たっくんのボードゲーム日記

No.266
ジャンボ
Jambo

プレイ人数:2
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 必須!!





ボードはありません、2人対戦型のチップとカードを使ったゲームです。

コンポーネントその1、アクションチップ5個



このゲームはアクションポイント制で、手番では5ポイント使えます。
手番の相手が1回アクションを行うたびに、このチップを1つずつ
自分の方に持ってきます。

つまり、5個持ってきたら手番交代となる。


コンポーネントその2、お金チップ


1金と5金の2種類。最初に20金ずつ持ちます。

お金を稼ぐのが目的のゲームです。
60金、貯まったら最後にもう1回相手が手番をやってゲーム終了となる
もちろんお金が多い方の勝ち。


コンポーネントその3、商品タイル



これをうまく取引してお金を稼ぐ。


まず最初に、6マスの露店カードを1枚もらって自分の前に置いておく。



これが、自分のお店。商品は6個まで並べられるのだが
なぜか6個目の商品を置くときは2金、費用がかかってしまう。


なので、露店は拡張できる。



両プレイヤーを通じて1番最初に拡張するときだけ6金
以降は3金が費用としてかかる。
この拡張した露店に商品を置くときは費用は一切かからない。


そして商品カード。商品が3つ描かれている。



これを使って商品を仕入れたり、売却したりするのだが


まず仕入れる場合は、左下の数字の分の費用を払う。



この場合は4金。んでカードに書かれている商品タイルをもらって露店に並べる。

逆に売る場合は、カードに描かれている商品がすべて自分の露店に並んでいなければならない。
売却できる場合は、カードの右下の金額で売却できる。
このカードの場合は11金。


それ以外に、人物カード、動物カード、アイテムカードの3種類があって



プレイすることでカードに書かれている効果が得られるのだが
人物カードと動物カードは使い捨て。
アイテムカードは、自分の前にオープンにしておいて次以降の手番でも使うことが出来る。

ただし、オープンにできるのは3枚までで、4枚目をオープンにしたいと思ったら
1枚捨てなければならない。
1回使ったアイテムカードは、その手番では使えなくなる。(次の手番からまた使えるようになる)


■ゲームの流れ

まず最初に20金と6マスの露店カードを受け取り
残りのカードはすべてシャッフルして5枚ずつ配る。



手番では、まず山からカードを1枚引く(1アクションポイント消費)
かどうかを決める。
引いたカードがもし気に入らなければ捨てて、さらにアクションポイントを使って
カードを引きなおすことができる。




いいカードが来たら手札に加えて、カードのプレイに移行する。

手札あるいは、オープンにしてあるアイテムカード1枚使うにつき1アクションポイントを消費する。


んで、5アクションポイント消費したら手番終了。

これの繰り返しで仕入れては売って、仕入れては売って稼いでいく。
人物・動物カードやアイテムカードの内容は商品タイルを交換するだとか
カードを余計に引けるだとかそんな感じ。読めば分かる。日本語化は必須。


どちらかが60金に達したら、相手の手番を最後に1回やってゲーム終了。
持ち金の多いほうが勝ち。





Dorn, Rüdiger
プレイ記



相棒と対戦




さて、配牌。んー、どうなんだろう良く分からん。。




とりあえず、カードを引く


うーん、とりあえず適当に仕入れてみる?


俺の露店には赤い布が3つ並ぶ




相棒は、アイテム豹で腕輪を購入




さらにその後


相棒「じゃ、これで商品買う」



へえ~、好きなもの買えるってのはいいな


相棒「じゃ、2金払うね」


うい



俺「あ、俺もヒョウ引いた」



ん?待てよ・・



この商品カード、同じのが2枚手元にあるんだよな


てことは

俺「じゃあ、これで仕入れる」


こんな感じになったわけだが




まあ、即座に同じカードで売っぱらうw


俺「なんだか、やらずぼったくりみたいな感じ」(笑



少しずつお金が貯まりはじめたぞ



相棒は・・・元本割れw

俺「なにやってんの~?」

相棒「いいの!今から増やすんだから」



だんだん要領が分かってきたぞ


できるだけ、ラインナップが似たような商品カードを集めれば効率が良さそうだな。


俺「よし、売る」




だいぶ貯まってきた





残ったカードはカスなんだけどさ^^;


