No.563
メルカド
Mercado
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約40分
プレイ時間:約40分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
4種類のお金を使って高級品や香水を買うゲームです。 お金は、金、銀、銅、青のコイン4種類、しかしニセ金(黒)も混ざっています。 ニセ金で品物を買うことはできません。 品物のラインナップ、人物が描かれた右端の2枚はちょっと特殊なタイル(後述)です。 品物タイルには価格と点数が書かれています。 この品物の場合は、価格は4色のコインどれでも良いので3枚(ただし同色で3枚)必要です。購入すると5点もらえます。 この指輪の価格は金貨2枚と銅貨2枚。 もらえる点数は購入した時の順位(1位なら1点、2位なら2点・・)です。 それと、白いコインを3枚もらえます。 白コインはジョーカーで、どの色としても使える便利なコイン。 しかし、中にはこの品物のように購入に白コインを必要とするものもあります。 点数が?となっている場合は、山札から新しい品物タイルをめくって出てきたタイルに書かれている点数をもらいます。 得点トラックボード。誰かの得点マーカーが1周したら終了フラグが立ちます。 マスによって追加の点数がもらえたり、白コインをもらえたり、黒コイン(ニセ金)を捨てられたり、逆に掴まされたりすることもあります。 ゲームの最初に、金、銀、銅、青、黒(ニセ金)を5枚ずつ受け取って自分の袋(サイフ)に全部入れます。 手番が来たら3枚、袋の中を見ないようにして取り出します。 取り出したコインを、場に並んでいる品物の中から買いたいものの脇に置きます。 ※品物タイルの4辺は、プレイヤーカラーと同じ色で分けられているので、自分の色の辺に起きます。 必要なコインをいっぺんに払う必要はなく、引いたコインを複数の品物に分散して置くこともできます。 ニセ金は買い物に使えないので、、それはプレイヤータイルの上に置きます。 他のプレイヤーも同じ商品に対してコインを置けるので、ゲームが進んでいくとこんな感じになります。 価格を満たすコインを置けたら、その品物をゲットします。 購入に使ったコインは、プレイヤータイルの上に置きます。 ただし、白コインだけは全体のストックに戻します。 それ以外のプレイヤーのコイン(白コインも)は、それぞれの袋(サイフ)に戻します。 置いたコインの枚数が2位のプレイヤーは、紋章タイルを1枚もらえます。 (2位のプレイヤーが複数の場合はそれらのプレイヤー全員もらえます) 手番のとき紋章タイルを使う(ストックに戻す)と追加でコインを2枚、袋から引くことができます。 ※ただし1手番で使える紋章タイルは1つだけ 品物を購入したら書かれている点数の分だけ得点トラックを進めて、止まったマスに何か書いてあればその指示に従います。 同じマスに他のプレイヤーコマが入って来た場合、後から来たプレイヤーはマスの指示を行いません。 ゲームが進むとだんだん、プレイヤータイルの上にコインが溜まってきます。 手番が来たとき、袋からコインを引く代わりにプレイヤータイルの上のコインを全部、袋に戻すこともできます。 ※戻すことを選択した場合は、それで手番終了です。 袋の中にコインが3枚未満の場合は、必ず戻さなければなりません。 購入した品物タイルは捨て札にして、山から新しいタイルをめくります。 このタイルは銅貨3枚で買えますが、買っても点数をもらえません。 その代わり特権タイルを2枚もらえるのと、2位のプレイヤーは紋章タイルをもらえません。 特権タイルはこれ。 勝利点とか、白コインをもらえたり、袋の中の黒コイン(ニセ金)を捨てることができたりします。 紋章タイルと同じく、1回の手番で1枚だけ使う(使ったらストックに戻す)ことができます。 特権タイルで得た点数で得点トラックを進めたときは、止まったマスの効果を使うか選択できます。 この2枚のタイル(市場タイル)は、場から取り除かれることはなく、コストを満たせばいつでも効果を得られます。 左のは、なんでも良いので同じ色のコインを3つで、白コイン1枚もらえます(袋に入れるのではなく、その場でどこかのタイルに置かなければならない)。 右のは逆に違う色のコイン3つ必要で、特権タイルを1枚もらえます。 得点トラックの誰かのコマが1周してスタートマスに到達するか超えたら、全員の手番数が同じになるまで手番を行います。 その後、スタートプレイヤーから順に未使用の特権タイルの点数分と、紋章タイル(1枚につき1点)だけコマを進めます。 ※特権タイルに書かれている点数以外の効果や得点トラックのマスの効果は無視します。 点数が最も多いプレイヤーの勝ち ちなみに得点トラックは、スタートマスを自由に変えられます。 裏面もあります。 止まったとき、他のプレイヤーに対して影響を及ぼすマスが多め。
