たっくんのボードゲーム日記

No.313
オーレ!
Ole!

プレイ人数:3 - 8
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


お手軽なカードゲームです。


配られた手札を全て最初に出し切ったプレイヤーの勝ち

基本的にはUNOみたいに、順番に1枚ずつカードを場に出していくのだが

現在、場に出ているカードよりも強いカードでなければ出すことができない。


それで、カードの強さというのは

1.数字


数字が大きいカードほど強い。最弱は1。


2.色


カードの肩には、4色の波線が描かれていてこれが色の強さを表している。

強い順に、赤、青、緑、そして最弱は黄色



カードを出すときは、数字か色か少なくともどちらか1つは場のカードより強くなければならない。


これは、色では最強の赤


数字は小さくても、場のカードが赤以外なら出すことができる。


そして、数字と色の両方で場のカードを上回っている場合は

連続手番ができる。

これが他のプレイヤーより早く手札を出し切るためのポイント。


ラウンドの最初に黄色の1(最弱のカード)を持っているプレイヤーはそれを出します


必ず最初に最弱のカードがプレイされます。


その後、スタートプレイヤーからゲームスタートです。




で、順番により強いカードを出していきます。


この場合は、数字の強さで上回っているのでプレイできます。


黄色の5に対して、緑の7なら色と数字両方で上回っているので連続手番ができます。




緑8に対して赤4なら、色の強さで上回っているので出せます。




カードをプレイできない場合は、罰チップを1枚受け取らなければならない




全員がカードをプレイできなくなるか、誰か1人がカードを出し切ったら1ラウンド終了


手札に残ったカードの数字の合計がマイナス点になります。


その後のラウンドでは手札が配られたら、直前のラウンドで最もマイナス点をくらったプレイヤーは
カードを反転させるかどうかを選択することができます。


反転させることにした場合は、色の強さが逆転します。

つまり、黄色が最強になり赤が最弱になります。





Panning, Wolfgang
プレイ記

今回は7人プレイ



手札は、、う、赤が1枚も無いな


確率的には、2枚弱くらい入る計算だが・・
しかし、数字は大きいのが揃ってるのであながちカード運が悪いというわけでも無い感じ

ま、みんな小さい数字から処分していくよな






だいぶ余裕が出てきたけど、残ってるのがデカい数字ばかりなので
誰かが連続手番で一気に終了、という事態だけは注意しなければ。



華麗にカードをプレイするけがわさん



黄色6か



あ、イズナさん残り2枚か



しかし、、


イズナさん「チップもらいます」

イズナさん「ちょっと先走って出し過ぎたかも」





追いついたぞ(カード枚数では)



イズナさん「やばいかなー・」





結局・・


一番最初に手札を出し切れたのは


やっほいw



2ラウンド目 黄色が強い色ならいいんだけどな


けがわさん「赤で」

くそぅ





あー、はやく処分してぇ




たっくん(中)「これであがり!」



うわぁ、今回はけっこう残っちゃったな



次のラウンド


けがわさん「黄色で」


今回はまあ、赤でも黄色でもどっちでもいいや



良い感じになってきたけど






結局、マイナス27点か




次のラウンド、強いのは黄色



今回は、左うちわですなw







青14>緑15>黄色12のコンボが決まって一気にゲーム終了


「これはマイナスでかいな」


次のラウンド



けっこう苦しい










がんばったのだけれど、たっくん(中)に追いつけず



なんとかマイナス8点で抑えたって感じ



全7ラウンドで、微差だったけど逃げ切り勝ち。
その微差の2位は、たっくん(中)でした。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

かなり面白い!

簡単でお手軽なカードゲームなんだけど、きちんとジレンマが効いてる。
数字の大きいカードは強いんだけど、残ってしまったときの罰点も大きいので
強いからと言って安易に残しておくと、エラい目に遭ったりする。

しかしそれを利用して、赤の数字の大きいカードをプレイして
早い段階でゲーム終了を狙うという戦略もあったりして面白い。

でもそれを嫌って、大きい数字のカードを早い段階で手放してしまうと
あとあと手詰まりになって罰点チップを受け取ることになってしまったり。

連続手番による爽快感もあるし、これだけお手軽なカードゲームなのに
楽しめるポイントは少なくない。

逆にちょっと残念な点は、数字に関してはそういう奥の深さがあるんだけど
色については強い色がただ強いだけという感じがしなくもないところ。

ただ、強い色が逆転するというシステムがあるのでまあまあ許容してもいいかな?

あと、プレイ人数によって抜かなきゃいけないカードが何枚かある点が
微妙に面倒と言えば面倒かなぁ・・

でもそこまで気になるほどでは無いし、どう考えても魅力的なものの方が大きいので
そのくらい目をつぶってもいいと思う。

Very Good!

2012/10/23


追記

一応ギークには3人プレイが推奨ってなってるけれど、これは大人数でもまったく問題ないですね。
ゲームの内容とかジレンマとか、そういうのはもちろん全く違うけれど
なんとなくのプレイ感としては、インフェルノに似てるかも。

プレイ人数をあまり選ばないところも良い感じ。

ただ、インフェルノよりは緻密な感じかな。あれみたいに派手にワーッと盛り上がって、というのはあまり無いかも。
でも全然遊びにくくは無いし、難易度という点ではそれほど大きな差は無いと思う。


ちょっと気になってるのは

ラウンドによって色の強弱が反転したりするので、色だけじゃなくて順番が分かりやすいようにして欲しかったかな。
特に青と緑の強弱関係を間違いやすい気がする。

たとえばこれが、色だけじゃなくてA,B,C,Dとかアルファベットの表記だったら
Dが強いラウンドなら、CとBではCの方が強いとか分かりやすくなると思う。

ついでに、そうすれば色弱の人も遊びやすくなると思うし。


とりあえず、ゲームの内容としては名作と呼ぶに値する面白さがありますね。

2014/04/07


JohnnyBet



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