たっくんのボードゲーム日記

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陰謀
Kabale und Hiebe

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約0

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 対照表があれば遊べる。シールを貼るほどのことは無いと思う




目的カード(勝利点カード) これをたくさん集めます。


6種類で6枚ずつあるのだが

ゲームで使用するのは、プレイ人数 × 6枚のみ

全ての目的カードを良くシャッフルして、プレイ人数に応じた枚数だけ抜き出します。

例えば、3人プレイなら 3×6=18枚を使用します。


どのスート(種類)も数字は1~5で、3は2枚ずつあります




たとえば、こんな感じでゲットしたとすると


勝利点は、カードの数字を単純に全部足して

2+4+3+1=10点 となる


しかし、6種類の目的カードをすべて集めた場合は計算方法が変わります。


6種類のカード1枚ずつ、計6枚を1セットにして数字を合計して
それを2倍にします

この例なら、(3+3+2+5+4+1)×2=36点

セットにできなかったカードは、数字に関係なく1枚につきマイナス1点

この場合2枚余ったので、36-2=34点となる。


各ラウンドの最初に、この目的カードをプレイ人数分めくります。


めくったカードは写真のように、横一列に並べます。

1ラウンドでプレイ人数分の枚数の目的カードを並べるので
ゲームは全6ラウンドで構成されます。



さて、各プレイヤーは1色選んで、影響カードセットを受け取ります。




影響カードには、数字が書いてあって




順番に1枚ずつ、目的カードの下に置いていってカード列を作ります。


で、基本的に置いた影響カードの合計が最も多いプレイヤーが
その列の目的カードを獲得します。




各カード列がすべて、目的カードに書かれた数字の枚数に達したら1ラウンド終了


なので、この場合はこれでラウンド終了となり置かれたカードの数字に従って
目的カードを獲得します。


ただし、この数字は上限値というわけではなくて
目的カードの数字より多い枚数を置くことはOK。


全ての列で、目的カードの数字以上の枚数のカードが置かれるまでラウンドは続きます。


例えばこの場合、剣のマークの4の目的カードを獲得するのは


赤のプレイヤー:16
青のプレイヤー:13+14=27
黄のプレイヤー:20

ということで、青のプレイヤーが獲得します。



さて、各プレイヤーは自分の影響カードのデッキから3枚引いて手札にします。


手番では手札から1枚選んで、任意のカード列に自分の影響カードを置くのだが


影響カードは、伏せて置きます


もちろんそれ以降のプレイヤーも、伏せて置きます。




しかし、影響カードを置いた列に既にカードが置かれている場合は





伏せて置かれていたカードをオープンにします。





その後、他のプレイヤーにさらにカードを置かれば




もちろん、オープンにされてしまいます。




ここまでの話だけだと、どのへんに面白味があるのかモヤモヤしてしまうと思うのだが


影響カードは、特殊効果がてんこ盛り状態になっていて



ま、とは言うものの、シンプルなカードから見ていくと


まず、これらのカードは単純に数字だけのカード。


一番数字が大きいのは、王(King)の20。次が女王(Queen)の16といった感じ。



数字が2段に分かれて書かれているのは、特定の種類の目的カードの列に置かれたときに
大きい方の数字が適用されるというもの。


たとえば一番左の影響カードなら、楽器の目的カードの列に置くと12となる。



さて、では件の特殊効果のあるカードだが、大きく分けて2種類あって


1.カードが表向けられた瞬間発動するタイプ
2.ラウンドの終わりに効果を発揮するタイプ


となっていて


まず、カードが表向けられたときに効果を発揮するのは、次の5枚




たとえば、カードを置いて




表向けたカードが「冒険家」だった場合





1つ右の列に移動する


※一番右の列に置かれていた場合は、一番左の列に移動する


で、移動先でまた伏せられて置かれます。




そうすると、その列の他のカードがオープンにされます。


ここで、もしまた「冒険家」がオープンにされた場合は連鎖します。


次、「暗殺者」 これをオープンにしてしまうと・・・




置いたカードは殺されてしまいます(捨て札にされる)


