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ルプスブルグ

訳者:たっくん

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■準備

このゲームの持ち主はBurgomaster(市長)を取ります、あるいはランダムに他のプレイヤーに渡します。 種類ごとにカードをソートします:家, キャラクター, 秘密のゴール 各プレイヤーは色を1色選んで、その色の家カードを2枚と賭けタイル、それと2枚の投票トークンを受け取ります。 各プレイヤーは2枚の家カードを表向けて、自分の前に置きます。それらは、図のように円形になるように並べます。 2つの家のどちらに宝箱があるかはオーナーだけが知っています。 秘密のゴールカードをシャッフルして、1枚ずつ配ります。 各プレイヤーはゴールカードを確認したら伏せて置きます。 残りのゴールカードは、デッキにして引きやすい場所に置いておきます。 プレイヤー人数に従って、キャラクターカードのデッキを作ります。 4人プレイ:狼男1枚、盗賊1枚、村人(男)3枚、村人(女)3枚 5人プレイ:狼男1枚、盗賊1枚、村人(男)4枚、村人(女)4枚 6人プレイ:狼男1枚、盗賊1枚、村人(男)5枚、村人(女)5枚 7人プレイ:狼男1枚、盗賊1枚、村人(男)6枚、村人(女)6枚 8人プレイ:狼男1枚、盗賊1枚、村人(男)7枚、村人(女)7枚 これらのカードを良くシャッフルして、伏せたまま2枚ずつ配ります。 1人のプレイヤーが狼男と盗賊を両方引いてしまった場合は、シャッフルして配りなおします。 各プレイヤーは秘密裏にカードを確認して、ゲームが終わるまで秘密にします。 重要!:狼男、あるいは盗賊を引いたプレイヤーは、ゲームにおいてそれぞれ     狼男、盗賊としてアクションを実行します キャラクターカードはそれぞれ、自分の家カードの下に1枚ずつ置きます。 一度置いたら、カードを移動させることはできません。 重要!:狼男と盗賊は、宝箱のある家の下には置かないでください 狼男の爪は、テーブルの中央に置きます。 プレイ人数に従って、下記の数字のコインを取ります 4人プレイ:4,3,2,2 5人プレイ:5,4,3,2,2 6人プレイ:6,5,4,3,2,2 7人プレイ:7,6,5,4,3,2,2 8人プレイ:8,7,6,5,4,3,2,2 これらのコインは大きい順に積んで、テーブルの取りやすい場所に置いておきます。 ※大きい数字のコインが上、小さい数字のコインは下 市長は2つの証拠トークンと、サマリーカードを取ります。 6~8人でプレイしている場合は、煙突ホウキも取ります。 使用しないコンポーネントは箱に戻しておきます。 メモ:各プレイヤーはゲーム中、いつでも自分の家カード、キャラクターカード    秘密のゴールカードを確認することが出来ます。    ただし、他のプレイヤーに見られないように注意してください。

---勝利ポイントの獲得方法---

ルプスブルグにおいて、ゲームに勝利するのは常に1人です。 狼男が勝利する場合、あるいは狼男がリンチに遭った場合は最も勝利点を獲得したプレイヤーの勝ちです。 勝利点は、生き残ったキャラクターカード、達成された秘密のゴールカード、 守られた宝箱、当たった賭けタイルによって得られます。 ■生き残ったキャラクター ゲーム終了時、生き残ったキャラクターカード1枚につき2点を得ます つまり、2人とも生き残れば4点になります。 ■秘密のゴール 各プレイヤーはゲーム終了時、それぞれの秘密のゴールカードに書かれた条件を満たした場合に勝利点を得ます。 ゲーム中、ゴールカードは捨て札にして新しく引きなおすことができます。 ただし、自分のキャラクターが生き残っていることが引きなおす条件です。 ■宝箱 各プレイヤーは2つの家カードを持っています。どちらかの家には宝箱が有り、1勝利点をもたらします。 この1点を得るためには、その家に置かれたキャラクターがゲーム終了時に生き残っていなければなりません。 ■賭け 誰が狼男であるか、賭けタイルとコインを使って賭けることができます。 他のプレイヤーを混乱させるために、狼男も同様に賭けタイルを使用します。 正しく推理できたならば、ゲーム終了時コインの価値分の勝利点を得ます。 ただし、未使用の賭けタイルは1勝利点の価値があります。

