たっくんのボードゲーム日記

No.4
ザーガランド
Sagaland

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




ボード全景。からスタートして、サイコロを振ってお城を目指すすごろくゲームです。




スタート地点。それぞれ1つずつ自分のコマを選びます。




さて、ただサイコロを振ってお城に一番乗りすれば良いわけではなく
村とお城の間にある森で、お宝を探しながらお城を目指します。



お宝カードは13枚あります。



これらのお宝カードは良くシャッフルしてお城の中庭に置きます。



で、一番上のカードをオープンにします。

このオープンにされたカードが、森で探すお宝(お題)になります。


最初に3つのお宝を見つけたプレイヤーの勝ち!
(お宝カードを3枚獲得したプレイヤー)



お宝は森の木の下に隠されています。



木の数はお宝カードと同じく13本


ボードには、これらの木を置くスペースがやはり13箇所描かれているので




よくシャッフルして、木の下を見ないようにして置いていきます。




これで準備完了




手番ではサイコロを2つ振ります




出た目の分だけ、コマを進めるのだが



2つのサイコロの目は別々に使うことが出来る


つまり、出た目が3と4なら



4マス進んで一旦止まり、さらに3マス進んでもいいし
3マス戻ったりしてもいい


青いマスに止まることができたら




自分だけ、木の下をそっと見て



他のプレイヤーには見られないように、元に戻します。




もし、お城の中庭にオープンになっているカードの宝物を見つけることが出来たら



お城の中のカギのマスを目指します。
(カギのマスにぴったり止まらなければならない)


で、カギのマスで止まることができたら、カードで示された宝があると思う木を1つ選びます。



もし正解なら


その木を全員に見せて、そのお宝カードを獲得できます。




しかし不正解だった場合は、村に戻されてしまいます。



(木は他の誰にも見せずに元に戻す)


ちなみに、もし正解だった場合はカギのマスに留まります。
であたらしいお宝カードの場所を知っている場合は
次の手番ですぐに回答することができる。



ところで、他のプレイヤーの居るマスに止まった場合は




そのマスに居たコマを村に戻すことができる。





★ゾロ目の魔法★





ゾロ目が出た場合は、出た目の数コマを進める代わりに次の3つの中から1つ
好きなアクションを選択することができる。


1.好きな青いマスに移動して、木の下をそっと見る



2.お城の入り口(馬蹄マーク)まで移動する



3.お題カードをシャッフルする





最初に書いたように、お題カードを一番最初に3枚獲得したプレイヤーの勝利です






Randolph, Alex

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、面白いは面白い。
特に親子でほのぼのとやるにはいいんじゃないかと。
しかし、逆に言うと大人同士でやるには少々物足りなさを感じてしまう。
軽いゲームの中でも特にプレイ感は軽い。対象年齢の低さにも出ているのだが。

ただやっぱり、個人的には軽すぎるかなぁ。。


サイコロを2ついっぺんに使って、1手番で2回コマを進めることで
青のマスに止まることができる確率は、そんなに悪くないようにできているので
マスの多さから来る印象ほど、プレイアビリティは悪くない。

宝を見つけたからといって、すぐにお城に向かってしまうと
そのことが他のプレイヤーにバレてしまい、お宝カードを横取りされてしまったり
ゾロ目の魔法でお宝カードを変えられてしまったりする。

それほど厳しさは無いんだけど、そこそこのブラフや読みの要素があるので
6歳~となっているのだが、実はもう少し上の年齢の子じゃないと
そういうプレイは最初は難しい部分もあるかもしれない。

しかし、ブラフゲームの入門としては非常にいいと思う。
見かけはスゴロクだし、とっつきはとても良いんじゃないかと。

最初に書いたように、プレイ時間の割には密度が薄くて満足感が足りないのがたまにキズ。
プレイ感のゆるさ加減的には、こんなもんでいいのかもしれないけれど
個人的にはもうちょっとだけ、1手1手がシビアな方が好きかなぁ。


JohnnyBet



番外編




こんな形でリメイクされてるので、ちょっと紹介してみようと思う



木を置く場所の数が13個→7個に減らされてコンパクトになりました。


スタート地点は、ボード左下の「ラプンツェルの塔」




そして、ゴールは右上の「村」




お題カード7枚
 
そして木 こんな感じでセットアップします。 プレイ人数が2~4人に変更され、コマも木製から厚紙製になりました。 ★その他の変更点 ゾロ目の魔法の効果が1つ変更になっています 「お城(蹄鉄マーク)に移動する」というのが廃止になり、代わりに 「任意の2つの木の位置を入れ替える」というのが追加になりました ■正解しても・・・ お題カードの回答は、オリジナルと同じくゴールの村(オリジナルでは城)で行います。 不正解の場合は、スタート地点に戻されるのも同じですが 正解の場合でも紫のマス(村へと続く道の入口)まで戻されます つまり、今回は連続回答ができません。 ■ゲーム終了条件 「誰かがお題カード3枚ゲットしたら終了」ではなく 「7枚のお題カードが全て取られたら終了」になりました そして、サイコロの目の構成が以下のように変更になっています
サイコロ1
サイコロ2
両方のサイコロで共通の目は1しかないので、ゾロ目は1だけになります。 オリジナル版のサイコロは普通のサイコロなのでゾロ目が出る確率は6分の1だったのに対して このラプンツェル版では、3分の1×3分の1=9分の1と出にくくなっています。 まとめると
ダイス目の合計 確率
ゾロ目 1/9
1/9
1/9
1/9
2/9
2/9
1/9
さらに、個々のダイス目は別々に使えることを考えると
1マス進める確率 2/3 約67%
2マス進める確率 4/9 約44%
3マス進める確率 4/9 約44%
4マス進める確率 4/9 約44%
5マス進める確率 4/9 約44%
6マス進める確率 2/9 約22%
7マス進める確率 2/9 約22%
8マス進める確率 1/9 約11%
ゾロ目 1/9 約11%
戦略上、重要かもしれないですねw ちなみに、ボードはセパレートタイプになってます。 あと、ミニ版というのも出ているのだが ざっと見た感じでは大体似たようなルールのようです。 コースレイアウトは違うけど。 ■評価 ラプンツェル版、プレイしてみたのだが・・ あくまで大人目線の感想になるんだけど 読み合いやブラフはホントに最初だけ 超・スタートダッシュなゲームだと思った。 なにしろ木が7本しかないので、忘れてしまうことはほぼありえない。 まだみんな1~2本しか木を見てないうちは、他のプレイヤーの動向を注視するんだけど 中盤以降はもう、単にサイコロ転がすだけのゲームになってしまった。 100mの全力疾走を楽しむゲームと見れば面白くなくは無いんだけど だったらもっと高い収束性が欲しい。 今のままでも決して悪くは無いんだけど、このプレイ感ならもっと切れ味が欲しいなぁ。 ゾロ目の効果のうち、新しく追加された「2本の木を入れ替える」というのは ほとんど意味を成してない。 なんせ7本しかないので入れ替えられても大して痛くないし、そんなことのために 手番を消費するくらいなら他の効果を選択するか、もしくは2マス進んだ方がいい。 というより、サイコロの目に関わらず手番の最後に任意で木の位置を入れ替えられる というのでもいいくらいだと思う。 まぁ、小さい子にはこのくらいの難易度でちょうどいいのかもしれないけど この物足りなさは本家とあまり変わらない印象だった。 アートワークはきれいでいいんだけどねー。

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