たっくんのボードゲーム日記

No.69
ペンギンパーティ
Pingu Party

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約15

ルール難易度 非常に簡単!
日本語化 不要


5色のペンギンカードが全部で36枚。緑だけは1枚多くなってます。







よくシャッフルして配りきります。
※5人プレイの時だけ1枚余りますが、これは最初からテーブルの真ん中にオープンにして置いておきます。


ゲームの目的は、この手札をできるだけ出し切ること。
出せなかったカード1枚につきマイナス1点です。

自分の番では、手札からカードを1枚出します。


とりあえず一番最初は、特に制限なく出すことができます。

次以降のプレイヤーは、出されたカードの両脇のどちらかに付けるようにカードを出していきます。



あるいは、すでに出されているカード2枚の上にも置くことができます。
ただし、土台になる2枚のうちの少なくともどちらか1枚と同じカードでなければなりません。



これは、土台のカードがどちらも置こうとしてるカードと違うので置けません。



また、1番下の段には8枚までしか置けません。



なので、こうなってしまったら赤のカードはもう出せません。。。



だんだんピラミッドが形成されていきます。



自分の手番が来た時に、出せるカードが無い場合は脱落です。



手札に残ったカード枚数と同じマイナス点(シャチチップ)を受け取ります。


全員、手札がなくなるか脱落したら1ラウンド終了です。

人数と同じラウンド数をやって勝敗を決めます。

脱落することなく最後の1枚まで出し切ることができたらシャチチップを2ポイント分まで返すことができます。





Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

なんと単純なゲームであろうか、かなり小さい子供でもできそうなくらい簡単。
手軽に「ちょっとやる?」くらいのノリでできる非常に手軽で軽いゲーム。

しかし、、同時にゲームとしての深さも軽い・・・というか浅い。
これではちょっと高い評価を付けるわけにはいかない。。
ゲームシステムとして何が足りないと言われたら
思わず「全部」と言ってしまいそうだ。

ただ、気軽にできるのでその点だけは評価したい。
小さい子供と遊ぶのには、もしかしたらちょうどいいかもしれない。

しかし、それ以外にほとんど見るべき部分はなく
これ以上の考察もちょっとできない。

それにしてもペンギンが出てくるゲームはどれもこれも簡単なルールなのか?(笑

2010/07/28




■追記

6年前に書いた上の感想を読み返してみて、「これは何も分かってなかったんだなー」って思うw
そんなに深い戦略性、というわけじゃないけど幾らかは考え所があってルールは簡単な短時間ゲーながらただの運ゲーではないのは今改めてプレイしてみると良くわかる。

でも最初に遊んだ時に、「これのどこが面白いのか?」と感じたというのも1つの事実なわけで。

この辺りの感じ方の変化はポイズンなんかも似てる気がするんだけれど、要するに手番が来た時に漫然とプレイしてても面白さがなかなか向こうから降りて来てくれないんですよね。

「これは、どういうことなんだろう?」と、多少なりとも自発的にゲームシステムに対して疑問をぶつけていかないと楽しみにくいゲーム。
そういう意味では、ちょっと難解。ルール自体はとても簡単なのにね。

少し奥深いところまで踏み込んでみて、初めて「あ、なんか面白いのかも」と思えるというか。

書いてて、これって囲碁のことだなとか考えてしまいますけどw



クニツィアのゲームって他のデザイナーに比べてそういうのが多いように思う。

でも、比較的タイプが似ているシャハト作は最初から面白いと感じることが多かった。
遊んだ時期の違いによるものなのかな、、正直自分でも良く分からない。

もし、考えがまとまったらコラムにでも書きます。

2016/10/24


JohnnyBet



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