たっくんのボードゲーム日記

No.117
リミット
Limits

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要





5色のカラーカードを手札から1枚ずつ出していって
リミットを超えているかどうかを読み合うゲームである。




で、何色を何枚出していいのかを決めるのがこのリミットカード。
1ラウンドで1枚めくります。



たとえば、左のカードなら黄色は4枚まで出せるということ。
Xは制限なし。0ならもちろん1枚も出せない。

裏は-2と書かれている。そのラウンドの敗者が引き取ります。
マイナス2点・・


さてラウンドの最初、手札は5枚配られるのだが



手札から1枚、カラーカードを伏せて場に置く。



たとえば、緑のカードを伏せたとすると緑のリミットが1枚増える。
つまりリミットカードで緑が3と書かれていたなら上限は1上がって4枚となる。

当然、そのことは伏せた本人しか分からない。
全プレイヤーが1枚ずつ伏せます。


手番では手札から1枚、場に出していく。



で、リミットを越えていると思ったらダウト!


ダウトに成功した(リミットを越えていた)場合は、ダウトと言われた人が
リミットカード(-2点)を引き取る。
そして告発した人(ダウトと言った人)が1点もらえる。

ダウトに失敗した場合はその逆。-2点を引き取らなければならない。

これで1ラウンド終了。


ところで手札の4枚が全部同じ色になったら




2枚を捨て札、2枚を場に出して1点もらえる。



ただしもちろん、リミットを越えてはならない・・


リミットカードが無くなったらゲーム終了。
最も得点の多い人の勝ち。





Rosenberg, Uwe
プレイ記



相棒、みつばさんと俺の3人プレイ。



紫と赤は1枚も出せない・・・



さて、俺の手札。




ん~~、緑を伏せるか。




みんな緑ばっか、でも俺1枚伏せてるしなー・・



まだリミットは越えてないかなぁ


黄色が4枚揃った、これで1点。



そろそろ、緑やばいんじゃない?

俺「うーん、相棒の緑アウト!」

相棒「ギリギリセーフ」


マジで?まだセーフだったの??




第2ラウンド。紫が1か・・




じゃ、紫伏せとくか。基本的に少ない数字の色を伏せた方がおもろい。




俺、いきなり紫2枚を出す。



どうも、これで相棒は俺の伏せたカードは紫じゃないかと思ったらしい。

まぁそりゃそうだよな・・


みんな言葉数が少なくなってきた



黙々とカードを出しては引いていく


4枚目の紫を相棒が出す。

紫のリミットは1だから、これさすがにアウトだろ。

俺「相棒の紫、アウト!」


結果



なんと全員、紫を伏せてやがった!!

くぅぅ~、、、信じられん。


はやくも2枚目のマイナス2点(T_T




相棒「たっくん、その青アウト!」




3枚目。。キツイ




ラスト、なんと黄色い外は全部1。これはキツイ。



みつばさん「赤アウト!」

相棒が出した赤だ。


しかしこれは失敗。

最終結果
みつばさん-7点
相棒8点
たっくん(俺)-7点
相棒の勝ち

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ローゼンベルクのゲームにしてはルールがシンプルで非常に分かりやすい。

ちょっとした記憶力が必要なところとか、プレイ感はマンマミーアに
だいぶ似てるところがある。
きっちり覚えられなくても大丈夫なところなんかは特にそっくり。

ただ、終始ゆるゆるプレイできるマンマミーアと違って、告発に関わっていく
ちょっとした決断力がないと得点が伸びないところは少し感じが違う。

その分、ゲームに良い緊張感があるし、切れ味もこちらが上だと思う。
似てるんだけど、面白さや楽しみ方の質が若干違うといったところ。

ただテーマ性が無いので、そのへんは好みかな。
無性にピザが食べたくなるマンマミーアと違い、食欲は沸いてこない(笑

誰が何色を伏せたのか、ちょっとした読みやブラフもあり
意外と幅広い要素が楽しめる。

告発するか、逆にミス告発を誘うか。いずれにしても勝負に出ないと得点は入ってこない。
そのへんが面白い。

ある程度の緊張感はあるものの、そこまでシビアなゲームではない。
そのへんのさじ加減はかなり絶妙なものを感じる。
もちろん、初めての人でも十分に楽しめる。ルールも簡単だし。
ただ、あまり運の要素は強い感じはしない。

弱点としては、基本的に同じことの繰り返しが続くので少々飽きるかな・・
そこまで気になるほどではないけれどね。

敢えて言えばメリハリにちょっと欠ける。
そういうところで、これは!と思わせるような要素は残念ながらなさそう。

でも、相変わらず切れ味鋭い良いゲームであることは間違いない。
それと人数は多いほど良さそうだ。
一応2人~となっているけれど、最低3人は欲しい。
理由は、ラウンドの最初に伏せるカードの枚数の関係で
これが少ないとちょっと興醒めな感がある。

なのでパーティゲームとしてもいいんじゃなかろうか。
まぁジリジリするので、みんな黙っちゃうんだけどね。


JohnnyBet



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