Dorn, Rüdiger |
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プレイ記
4人プレイ。 こしばてつやさん(黄)、坂口さん(青)、麻美さん(赤)、たっくん(緑) 2点の彫像?に銀と青を置く坂口さん。 4枚必要とはいえ、色が全部バラバラなら効率的に達成できそう。 となると、2点+特権タイル2枚は美味しいのかも・ 麻美さん。 引いたのは、黒、銀、青 で、自分。青、銅、銅 こんな感じかな? ライバルが居ないところに置いてみる。 こしばさん 坂口さん、2連続で黒(ニセコイン)を引く・ しかし、引いたのが金と銅ってことは、早速さっきのあれゲットかーー 新しい品物、銅3枚で3点+白コインは美味しいかも。 しかし、もう銅2枚置いちゃってるしなー 銀、銀、青 銀は、使いどころがここくらいしか無い。 青はこれでとりあえず2点。初得点。 あの金の指輪の4点が欲しい。 銅1枚か、あるいは銀を引ければ白コインがもらえるからそれでも達成できる。 こしばさん そして、坂口さん 銀、銀、金 3点+白コインか、、でかいな 早くも独走態勢に入りつつある。 金2枚 1枚足りないけど、隣のタイルで獲得した白コインを使えば これで達成!点数0だけど。 まだ袋に戻さなくてもいいかな。 2位のこしばさんは紋章ゲット。 坂口さん、毎回紋章駆使して5枚引く。 麻美さん、ここで2枚同時達成! 麻美さん「黒2枚ずつ引いてください〜」 坂口さん、青もう1枚引くとさらに7点か、厳しい。 対抗してみる。 ここ、ルールちょっと間違えてて、、正しくは使った白コインはプレイヤータイルの上じゃなくてストックに戻します。 あっさり白引かれたし・・ 麻美さんとのトップ争い 坂口さん「1点の特権タイル使って、3点のマスに入るので」 かなり引き離されてしまった。 しかし、これで3点! 着いた先が2点のマスなので、とりあえずここまで追いつく。 ここは次は是非5点が欲しい。黒コイン地帯を飛び越えて、2点のマスに入れる。 これだ! あっという間にここまで追いつく。 次、1点取れればーーー と、思ってるのはみんな同じな状況 しかしすごい黒コインの山w 終盤戦 ほぼ2人の争いに絞られた。 こしばさんのラスト手番、願いを込めて紋章使って引いた5枚は・・・ なんと黒4枚w やれることなく終了 麻美さんの逆転勝ち!
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
袋から引いて使ったコインが、循環することと黒コインが ドミニオン の「呪い」に見えたので、コインでデッキ構築する感じのゲームなのかなと思ったら、 黒コインと白コイン(ワイルドカード)以外は袋の中身が変化することが無いので、最初の印象とちょっと違った。 必要なコストの支払いを数回の手番に分けられるので、競りみたいな感覚がある。 ただ競りの対象となる品物は複数あるし、お金も4種類あるので、あまりシビアさは無くてどちらかというと 欲しいタイルが出るかどうか、必要なコインを引けるかどうかという運要素が強めな印象。 けど、引いたコインをどう振り分けるかはなかなか悩ましくて面白い。 得点トラックに得点が書かれていたりするので、その時々で欲しい点数が変わってきたりする。 特権タイルを温存しておいて効率的な得点を狙ったりできる。 ただ、特権タイルは捨てさせられることもあるので、場の状況を見て捨てさせられそうなら先に使ってしまう判断も必要になる。 コインを引くアクションが目を引くけど、このゲームの面白さの本質はそういうリソースマネジメント部分にありそう。 袋に使ったコインを戻すとそれだけで1手番使ってしまうのと、購入に成功したコイン以外は自動的に袋に戻ってくることもあって、あまりコインが循環してる感じはしない。 コンコルディア みたいな感じで、初期のコインをもう少し少なめにして、金、銀、銅、青のコインもゲーム中に増やしたり減らしたりできるシステムだったらどうだったのかな?と そもそもコインを循環させることをシステムとして重要視してないのかもしれないけど、どうもコイン周りの扱いがイマイチに感じる。 ※ただし、白コインの扱いをちょっと間違えていたので、正しいルールでやり直したら印象が変わる可能性があるかも。 あと、他のプレイヤーのサイフを黒コインで太らせるのは有効に機能してる感じがするので、そういうアクションが多い裏面の得点ボードでやったら真価を発揮するのかもしれない。 とりあえず、Bにしておく。 2018/07/01JohnnyBet ツイート