たっくんのボードゲーム日記

No.177
モンド
Mondo

プレイ人数:1 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要





1人ずつこんなボードを持ちます。




で、場には大量のタイル。




よーいドン!で、これらのタイルを早いもの勝ちでゲットして
こんな風に地形がつながるように並べていきます。



ちなみに、片手だけでプレイします。


タイマーが付いていて初級ゲームでは制限時間7分



タイルは一度置いたら移動は不可。



加えて、タイル同士はすべてくっつけて置かなければならない。
※つまりバラバラに置いてはダメということ


こんな風に閉じた地形(この場合、草原)を作ったら大きさに関係なく2点になる。




動物は1匹につき1点。



閉じた地形は、この例だと砂漠2つに草原2つ、それと森が1つの5個なので
5×2=10点

左下の草原は閉じていないので得点にならない。


活火山は1つにつきマイナス1点



休火山は基本的にマイナスにはならないのだが
前ラウンドでトップの得点を得たプレイヤーのみ、休火山もマイナス1点になる。


全てのマスが埋められて、完成した場合や途中でドロップアウトを宣言した場合
ボーナス点がもらえる。



ただし、後になるほどもらえる得点は低くなる。


中級ルールになると、こういうタイルを1枚オープンにしてさらにボーナス特典がある。



地形を最も多く完成させた人とか、もっとも広い湖を作った人とか。
一番できた人に4点、できなかった人にマイナス4点。


埋められなかったマスは1つにつきマイナス1点になります。


上級ルールもあるのだが、それは割愛。

3ラウンドやって合計点の多い人の勝ち。





Schacht, Michael

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

おもしろい!

ちょっとだけ得点計算がめんどくさいけど、一覧表になってるし
一度やってみれば分かりづらいことは無い。
トップの人には次のラウンドでハンデ(休火山が活火山扱い)がつくなど
実力差が緩和されるような工夫がされているのも好感度が高い。

基本的にはウボンゴなんかと同じく1人ずつパズルを解いているような感じなのだが
タイルが全員で共有である点や、中級ルールになると相手の動向次第で
自分の方針に影響が出る(相手を上回ればボーナス得点がもらえるので)あたり
ウボンゴよりは強い相互干渉があるように思う。

まあ、そもそも一見ウボンゴと似ているようで実際やってみると
頭の使い方はかなり違うものを感じる。

ウボンゴが理詰めで解いていくのに対して
こちらは、どちらかというと大局観的な視野が要求される。

限られた時間内にどういう地形を作っていくか
答えは1つではないので、その時々で自分なりの答えを求めていく感じだ。

また地形的につながらないタイルを置くこともルール的にはOK(ただし罰点)なので
パズルゲームのようでありながら、うまくハマらないときは妥協することができる
というのもなにか新しい感じがしてGOODだと思う。

また細かいところだがタイマーも良く出来てて
カチカチカチという音が良い意味での焦燥感を演出してて緊張感があっていい。
ウボンゴの砂時計よりも、こっちの方が優れている。

というかウボンゴも、このタイマーを使ってプレイしたらいいんじゃないかと思う。
ま、砂時計というのも味があっていいんだけどね。

軽いタッチの絵なんかも好感を得やすいとは思うんだけど
個人的にはもうちょっと雰囲気のある絵、、
たとえばカルカソンヌみたいな方が好みかなぁ。

ま、そのへんは好き好きだと思う。
ちなみに、タイルが両面印刷になっているのも地味に微妙に難易度を上げていていいと思う。
ゲーム終盤は欲しいタイルを探してタイルをひっくりかえしまくるので。


ゲームシステムとしては、思ったよりも斬新でプレイ感も今までに無かった感じ。

そして、面白い。

十分に評価Aに値すると思う。


JohnnyBet



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