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■ゲーム

このゲームには「夜」と「昼」の2つのフェイズがあります。 夜になると、狼男がキャラクターを1人殺害します。 そして、盗賊は宝箱を探して他のプレイヤーの家に忍びこみます。 昼のフェイズでは、プレイヤー達は話し合って狼男だと思うキャラクターを1人 リンチします。

○夜フェイズ

プレイヤーは全員、目を閉じます。 ※夜は狼男と盗賊が暗躍します。狼男や盗賊が誰なのか分からないようにするために プレイヤーは全員テーブルをリズミカルにタップします。 市長は盗賊に行動するよう発声します(目は閉じたまま!) 盗賊のプレイヤーはタップをやめて目を開けます。 そして、家カードを1枚チェックします。 他のプレイヤーの家カードを1枚選んで、静かに持ち上げて確認して元に戻します。 市長は、ゆっくり10カウントします。そして盗賊のフェイズは終わります。 盗賊は目を閉じます。 メモ:このフェイズは常にプレイします。たとえ、市長が盗賊は殺害されていると知っている場合でも。 盗賊がすでに殺害されている場合は、盗賊のプレイヤーは目を開けません。市長のコールが終了するのを静かに待ちます。 次に市長は狼男をコールします。 狼男のプレイヤーは目を開けます。そして、狼男の爪を任意の家を指すように移動させます。 この家の下に居るキャラクターは殺害されます! 狼男は自分の家を指すように爪を置くこともできます。 つまり、他のプレイヤーに疑いの目を向けるために自分のキャラクターを1人殺害することができます。 ただし、狼男のキャラクターを殺害することはできません! 市長は再び10カウントします。そして狼男のフェイズは終わります。 狼男は目を閉じます。そして、夜のフェイズは終わり、昼が始まります。

○昼フェイズ

市長は昼フェイズがスタートしたことをコールします。(全員目を開けます) そして、どのキャラクターが狼男のツメによって選択されたかを見ます。 そのキャラクターは殺害され、ゲームから除外されます。 そのキャラクターと家は一緒にして伏せておきます。 注意:決してその内容を明らかにしてはいけません。 例:ゲームの最初のターンです。市長は全員に目を開けるように指示します。 爪はAndrewのキャラクターを示していました。 彼は、そのキャラクターと家をゲームから除外して、自分の近くに伏せておきます。 市長から時計回りに手番を行います。 各プレイヤーは1回だけ、秘密のゴールカードをチェンジするチャンスがあります。 手番が回ってきたとき、少なくとも自分のキャラクターが1人以上生き残っていれば 秘密のゴールカードを伏せて、捨て札にできます。(デッキの下に戻します) そして新しいカードを上から引きます。 市長は2つの特権を持ち、どちらかを選択できます。 1.プレイヤーを1人選択する 選ばれたプレイヤーは、生き残っているキャラクターの中から1枚 秘密裏に市長に開示しなければなりません。 2.生き残っているキャラクターを選択する 選ばれたキャラクターの持ち主は、秘密裏にそれを市長に見せなければなりません。 その後、市長は自分のキャラクターを1人そのプレイヤーにだけ開示します。 ただし市長は、少なくとも1人以上殺害されたプレイヤーのキャラクターを 選択することはできません。 そして、1人以上のキャラクターが生き残っているプレイヤーが少なくとも6人いる場合は 市長はプレイヤーを1人選んで(市長以外)煙突掃除をさせるためにほうきを渡します。 選ばれたプレイヤーは(盗賊のように)家を1つ選択して秘密裏にカードを見ます。 生き残っているキャラクターを持つプレイヤーが5人以下になった場合は ほうきはゲームから除外します。 賭けの時間 市長から時計回りに手番を行います。 少なくとも1キャラクターが生き残っているプレイヤーは、望むならば賭けをすることができます。 村人と盗賊は、狼男かもしれないプレイヤーに賭けます。 また、狼男も他のプレイヤーを混乱させるために同じように賭けをします。 -賭けをすることにした場合 -自分の賭けタイルを取ります。 -コインを上から1枚取ります(価値の高い順に取る) -コインの上にタイルを載せて、それらを狼男だと思うプレイヤーの前に置きます 1度置いたら動かすことはできません。 賭けは狼男だと思うキャラクターではなく、プレイヤーに対して行います。 ゲーム序盤に賭けを行えば、より価値の高いコインを使えます。 ただし、情報は少ないのです

