たっくんのボードゲーム日記

No.392
おばけキャッチ名人技
Geistesblitz 5 vor 12

プレイ人数:2 - 8
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


久しぶりにドイツから輸入してみました。


おばけキャッチの最新作です。

箱がひとまわり大きくなってて、値段もそれに伴って少々ビッグサイズに・・

というのも、今回は大きめのコマが9個も入ってます。





もちろん、一度に全部使います。



基本的なルールは変わらないのだけれど、今回はカードに3個描かれてます



帽子、コウモリ、カギは色が一致しない・・



赤、青、緑は形が一致しないのでこれも違う



ということで正解はこのオッサンおばけですねw



さらに、オバケと時計が両方描かれている場合は
コマを取るんじゃなくて、時計で示されている時間を言います。


ドイツ語だと「12時5分前」という表現になるのだけれど
日本語なら「11時55分」でもOKにしても良いかな?

今までは、こういうルールは追加ルール扱いになっていたけれど
今回はこれがベーシックルールに含まれています。

当然、示されている時間もいくつかバリエーションがあります。



で、今回も追加ルールがいくつか用意されているのだけれど
その中で、ちょっと目新しい感じのがあったのでちょっとご紹介します。


鏡が描かれている場合は、、
鏡に映っているものを取ります。

色は関係ありません。

中には、ちょこっとしか映ってなかったりするのもあったりして・・



どんだけ混乱するんでしょうね、これ^^;





Zeimet, Jacques

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これ最初に見たときは、「やり過ぎだろ」と思ってたんだけれど

いいですね、これ

バリアントルールをどの程度入れるかにもよると思うんだけれど、初代+2よりも
こっちの方が頭の中の混乱具合が面白い感じ。

まあ、初代のおばけキャッチをまったく知らない人にいきなりこれを勧めることはできないけれど
これはこれで、非常に良い進化の仕方をしてると思う。

初代と2を混ぜて遊ぶのももちろん凄く面白かったんだけど、これは1のグループ、これは2のグループみたいな
区分けを感じてしまって、一体感として少し物足りないところがあった。

実際そうなってたわけだけれど。

それぞれのグループの結びつき具合がちょっと弱くて、「この場合はこっち」みたいなのを
感じるようになってしまうと、単に2つの独立したゲームを同時に遊んでるようにも思えてしまう。

やっぱりこういうのは、少し慣れて来たら基本的にぐじゃぐじゃに絡み合ってた方が面白いんですよ。
ただし、ルールそのものは簡素にシンプルにという前提でね。

そういう意味で、本作は1+2みたいな雰囲気のある難易度なんだけど
3じゃなくて、4もしくは5くらいの仕上がりになってるような気がした。

時計の時間を言うっていうのが基本ルールに入ってるのは少し気になったけれど
違和感を感じる、あるいはウチの息子みたいにまだ時計が読めない子と遊ぶなら省いてしまえばいい。

代わりに、鏡のバリアントルールを入れたっていいし。

それにしてもあの鏡ルールは、これまた面白いですね。
ちょっとだけしか映って無いどころか、そもそも鏡は描かれてるけれど何も映ってないというカードも紛れてて・・

もう、クドクド語るまでもなく面白いですよ。

コンポーネントが豪華に増えてる分、箱も大きくなって値段も高めになってるけれど、それに見合う価値は十分ありますね。

フクロウが赤いのだけは個人的に気に入らないんだけど^^;

2013/12/20


JohnnyBet



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