たっくんのボードゲーム日記

No.155
イチゴリラ
Ichigorilla

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約10

ルール難易度 簡単。ようするに神経衰弱。
日本語化 不要




ゲーム内容の前に、箱をちょっと見て欲しい。



このコンパクトさ、すんごい小さい。


中身は、、というと。こんなタイルが入っている。



タイルに書かれている数字は枚数を表していて
ヨットなら4枚、だいこんなら2枚あるということ。


これで何をするのかというと、まず全部裏返しにする。




で、1枚ずつめくって同じのが出たらそのタイルをもらえる。



要するに神経衰弱だ。


ただし2枚とは限らないので、たとえばゴリラなら
5枚全部めくれなければタイルはもらえない。



神経衰弱なので、めくってる途中で違うタイルが出てしまったら
元通りに裏返して手番終了。

1枚しかないタイルは、めくったら即もらえるのだが
他のタイルをめくった後で出てきてももらうことはできない。


あと、通常の神経衰弱と違って
連続手番ナシ

つまり、当たったからといって続けてめくり続けることはできない。
1回タイルをもらったら、その手番は終了。


ところで、タイルは若干紛らわしいデザインになっていて



まぁ、「だいこん」と「にんじん」はあまり間違えそうもないけど。

基本的にこれだけ。


一応、拡張ルールも入っていて



「にじ」が2枚に「おばけ」が1枚


まず「おばけ」は、めくられたら、、



すぐに裏返して別のタイルと場所を交換する。



場所が分かりにくくなるわけですね。


そして「にじ」 たのタイルをはさむようにめくることができると
「にじ」とはさんだタイル両方をもらえる。



たとえば、この写真のように
「にじ」→「どろぼう」→「どろぼう」→「どろぼう」→「にじ」

とめくることができれば5枚もらえる。
「にじ」→「にじ」とめくって、にじだけもらうというのも可
ただし、はさめるのは1種類だけ。


もちろん、一番タイルを多く取れた人の勝ち。






評価・・・

※評価の基準についてはこちら

あのね、枚数が2枚とは限らないという味付けはあるんだけど
結局のところただの神経衰弱の域を脱していないと思う。

このコンポーネント、ゲーム内容で1500円は割高感があるなぁ、残念ながら。

コンポーネントの質自体は、まぁまぁ良く出来てる方だと思うけど。
でもね、これやるんだったらにわとりのしっぽの方がぜんぜん面白い。

「ごりら」と「ごくう」、「ヨット」と「じょうぎ」
一見紛らわしくなるように工夫されているのだが
結局、言葉で容易に認識できてしまうため、絵柄が似ていても
それほど混乱しない。
にわとりのしっぽの場合は、なんで覚えづらいのかというと
言葉で置き換えづらいからだと思う。
ひよこっぽい絵、たまごっぽい絵、分かりやすいものに
置き換えにくいと、人間は記憶力をフルに発揮しづらいのだ。

加えて、せっかく覚えてもタイルを取られてしまったら
覚えたことがパーになってしまうのも辛い。
連続手番が無いため爽快感もあんまり無い。

場所を入れ替える「おばけ」は、なかなか面白い要素だが
1枚しかないため、頻繁にタイルが入れ替えられることもなく
結局おまけ程度でしかない。

そして「にじ」に至っては、かなりどーでもいい。

神経衰弱というゲームは、それなりに楽しめる要素を持っているため
イチゴリラも、まったくつまらなくは無いんだけど
イチゴリラでしか味わえない何かに乏しいと言わざるを得ない。

5~600円レベルのゲームかなぁ・・・
コンポーネントの質は、それなりにいいのに残念。


JohnnyBet



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