たっくんのボードゲーム日記

No.545
ジャックと豆の木
Jack & le Haricot Magique

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


緑の特殊ダイスを振って、積み上げていくバランスゲームです。
ダイス以外にも何やら、雲みたいなタイルが挟まっていますが・・



プレイヤーは、1から7までの数字が書かれたカード7枚を受け取ります。



7枚のカードを良く切って、3枚引いて手札とします。



で、1枚選んで伏せて出して、一斉にオープン!
出したカードの数字が小さい順に、ダイスを振って豆の木を積み上げていきます。


上の場合、1のカードを出したプレイヤーからダイスを振ります。
出したカードには 1/2 と書かれているので、ダイスを1つ振るか、2つ振るか選択できます。

振った目が、袋の目だったらそれを積んで



その上に、自分の色の袋の絵が描かれたタイルを置きます。



袋の目のダイスがまだあったら、それも置いて、、



さらにタイルを置きます。



崩さずにうまく置けたら、置いたタイル1枚につき得点カードを1枚受け取ります。


途中で崩してしまったら、得点カードは1枚ももらえません。

そんな感じで、出したカードに書かれた数字の順番に手番を行います。


2のカードも、ダイスは 1/2 と書かれているので、振るダイスを1個か2個か選べます。

豆の木の高さ的に、まだまだ崩さずに積めそうと思ったらもちろん2個振るのですが。。

「巨人の目」が2つ出てしまったら



タイルは置けず、ダイスを積まなくてはなりません。



「巨人の目」が1つの場合は積まなくて良い。


あと、この目の場合は、1個の場合でもそのダイスを積んで



さらにその上に、円柱を置かなければならない。



で、いつかは崩れる訳で・・このときは、崩れた中に含まれている雲タイル1枚につき、その持ち主が得点カードを1枚もらえます。
ただ、崩してしまったプレイヤーはもらえません。


上の場合、崩してしまったのが緑のプレイヤーなら、赤と青のプレイヤーは得点カードを1枚ずつもらえますが、緑のプレイヤーはもらえません。

となると崩れそうな状態の場合は、積みたく無いので「誰かが崩した後に悠々と積みたい」という思惑から、大きい数字のカードばかりになったりします。


まあ、崩さない自信があれば1とか2でも全然良いんですが。

ゲーム中、1人につき1回だけ、積み上げられた豆の木に向かって斧を投げることができます。


斧が見事に豆の木に命中して崩れた場合は、誰も得点カードをもらえません。

自分の得点タイルが含まれてなくて、他のプレイヤーのタイルばかりだったらやってみる価値があります。

こんな感じのゲームです。





Frédéric Morard
プレイ記

タケイさん、ミッチー、たっくんの3人プレイ



出したカードは、、タケイさんが5、ミッチー1、たっくん2 でミッチーからダイスを振る。

で、なんか、袋の目が2つ出て、崩れるわけもなく悠々と2枚のタイルを乗せる。




タケイさんも袋の目を出してタイル乗せる。



自分は、巨人の目が2つ出て1枚も乗せられず・・

袋の目が出ないとどーにもならん・・・


ミッチー「斧使いまーす」


えー、自分のタイルも入ってるのに良いの?

なんか、単純に斧投げて崩してみたかったらしい。

しかし、まあ、運よく?ハズレ



で、結局自分が崩してしまい・・



うーん、どうしようかな。



せーの!



1、4、5、よっしゃ自分からだ



ようやく袋を2個引く




もちろん、これは楽勝で積める。



ミッチー



うーん、残念。



せーの



オープン!


みんな、出した数字が大きい。

そうだよな、そろそろ崩れそうだもんね・

しかし、これが意外と





崩れない・・


と思ったらミッチーが崩した^^;


ということで、また余裕の状態から積める。










袋3つ!



でも、タケイさんの勝ち。


袋の目を多く引いてたのもあったと思うけど、ダイス3個置ける大きい数字のカードの出し方がうまかった気がする。


その後、ミッチーの斧の練習。


見事命中w ゲーム本番でもそんな感じでできれば良かったねー。まあ、当たってたら自分のタイルも巻き添えだったけど^^;



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

読みの要素が入ってるアクションタイプのゲームってあまり無いように思う。
けど、これってかなり相性の良い組み合わせなんじゃないかな。

パッと思い浮かぶところだとクロンダイクあたりが同じタイプに分類できそう。

今の豆の木の状態で崩さずに乗せることができるかどうか、、
自信があるなら小さい数字のカードを出せば良いし、これは無理だと思ったらできるだけ後からやりたい。
このあたりの思惑の交錯にちょっと独特な面白さがあると思う。

土台となるサイコロは微妙に斜めになるようになってて、結構不安定。
でも難しすぎる感じではなくて、アクション部分の難易度としては良い感じに調整されてる。

正直、ゲームを構成する主な要素としてはこれだけで十分だと思う。

ダイス運とかあるけど、これちょっと余計なように感じた。

カードで順番が決まった後にダイスを振るんだけど、これだと結局ダイスの目次第っていうのが強くて・・・
折角の読み要素の面白さを減らしてしまっているような。。

これ、逆にしたら面白くならないかな?

つまり、カードを伏せて出す前にダイスをあらかじめ振っておくというのはどうだろう。

振ったダイスの目はオープン情報にして、誰がどんな目をいくつ出したかを見て読みの材料にできるようにするとか。

運要素が手順の中で後の方にあると、「結局運ゲーじゃん」ってことになりやすいと思うんだよね。

やっぱり運要素が強いアクションは、手番の最初がいいと思う。

斧も、まあ、それ自体は楽しいとは思うけど、これもちょっとゲーム全体の中ではあまり生きてない気がするなぁ。

2017/08/31


JohnnyBet



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