たっくんのボードゲーム日記

No.205
クゥワークル
Qwirkle

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約50

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要





6色の6種類の図形が描かれたブロックを使うゲームです。



同じブロックは3個ずつあるので、ブロックの総数は
6×6×3=108個 煩悩か?(笑




コンポーネントはこれだけ。


どんなゲームなのか、一言で言うと
同じ色、または同じ形を6個並べるゲームと言ったところ



このとき並べられたブロックはすべて異なっていなければならない。

つまり同じ色で並べるなら形は全て異なっていなければならないし
同じ形で並べるなら色が異なっていなければならない、ということ。

これ重要。


こういうのは、実際に例を出しながらの方が分かりやすいと思うので


とりあえず、手札として6個持ちます。麻雀のように。



手番でできることは
1.ブロックをプレイする
2.任意の枚数のブロックを山と交換する

この2択


プレイの仕方は、先のルールに従ってブロックを場に置いていくのだが
同じ色、または同じ形のブロックならまとめて出すことができる。

ただし、まとめて出したブロックは全て同じ列を構成しなければならない
(つまり、バラバラに置くのはダメということ)



で、作ったブロック列のブロックの数が得点になる。
なので、この場合は2点。


手札は6枚になるように、山から補充します。


で、次のプレイヤーが、こんな風に1つ置いたとする。



置いたブロックは1つなのだが、この列を構成するブロックの数は3。
ということで3点もらえます。


さらに次のプレイヤーは、青のブロックを2つこんな風に置いたとする。



この場合
・クローバーの形の列(ブロック2個)
・四角の形の列(ブロック2個)
・青の色の列(ブロック2個)

この3列を同時に作ったことになり、、それぞれの列のブロック数は全部2。

2+2+2=6点もらえます。


次のプレイヤーは、同じ形または色ならいっぺんに出せるので



こんな感じで置いたとすると

得点は4+2=6点


列に6個揃うように置いた場合は「クゥワークル!」と言って



通常点としてもらえる6点に加えて、ボーナスの6点がもらえます。


こんな感じでゲームは進行していきます。





補充用のブロックがなくなってもゲームは続きます。

手札を使いきったプレイヤーが出たらゲーム終了で
そのプレイヤーには6点が与えられます。


もちろん、もっともたくさん得点を稼いだプレイヤーの勝ち。





Susan, McKinley Ross
プレイ記



相棒と対戦、手番は俺から。




俺「じゃとりあえず2点ね」




淡々と置いていく




獲得した得点は、使い勝手抜群のカルカソンヌの得点ボードを使用



俺が青で、相棒が赤。



序盤、なんかやたらと綺麗にブロックが並ぶ。



俺も相棒もA型だからか?(笑



んー、クゥワークル!のタネを残して残りはチェンジする




よーし、いい引きだ!




俺「クゥワークル!全部で16点と」




相棒「私もクゥワークル~」



ブロックが綺麗に並びすぎてて、もうそこらじゅうでクゥワークル

乱打戦というやつか?


俺「青でクゥワークル」



その後


俺「くぅわーくる」



相棒



相棒



5打席連続ホームランって感じ


相棒「あ”」

俺「何?」

相棒「しっぱいしたぁ・・・」

相棒「黄色のバッテン持ってるんだけど」




相棒「黄色のクゥワークル殺しちゃった・・」

そういうことね(笑


一方の俺




青のひし形はもう場に3枚出尽くしてるのを確認した上で
こんな感じで置く。

俺「あ、一応言っておくけど同じブロックは3枚ずつだからね」

俺「知ってるよね?」

相棒「え”知らないよ・・」

相棒「それってかなり重要な情報じゃん」

ルールは知ってると豪語していたので、説明を端折っていた。。


俺「うーん・・・」




俺「うまい手、無いかなぁ・・」



まだ気付かない俺



俺「あ、クゥワークルできるじゃん」



相棒「そうだよね、緑のひし形持ってるよね」

俺「はははは・・」


最終形



相棒が手札を使い切って6点ゲットして終了


惜しいとこで負けた




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーむ。

評価が少々悩ましくて、BかCかずいぶん考えたのだが
少なくとも頭脳絶好調よりは、こっちのが好きだ。

より高得点をもらえるポイントを見つける楽しさがあって
ブロックが多くなる後半になるほど悩ましくなるので
単純なゲームでありながら最後まで飽きずに楽しめる。

あまり強い相互干渉のようなものは無いけれど
その分、気楽に遊べるし、良い頭の体操になると思う。

しかし、ブロック5つの列を安易に作ってしまうと
他のプレイヤーにクゥワークルされやすくなってしまったり
逆に他のプレイヤーがクゥワークルポイントとして狙っていそうな
ところを先に潰してしまったり、そこまでソロプレイでもない。

頭脳絶好調のように、1色を殺されてしまってイライラすることもない。

なんつーか、クロスワードパズルっぽい感じもする。

ブロックをまとめて出すのは、ちょっとした爽快感もあるし
なんか色んな小粒な良さが集まって出来ているのではなかろーか。

この手軽な面白さ、まぁまぁ大賞取って不足は無いと思う。


ただ、ちょっとパンチは足りないかなぁ。
強力に惹きつけられる魅力のようなものは残念ながら感じられない。
良くも悪くも無難に面白いって感じ。

それから、コンポーネントに関してはいくつか注文をつけたい。
まず、大箱サイズで出すなら得点ボードを付けて欲しかった。
値段から考えてもそれくらいは十分できたはず。

あとブロックの質がちょっとイマイチ。
アメリカ発のゲームだからなのかな?
図形のプリントがズレていたり、きちんとした正方形に加工されていなかったり。
けっこう適当なつくりだ。
そういう細かい配慮が足りてないのはちょっと残念に思う。

ドイツのゲームじゃ無いんだな、というのをヒシヒシと感じる。





■追記

ビッグファイブを評価Bとすると、やっぱこっちはCかな。。
こちらの方がオリジナルではあるんだけれど。
やっぱり、このくらいお手軽なプレイ感であるなら
プレイアビリティもお手軽じゃないとバランスが悪いなと思った。

得点をつけなきゃいけないというのと、その得点を記録する手段が
用意されていないと言うのが、最大のマイナス要素かな。

2012/01/17


JohnnyBet



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