏返してよく混ぜて




こんな感じでボードの周りに並べます


ゲームの最初に6枚だけめくって、どこに何があるか全員で覚えます。


手番では自分のコマを




隣接するマスに動かします。


隣のマスのチップが取られて空いている場合は1マスだけジャンプして
さらに隣のマスに移動させることもできます。


移動させたらダイスを1つ振ります
ダイスの目は、タイルと同じ絵になっていて 神経衰弱の要領で、出た目の絵のタイルを探します うまく合っているタイルをめくることができたら、黄色のチップを取れるのだが チップの穴と同じ回数、ダイスロール⇒タイルめくりを成功させなければならない なので穴が2個なら2回。 当然、数が多いほど難しくなる。 見事成功したら、穴の数に関係なく勝利点チップと黄色いチップを1つずつもらえます。 黄色のチップは前述したように、釜に入れて運よくモンスターが出てきたらそれもゲット ★の黄色いチップは5回成功させなければ取れなくて難しいので これだけは、成功できたら勝利点チップを2つもらえます。 ※黄色のチップは他のチップと同じく1つだけ タイルめくりチャレンジの途中で間違ったタイルをめくってしまったらそこで手番終了 ま、神経衰弱と同じですね。 しかし、タイルの中には下記のタイル(コボルト)が5枚入っていて コイツに対応するダイス目はありません。 これをめくってしまったら、ダイス目に関係なく手番終了。 さらに手番以外のプレイヤーは全員、勝利点チップを ボード上のストックから1枚ずつもらえます。 なので、これは一番めくりたくないタイル。 7個目のモンスターが取られるか、黄色のチップがボード上に2個以下になったらゲーム終了。 獲得したチップとモンスターの合計が最も多いプレイヤーの勝ち 同点の場合は、モンスターの数が多いプレイヤーの勝ちになります。 初期セットアップ時に、ボードにコマを置くのだが 順番に穴1つのチップの場所に置いていきます。 他のプレイヤーのコマがあるところには置けません。 ただし、これはセットアップのときのみの制約で ゲーム中は、複数のコマが同じマスに止まることもOK。
Teuber, Klaus

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

久々のトイバー作。
ヘーゼルナッツなんかはすごく面白かったのでかなり期待してたんだけど。

正直、メモリーゲームとしてはちょっと単調かな。

システム的には、サイコロで同じ目が連続で出るような事態にならないと
ちょっと面白味に欠けるかな~・・・

同じ絵柄のタイルは3枚ずつあるわけだけど、最低1枚ずつありかが
分かってしまえば、あまり苦しむことなく淡々と進行してしまう感じ。

あまり爽快感や達成感のようなものは感じなかった。


コボルトのタイルの存在は、一長一短かなぁ。
適当にめくってしまうようなプレイを防ぐ意味で、いい緊張感をもたらしている反面
リスクを回避することも容易なので、アレ?って感じ。
もうちょっと洗練されたデザインにできる余地は十分あるような気がする。

けど、チップを回収するコースを考える面白味(いわゆる巡回セールスマン問題)とか
なんと言っても、釜コンポーネントのギミックは面白い。

記憶ゲーとしても一応機能はしてると思うんだけど、このゲームの面白さの半分くらいは
そのあたりにあると思う。

けどやっぱり、記憶ゲーとしてのプレイ感はちょっとゆるめかな。

トータルで考えると、ちとイマイチ。


2012/06/13


JohnnyBet



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