ちなみに暗殺者自身の数字は9と2分の1

オープンにされている暗殺者の下にカードを置いても殺されることはない
あくまで、この効果はカードがオープンにされたときのみ発揮される。



「嵐」がオープンにされると、もうそれ以上その列にカードを置くことができなくなる。


仮に、目的カードの数字の枚数に達していなくても
その列にはもう影響カードを置くことはできなくなり
目的カードの枚数に達したとみなされます。
(ラウンド終了条件を満たしているものとみなされる)



「裏切り者」がめくられたら、任意の目的カードの位置を交換することができる。





最後、「透明マント」 これがオープンにされたら




手札から任意の1枚を伏せて、透明マントの下に仕込むことができる


この仕込んだカードはラウンドの最後にオープンにされます。



さて、残りの特殊効果カードはラウンドの最後に発揮されるわけだが
とりあえず、次の5枚に関しては数字の順番で処理します。



詳細は一覧表を参照のこと


6ラウンドやって、もっとも勝利点を稼いだプレイヤーの勝ち



ラウンドの最後に効果を発揮するカード
①マスケット銃兵/3 Musketeers
マスケット銃兵が置かれている列の全ての影響カードは
特殊効果が無効になる。カードのポイントのみで判定される。
※ドッペルゲンガーはポイントを得られない。
②魔法使い/Wizard
その列に置かれている10以上のカードが全て取り除かれる。
同じ列に複数の魔法使いが居る場合は、効果が相殺される。
※10以上のポイントを持つドッペルゲンガーにも適用されます。
③魔女/Witch
その列に置かれている9以下のカードが全て取り除かれる。
魔女自身は、この効果の影響を受けず取り除かれない。

同じ列に複数の魔女が居る場合は、効果が相殺される。
※9以下のポイントを持つドッペルゲンガーにも適用されます。

④王子と小姓/Prince & Squire
同じプレイヤーの、この2枚のカードが同じ列にある場合
数値に関係なく目的カードを取得します。
隠者/Hermit
この列に置かれたカードの枚数(隠者自身を除く)と
同じ数だけ隠者の数値を減らします。
たとえば、隠者以外に5枚のカードがその列に置かれていたとすると
隠者の数値は、12-5=7となる。
小さな巨人/Small Giant
この列に置かれたカード(小さな巨人自身を除く)1枚につき、
小さな巨人の数値を3ポイント増やします。
たとえば、小さな巨人以外に4枚のカードがその列に置かれていたとすると
小さな巨人の数値は、2+3×4=14となる。
ドラゴン/Dragon
このカードが置かれた列の、他のプレイヤーのカードを全て-2。
つまり、このカードを置いたプレイヤーのカードは影響を受けない。
ただし複数枚のドラゴンが同じ列に置かれた場合は
他のプレイヤーのドラゴンの効果については影響を受ける
ドッペルゲンガー/Doppelganger
このカードの数値は、カード列ですぐ下に置かれたカードの数値と同じになる。 ドッペルゲンガーの下にカードが無い場合は、ポイント無しになる。
ロミオ/Romeo
同じ列に、同じ色のジュリエットが置かれている場合
このカードの数値は15になる。
乞食/Beggar
乞食が置かれている列では、
数値の合計が最も少ないプレイヤーが目的カードを獲得する。
カードを置いていない、あるいは数値の無いドッペルゲンガーしか
置いていないプレイヤーは獲得できない。
ちなみに透明マントだけを置いているプレイヤーは
数値0となり最小なので、目的カードを獲得できる。
オープンにされたとき発動するカード
冒険者/Explorer
右の列に移動する。
暗殺者/Assassin
このカードをオープンさせたカードを除外する。
嵐/Storm
このカードがオープンになったら、それ以上カードを置けない。
※「嵐」がオープンになっている列に「冒険者」が移動してきたら
 「冒険者」はさらに移動する。
透明マント/Invisibility Cloak
手札から1枚、伏せてカードを仕込むことが出来る。
裏切り者/Traitor
目的カードの位置を入れ替えることができる。
Stepponat, Lutz

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