たっくんのボードゲーム日記

No.562
キングダムラン
Kingdom Run

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ボード全景、レースゲームです。
左上のボードがスタートで右がゴール。ボードはリバーシブルになっていてコースを組み替えられます。



スタート地点。1人1色選んでスタートエリアの4つのマスに1つずつランナーコマを置きます。


※プレイ人数に関係なく全てのコマを使います。

コマをひっくり返すと、眠っています・・眠っているコマは動かせません。
詳細は後ほど・



コース上には得点タイルが置かれ、ゴールに近づくほど高得点です。



当然ゴールはもっと高得点ですがw
1位は13点、2位は12点、、、8個のランナーコマがゴールしたらゲーム終了です。



さて、手番が来たらサイコロを4ついっぺんに振りますが、普通のサイコロでは無いです。
4つの出目を全て使うことができますが、同じ目は2つまでしか使えません。


※1手番につき1回だけ、好きな個数のサイコロを振り直すことが出来ます。


普通のサイコロでは無いので、どんな目があって何ができるかですが

まず、靴の絵の目。



この目を使う場合はマスを1つ選びます。



選んだマスからコマを1つ、次の空いているマスまで動かします。



同じマスから、さらにコマを1つ空いているマスまで動かせます。



最大4個のコマを動かせます。 ※1つのマスに居られるのはコマ4つまでなので。


もちろん、1個とか2個で動かすのをやめてもOK


靴を2回使うと・・



ここまで進めることができます。※他のプレイヤーのコマも大きく動かさないとですけど



次、水滴の絵の目



コマを1つ選んで、一番近い湖のマスまで移動させることができます。


あるいは、湖のマスからコマを1つ次のマスに進めることができる。
※湖に居るコマを動かす方法はこれしかありません。



この目は、コマを1つ選んで順位を1つ上げることができる。



1つ上の順位のマスが一杯(コマが4つ置かれている)の場合は次の移動可能なマスに行きます。


1つ上の順位がゴールならゴールすることもできます。先頭のコマはこの目で移動できません。

睡眠/起床の目


コマを1つ選んで、起こしたり眠らせたりできます。
ただし、1人のプレイヤーのコマ(4個)を全て眠らせることはできません。

=の目は、他の目をコピーできます。



=は他の目とは区別されるので、コピー元と同じ目とは見なされません。
靴2個、=2個なら、4回靴の目を使えます。


例えば、=3個なら同じ目は2つまでしか使えないので3個目の=は使えません。

得点の目。


他のプレイヤー1人選んで、2点奪います。
この得点チップは、ゲームの最初に同じ枚数になるように全員に配ります。



ゴールが埋まったらゲーム終了。



最初に書いたように、ゴールできなかったコマも進み具合によって点数がもらえます。






Eric Claverie
プレイ記

相棒(赤)、ミッチー(黄)、たっくん(青)の3人プレイ



手番は自分から、¥が3個出た。
「守銭奴になるってのも案外悪くないんだよなー」


「ブーツだけで進めても後手番が楽になるだけだし」

¥1つとブーツを振り直す。



ま、とりあえず2人から2点ずつもらう。



ブーツと睡眠薬でこんなもんかな、一番後ろの赤いのに寝てもらうw



相棒の手番、水、睡眠、アンカー、ブーツ。


相棒「2つ振り直そうかなぁ」


ゼニ、ブーツ、ブーツ、睡眠


ゼニは当然、自分から取られて・・

1番でゴール。青いコマはゴール直前の池の中で寝かされる。
溺れるっつーの・・・


あーあ、それ次のミッチーが美味しすぎると思うんだけど。

ミッチーの1投目


ブーツが2つ出てしまった。

ミッチー「振り直さない」


ミッチー「コイン1枚返して」


取られた


ミッチー「2個ゴールして」



ミッチー「=どうしようかな」


ミッチー「コインもう1個もらう」


んー

たっくん2手番目。


しばし考える。

あのゴール直前で寝てるのは後回しで良い気がする。
あの時点で6点だし、それよりは後ろのを前に進めないと。

となると、睡眠薬の重要性は低い。
アンカーは一番後ろのが追い上げるのに使えそうだし、ほかにも使い道がありそう。


3つ振り直す。


相棒「え、起こさなくて良いの?」

ブーツ、ブーツ、アンカー、アンカー



まずアンカーで一番後ろの青がスタート直後の赤に追いつく。
そこからブーツで、赤を1つ先の空き地に移動させて自分の青はゴールできる。


それで、真ん中の青2つのうち後ろのをアンカーで前のに追いついて、ブーツ使えば、、、

3個もゴールできる!


相棒「あー、、なるほど」


このプレイが強烈な印象を与えてしまい、、

相棒の手番、ブーツ、水、ゼニ、ゼニ



振り直して、ブーツ、ブーツ、ゼニ、ゼニ



相棒「トップ目から取るよねー」
と言ってるけど、いやミッチーの方が有利なんじゃないの?と・・思うんだけど。。。




で、ミッチーの手番。水とブーツが出た時点で、4つ目がゴールできるのは確定。



振り直してこんな感じ。



水とアンカーで一番後ろのも3点まで進んでミッチーの勝ち。



「いや、それでも勝ちだけどさ」
「水で3点の池から緑を1歩前に動かして、アンカーで合流すると、赤、緑、黄色が3点の道に集められてさ」

相棒「そうそう、その方が良くない?」

「そこからブーツ使えば、ゴールできるんじゃないか?」
「5点の池からは動かせないけど、これの方が2点多くもらえる」

ミッチー「そうかー、でも勝ちは勝ちだね」

まあそうなんだけど^^;



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

システムに関して、とりあえず欠点らしい欠点が見当たらない。
非常に洗練されてて、完成度高く仕上がってる。

これパッケージは可愛い感じだけど、かなりの奥深さがあると思う、ゲームの中身は大人向けと言っても過言じゃないくらい。
サイコロ使うし、一見すると子供向けの簡単すごろくゲームに見えるけど全然違う。

十分、大人2人でじっくり遊べる。

感じとしては バックギャモン にそこそこ近いかもしれない。


とはいえ、3人も悪くない。4人も良かったけど、やっぱり 2人>3人>4人 かな。

うーん、良く出来てるのは間違いないし、こういうゲーム好きだしAにするんだけど、万人向けではないかな・・・

でも、素晴らしい!

2018/06/09


JohnnyBet



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