俺「この、戦う人たち要らん・・」



そのときの相棒の所持金


まだ元本割れ^^;

相棒「う・る・さ・い」(-_-#)



お金的に余裕が出てきたので、お金をカードや商品に換える手段を確保しておく




だいぶ追い上げられてきたけど、まだまだ余裕




相棒「塩とフルーツと腕輪、仕入れる」



俺「ちょっと待った」





俺「同じ商品、俺ももらう。タダで♪」





相棒「あー、なんかずるい」

俺「さっき、同じことやったくせに・・」



相棒「なんか毛皮屋さんになっちゃった^^;」




俺「あ、拡張店舗。これは取っておこう」



俺「じゃあオウムでその毛皮1つもらう」



相棒「あー、いいよ。持ってって。」

相棒「毛皮ばっかりでどうしようかと思ってたところだから」


あんまり痛手にはならなかったみたい。


まあいいや拡張した店舗に、ぶんどった毛皮を並べる



店舗の拡張に6金かかってしまったのだが・・



ジリジリ追い上げられる


まずい。。


ぱったりと商品カードが手元に来なくなる


塩3つのカードを残すのみ

俺「くそ、塩か・・」





1個足りない


あまりにも商品カードが来ないので、塩はヒョウの像でお金を払って仕入れて


残りはポルトガル人を使って1つ2金で売り払ってしまった。

これで俺の露店は完全に品切れ状態


それを見ていた相棒


相棒「ふーん・・えーと、これがこうなるでしょ」

相棒「もうそっちは商品が無いんだよね」

相棒「じゃあ、終わらせちゃお」


相棒「これ売って、ハイ66金。60超えたよ」


やばい、非常にやばい


商店はガラガラの上に、手札もすっからかんなんですけど・

相棒「うん、だから大丈夫かなって思って」


とりあえず、カードを引く。。


お、商品カードだ。まだ望みはあるか?


井戸を使って、カードを追加で1枚引くことにする。

俺「頼む!!・・・」


俺「ダメだーーーーー」





結局55金、負け。

最初、あんなに優勢だったのにな。

途中で余裕だと思って、羽振り良く金使い過ぎたのが失敗だったか


人生の教訓になったような気がしました

なんとなく



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

アクションポイント制というシステムなので、ある程度は仕方ないと思うんだけど
ちょっとダウンタイムが長いかな、2人専用ゲームの割には。

やることそのものは、そんなに複雑じゃない・・というかむしろシンプルなんだけど
テキストカードが多いので、引いてきたカードを読んで咀嚼して、というのを
5アクション分やるには、やっぱりちょっと時間がかかってしまう。

そういうところで、切れ味の悪さを感じてしまう。

プレイ感としては、まあまあそこそこ面白いんだけど
はっきり言って、これはそんなに大したシステムじゃないと思う。

極めて凡庸なシステムだと思うなー、これは。。

対戦相手とのカラミという点で見ても、カードの特殊効果によるものが
ほとんどすべてで、基盤のシステムとして演出できているものがとても薄い。


でも、ゲームデザインとして面白くないからと言ってプレイしてて面白くないかというと

これがそうでもない。

いかにして、より効率的に稼ぐかとかそういうのを考える楽しさは十分にある。

また、コンポーネントの構成がとてもシンプルでセットアップが楽なのも地味にイイ。

カードの量は割と大量なんだけど、6マスの露店カード2枚以外は全部まとめて
シャッフルすればOKだし、あとは1金、5金、商品、アクションポイント
これら4種類のチップを小分けにしておくだけで済む。

そういう部分では、すごくプレイし易いんだけど

やっぱなー、言語依存が高いこととダウンタイムの長さに起因するもっさり感。
特筆しなければならないような点があれば、そういうのもある程度は許容するんだけど・・

プレイし易い上に決してつまらなくないだけに、評価に悩むところなんだが

これでBをつけてしまうのはちょっと甘いかな。

あ、でもシビアさみたいなものもあまり感じないので
初心者の人がちょっとプレイする、というのには割と向いてるかもしれない。

2012/02/29


JohnnyBet



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