たっくんのボードゲーム日記

No.484
古代ローマの新しいゲーム - カテリーナの陰謀
die Verschwörung des Catilina

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


各色1~6までのカードを使うカードゲームです。


※他に1人ずつ紙とペンが必要です。


これらのカードを色ごとに分けて




別々にシャッフルします




そして、伏せたまま各色1枚ずつカードを抜き取ります。


最初にこれらのカードの中身を当てたプレイヤーがゲームに勝利します


残りのカードはプレイヤーに配って手札にします。



手番では、他のプレイヤーにカードを見せてもらうことができます。

見せてもらった情報を頼りにして、最初に伏せられたカードを絞り込んでいきます。



このとき2通りの選択肢があって

1. 1人だけ指名してカードを見せてもらう

2. 全員を指名してカードを見せてもらう


見せてもらうカードは、手番プレイヤーが質問します。

たとえば

「4のカードを見せてください」とか


それで、手番以外のプレイヤーはカードの枚数を言いながら手番プレイヤーにカードを渡して見せるのだが

1人だけ指名された場合
 →合致するカード全て

全員指名された場合
 →合致するカードのうち任意の1枚



1人指名で、合致するカードが2枚なら
それらのカードを全て見せなければなりません。


カードを見せるときは、枚数を言いながら伏せて渡します。



手番プレイヤーはカードを見たら、再び伏せてカードを返却します。




■告発

伏せられたカードの中身が全て分かったら、手番以外のときであっても
そのことを宣言して、答えあわせをすることができます。
※このときは伏せられたカードを秘密裏に確認します。

正解なら  ⇒ カードを公開してゲームに勝利

不正解なら ⇒ カードを伏せたまま戻してゲームから脱落
 ※その後の他のプレイヤーの質問に対してはカードを見せます






評価・・・

※評価の基準についてはこちら

非常に地味なじっくりゲーなんだけれども、これは面白いですね。
基本システムはスルースとほぼ同じで、極限までシンプルに要素を削ぎ落としたような感じ。

でも面白さの本質は、まったくと言っていいくらい落とされてないと思う。

軽すぎず、重すぎず、ルールやコンポーネントは超シンプルながら、満足感も十分ある。
筆記用具でメモを取りながら遊ぶというスタイルが、合わないとかめんどくさそうと思われてしまうことも多そうなんだけれど
そういう部分が気にならなければ、遊んでみる価値がある1作。

質問の仕方を工夫する楽しさというのももちろん大きいのだけれど、「他のプレイヤーがした質問」から分かることも多い。
※特に、「ある種類のカードを持ってない」という情報なんかは貴重

手番外で流れている有益な情報を聞き漏らさないように、自分の手番中でなくても全く気が抜けない。
そういう一種の緊張感が常に存在することで、冗長な部分を一切感じさせず、満足度の高いプレイ感を作り上げるのだと思う。

これなー、告発の手順とか筆記用具を必要とする部分とか、もっとスムーズに遊べるようにコンポーネントを足してうまくリメイク出来たらいいなと。
もしそんな感じでもっと遊びやすいものに仕上がってたら・・・A評価にしてたかも

でもなー、ちょっと人をかなり選ぶんですよね。こういうゲームは。。


2015/08/23


JohnnyBet



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