リンチ

プレイヤーたちはキャラクターを1人選んでリンチにしなければなりません。 お互いに話し合うことができます。発言に規制はありません。嘘もOKです。 生き残ったキャラクターが居ないプレイヤーも議論に参加することができます。 3分の議論の後、各プレイヤーはリンチにするキャラクターを投票します。 このフェイズでは投票トークンを2枚ずつ持ち 生き残っているキャラクターの人数に関係なく投票できます。 市長から始めて、時計回りで手番を行います。 各プレイヤーは生き残っているキャラクターの中から1人を選択し、トークンを置きます。 このフェイズにおいてトークンの裏面は重要ではありません。 各プレイヤーは2つのトークンを置ききるまで続けます。 もっとも多くの投票トークンが置かれた2キャラクターは狼男の疑いがあります。 市長はそれぞれの容疑者に証拠トークンを置きます。 そして、トークンが置かれたプレイヤーはそれを受け取ります。 置かれた投票トークンの数が同じである場合は、市長から時計回りに数えて より近いプレイヤーが証拠トークンを受け取ります。 例: ゲームは2ラウンド目です。Andrewから始めて、投票ラウンドの結果 図のように投票トークンが配布されました。 Beaは投票トークンを4つ受け取ったキャラクターを持っています。 もう一人の容疑者は2つ受け取ったDavidです。 なぜなら、Emmaよりも市長に近い位置に座っているからです。 2人の容疑者は弁解しようとするかもしれません。 弁解が終わったら、どちらの容疑者をリンチにするか 再び投票を行います。 この投票は容疑者以外の、生き残っているキャラクター1人につき 1票の投票権があります。 (殺害されたキャラクターと容疑者のキャラクターは投票できません) この2回目の投票は秘密裏に決定し、同時公開します。 各プレイヤーはリンチにしたいキャラクターに置かれた 証拠トークンと同じシンボルの図案が描かれた方を上にして 投票トークンを置きます。そしてそれは手をのせて隠します。 2枚の投票権があるプレイヤーは、2枚とも同じ容疑者に投票するか 別々に分けるか、選ぶことができます。 自分の容疑者に投票することさえあるかもしれません。 全員の準備が整ったら、市長の合図で一斉に手をどけてオープンにします。 もっとも投票を集めたキャラクターはリンチとなり、ゲームから除外されます。 そのキャラクターと家は、伏せてそのプレイヤーのそばに置きます。 注意:このときカードの内容を公開してはいけません。 例:各プレイヤーは以下のような投票権を持っています。 Andrew 1、Bea 1、Carl 2、David 0、Emma 1 プレイヤーは投票後、同時公開します。 その結果、Beaのキャラクターが3票を獲得してリンチを受けます。 昼フェイズは終わりました。 市長マーカーとサマリーカードを、時計回りに生き残っているキャラクターが 居るプレイヤーの中で一番近いプレイヤーに渡します。 新しい市長は、証拠トークンを集めます。 (プレイされていれば、ほうきも) そして、新しい夜が始まります。

■ゲームの終わり

ゲームは次のうちどちらかを満たしたとき終了します。 ①狼男だけが生き残った場合 ②狼男のプレイヤーのキャラクターが両方とも殺害された場合 ①のケースは狼男の勝利です。 ②のケースは、狼男は自動的に負けになります。 狼男のキャラクターをオープンにして得点計算を行います。 生き残ることができなかったプレイヤーにも勝利のチャンスがあります。 各プレイヤーは、キャラクター、家、秘密のゴールカードをオープンにします。 そして、次の勝利点を得ます。 -生き残ったキャラクター1人につき2点 -生き残ったキャラクターの家にある宝箱1つにつき1点 -達成された秘密のゴールカード(点数はカードに書いてあります) -賭けタイルによる得点  -正しく狼男を指し示されたタイルにつきコインの価値と同じ得点  -0点:正しく狼男を指示せなかったタイル  -1点:未使用のタイル もっとも勝利点を得たプレイヤーが勝利します。 タイの場合は、市長からみて時計回りに近いプレイヤーが勝利します。

ルール変更点

ルプスブルグは2011年以降、ルールが変更されています ・秘密のゴールカードは使わない ・男女も関係ない ・市長の特権はキャラクターを1人見るのみ ・6人~でつかう煙突ほうきは選択制 ・賭けに使うコインは、袋に入れて使用するときランダムに3枚引いて1枚選びます  コインの上にはプレイヤーの賭けタイルを乗せておき、数字が見えないようにします ・生き残りキャラクターが居なくても賭けタイルは使用可 ・人狼以外のプレイヤーが持つ生き残りキャラクター数と  人狼プレイヤーの生き残りキャラクター数が同じになったら、人狼の勝ち 全体的に簡略化されているようです。

たっくんのボードゲーム日記