たっくんのボードゲーム日記

No.552
ナッツ!
Nutz!

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


プレイヤーはリスになって、夏の間に木の洞に隠しておいた食料(得点カード)を冬にたくさん回収することを目指します。

3点、4点、5点のカード(ヘーゼルナッツ)。右下の丸印は存在するカードの総数を表しています。
どの得点カードも丸が5個ずつ描かれているので5枚ずつあります。




0点のカードには2個の月が描かれてます。
1点と2点のヘーゼルナッツの場合は月は1つ。これらのカードを獲得したら、描かれている分の「月トークン」がもらえます。
※月トークンについては後述
腐ってるヘーゼルナッツはマイナス5点です。




松ぼっくりは集めた枚数が奇数なら10点ですが、偶数だと0点です。
くるみとアーモンドは、それぞれ最多枚数を集めると12点。※最多タイなら8点もらえます。



どんぐりカードは持ってる枚数が1枚あたりの点数になります。


つまり1枚なら、1×1=1点
2枚なら、2×2=4点
3枚なら、3×3=9点
4枚なら、4×4=16点
...
最大8枚まであるので、その場合は 8×8=64点


獲得した食料を持って行ってしまう天敵もいます。
キツネに遭遇してしまったら、獲得済みの食料(得点カード)があればそれを1枚捨てなければなりません。
ネコは他のプレイヤーのカードを1枚捨てさせることができます。



フクロウに遭遇してしまったら、持っている「月トークン」をすべて捨てなければなりません。
ビーバーは食料を隠した木を切り倒して持って行ってしまうので、食料を獲得できなくなってしまいます。 ※これも後述




■初期セットアップ

食料を隠す木はプレイ人数+1あります。 4人プレイなら5本。
木には番号が書いてあって、その下に同じ番号の黄色いリスカードをおきます。


一番大きい数字の木に、月トークンを置きます。置く枚数は
2人プレイ:7個
3人プレイ:6個
4人プレイ:5個

この枚数が、ラウンド数になります。
なので、4人プレイなら5ラウンド。

それで、月トークンを置いた木と同じ数字のリスカードの上に1枚移動します。

リスカードには青いカードもあって黄色と同じように人数+1枚を良くシャッフルして1枚ずつ配ります。
※書かれている数字がプレイ順になります。
月トークンも1枚ずつ配りますが、最後の手番のプレイヤーは2枚もらいます。



余った青いリスカードと月トークンはテーブルの脇に置いておきます。



食料カードはよくシャッフルして5枚ずつ配ります。



青いリスカードの数字の小さい順に手番を行います。
手番が来たら、手札から1枚選んでオープンにして任意の木の下に置きます。



他のプレイヤーも同様に置いていきます。



カードの中身を他のプレイヤーに知られたくない場合は、月トークンを一緒に出すことで伏せて置くことができます。



1人3枚ずつカードを出したら、夏が終わります。
1本の木の下には最大3枚までのカードを置けます。



夏が終わったら冬になります。
ここでも、青いリスカードの数字の順番に任意の木を1つ選んでその下に置かれている食料カードと黄色のリスカード、月トークンをすべて獲得します。
このとき手元の青いリスカードを取った場所に置きます。



こんな感じ。次のラウンドは、黄色のリスカードに書かれている数字が手番順になります。



プレイ人数より木は1本多いので、1箇所余ります。



余ったところは、最初にテーブル脇によけて置いたカードと入れ替えます。
置かれていた食料カードは中身を見ずに箱に戻して、月トークンは全体のストックに戻します。



青いリスカードを木の番号と対になるように並べ直して、最初と同じように一番大きい数字のカードに月トークンを1枚移動します。


※月トークンは3枚までしか持てません。4枚以上持っている場合は超過分をストックに戻します。
※山札から3枚ずつ配って、手札5枚ずつにして次のラウンドに進みます。

※最終ラウンドでは、最後に手札に残った2枚を手元のリスカードの順番でプレイ(獲得)します。





Faidutti, Bruno

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

そこそこ面白いんだけど、ゴチャゴチャ感があるかな。
ラウンド毎の処理とかもちょっとめんどくさい。

先手番を取ることの価値が非常に高くて、あとの方の手番のプレイヤーはラウンドが進んでもなかなかそこから這い上がる(1番手、2番手を取る)のが難しく、そのままズルズル沈んでしまいやすい感じがする。
ラスト手番のプレイヤーは月トークンを2つもらえるけど、その程度じゃ全然足りないと思う。
月トークン自体の価値もそんなに高くは無いかな・・伏せて置いてもそのプレイヤーだけのメリットを見出しにくいからかも。
敢えてオープンにして置くメリットもありそうなので、伏せて置くかオープンで置くかは常に選べるようなルールでも良いのかなぁ?

手番順の価値の高さを全員が分かった上で、1や2の木の下には強烈なマイナスカードを置いて、4や5の木には特別に魅力的なカードを置いていかないとなんだろうケド・・

可愛いイラストだけど、、これはけっこうシビアなゲーム。

3回やってみたけど、うーん、もうちょっと回数こなしてみたら印象変わるかもだけど、どうもこう、なんかままならない感じ。


2018/01/28


JohnnyBet



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