たっくんのボードゲーム日記

No.74
へーゼルナッツの騎士
Die Ritter von der Haselnuß

プレイ人数:3 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




各プレイヤーはリスになって、森の中を「へーゼルナッツ」を探してまわります。
で、集めたナッツはボードの左上か右下の「ねぐら」へ持ち帰ります。



森の中には8箇所、カード山があってここにナッツが隠されている。
ボードの下~右の外周部は得点チャート。

ここがねぐら。




ナッツをたくさんねぐらに持ち帰るほど高得点なのだが
森の中にはときどき強盗が現れて集めたナッツを奪われてしまうことも。。

持ち帰った
ナッツの数
得点
1点
3点
6点
4~10点
手駒のリスはサイコロを振って動かします。 目は1~3まで 止まった場所のカード山を1枚、他のプレイヤーに見られないようにめくります。 この写真のようにナッツだったら、全員に見えるように自分の前に置いて獲得します。 しかし、もし盗賊だった場合は、、 そっとカードを戻します。 ちなみに盗賊は、この3種類。 テンのマックス ヤマネコのレオ キツネのフリッツ どの盗賊だったか良く覚えておきます。 で、別のリスがその場所に来たら盗賊の名前を声に出して呼びます。 「フリッツ!」とか。。 合っていたら、名前を呼んだプレイヤーが+2点 呼ばれたプレイヤーは持っているナッツを全部捨てなければなりません。 ただし間違った名前を呼んでしまったら-2点。 集めたナッツは自分の前に並べておく。 ★ゲームの終了★ どこか2箇所のカード山がなくなるか 誰かが得点チャートの最後までたどり着いたら終了です。
Teuber, Klaus
プレイ記



父(青)、母(緑)、相棒(赤)と4人プレイ。俺は黄色。



最初のうちは、みんなせっせとナッツを集めるのだが
だんだん、引いたカードが山に戻されていく・・つまり盗賊。



俺「レオ!」

相棒がさっそくワナにかかった^^



俺「ハイ、ナッツ全部捨てて~♪」

相棒「え~・・・」



俺は2点ゲットと^^



「フリッツ!!!」

父「えー、ホントに~?あ、ちっくしょう」



どんどんナッツ捨てさせられていく。
最初のうちは、どのへんが危なそうか覚えていたのだが
だんだん分からなくなってくる。。



でも、なんとかナッツ3つ集めたぞ、俺。




父「2か~、うーんどうしようかな~」




父「1、2と」キョロキョロ・・(誰かから声がかからないか気にしてる)




母「じゃ私、これであがるわ」
俺「じゃ、ナッツ1個だから1点ね」 もはや、まわりは地雷(盗賊)だらけ^^; みんな1箇所に集まって盗賊に怯えている図(笑 最初は父がいい調子だったんだけど 最後の追い上げが効いて、結果は俺の勝ち^^ 父「これ、面白くない」^^;

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これは面白い!
人数は3人、できれば4人でやりたいところだが3人でも十分面白い。
2人はカラミの関係上ちょっとキビシイ・・

ルールは非常に簡単だし、コンポーネントもシンプルでセットアップも楽。
他のプレイヤーがせっせと集めたナッツを捨てさせることに成功したときはけっこうスッキリする。
なにより、盗賊の名前を声に出して言うってこと自体が気持ちいい。

ワナを張って待つちょっとしたドキドキ感、盗賊の地雷だらけのフィールドを歩くちょっとした恐怖感
いずれも軽い感じではあるものの、面白味としては十分と言っていい。

ルールが簡単なので子供向けのゲームとしても優れていると思う。
子供ゲームにありがちな記憶力系ではあるのだが、8箇所だと思って侮っていると痛い目に遭う。
山のカードは常に変化するし、誰がどこの山を見ているかを正確に覚えているのはかなり難しい。
だから面白い。たくさんのナッツを抱えたまま、どこに盗賊がいるかもしれないフィールドを通るときは
思わず他のプレイヤーの顔をうかがってしまう。
そしてそういうプレイヤーがいると分かったとき、自分の張っているワナにかかるのを待つのは
なにかちょっとした優越感みたいなものを感じることができて面白い。

盛り上がるので、大人向けのパーティゲームとしても非常にGood!
ただ、4人までしかプレイできないのがちょっと難点ではあるが。。

深い戦略性や競技性みたいなものはほとんど無い。
人間の記憶のあいまいさと、落とし穴を掘って落ちる人が現れるのを待つスリルみたいなものを
みんなでワイワイ楽しむゲームと言える。

この種のゲームとしては非常に纏まりが良く、完成度が高い。
ちょっとおまけかもしれないが、最高評価のAを付けたいと思う。

あー、でもできればコマはプラスチックじゃなくて木製が良かったなぁ・・・


JohnnyBet



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