たっくんのボードゲーム日記

No.546
ハンザ 変化の風
Hansa Wechselnde Winde

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約60

ルール難易度
追加ルールは少なく基本セットで遊んだことがあればすぐ遊べる。
日本語化
不要


ハンザの拡張ボードです。

チケットトゥライドみたいに、国や地域が変わっている訳ではなく基本セットと同じくバルト海とその周辺地域が舞台です。



ちなみに基本マップはこれ。



航路(陸路)がちょっと減ったり増えたりしていたり、矢印の向きが変わっていたり。
あと、配置される商品マーカーの数が変わっている都市もあります。



拡張セットに含まれるコンポーネントとしては、ボードだけで基本セットの箱に収めておくことができます。
箱のフタが多少浮いてしまいますが・・

■追加ルール

逆走:2ターラー払うことで、矢印とは逆向きに船を動かすことができます。


■追加の得点ルール

・ゲームの終了フラグを立てたプレイヤーは3ポイント獲得。
※1ターラー払って商品マーカーを都市に補充したとき、ストックの最後の山を使ったプレイヤー

・ゲーム終了時、ゲームボード全体で1つの都市に最もたくさんの販売所トークンを置いているプレイヤーは2ポイント獲得。

・ゲーム終了時、販売所トークンを置いている都市の数が最多のプレイヤーは4ポイント獲得。

・ゲーム終了時、樽1つの商品マーカーを最も多く売却したプレイヤーは5ポイント獲得。





Schacht, Michael

評価・・・

追加コンポーネントとルールをパッと眺めてみると、基本セットとあまり違いが無い印象で非常に地味。
ハンザは好きなゲームなので、手に取ってみたもののなんとなく遊ぶ機会を逸していた。

で、実際に遊んでみての感想ですが、

すごく面白かった。

戦略的な部分もあると思うので、もっとやり込んでみないと分からないことも多そうなんだけど、マップのバランスがうまく調整されてる気がする。

追加ルールは一切無しで、基本セットのルールのままマップだけ拡張ボードのを採用しても良さそうなくらい。

これあったら、基本マップ要らないかもしれないな。

基本マップだと、展開によってはマップの西側か東側かに船が偏って動くことがあって
まあ、そうした方が有利になるとかそういうのはあると思うけど、
ゲームボードの半分しか使われていない状態というのはゲームバランス的なところでどうなのかなぁ?と思っていた。

拡張マップではこの点が改善されているように感じられて、船が自然と満遍なくボードの端から端まで動く。
その大きな理由として思ったのは、中央付近の2つの都市 Kalmar(カルマル)と Danzig(ダンツィヒ)に配置される商品マーカーの個数と交易路の流れ。

Danzigは3個の商品マーカーが配置される唯一の都市で、
Kalmarの方は商品こそ1つしか置かれないものの交易路の流れを見てみるとボード右側の都市からの矢印が集まっていて拠点になりやすい。

つまり、中央付近の重要性が増してるかな、と。

重要なので、これらの2都市のどちらかで手番が終わることが多くなり、次手番のプレイヤーは選択肢の幅が広がりやすい。

そして、2ターラー払うと矢印とは逆向きに移動できるルール(逆走)が意外なほど面白い感じ。

ルール読んだだけだと、それってコストが高すぎるんじゃないの?と感じたのだけれど。。
でも行きたいところが逆走した先にあるのなら、矢印に沿って迂回するよりもダイレクトに移動した方が有効そうなケースって結構あった。

単純に基本マップでは交易路の本数が少なかったから取れる選択肢の幅が狭くて窮屈だったという話なのかもしれないけど。

このあたりが基本セットには無い面白味と言って過言じゃなさそう。

それに対して追加のボーナス得点ルールは、まあピンと来たのだけ採用するくらいで良いと思う。
全部採用だとちょっと蛇足感があるかも。


重量級の部類になりそうだけど、これなら4人プレイも悪くなさそうな予感がする。

少なくとも3人プレイは非常に良かったので、ハンザ好きな人には是非オススメしたい。


2017/09/10


JohnnyBet



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